太宰視点
私の目の前には、すやすやと幸せそうに眠る姫がいる
太宰「フフッ、愛らしい♡」
顔も性格も声も仕草も全てが愛らしい。
あぁ、凛音の全てが私のものにはならないだろうか
いや、どんな手を使ってでも私だけのものにしてみせる
太宰「いつか私以外見れなくしてあげる♡」
チュ♡
太宰「唇は、私のものになったときまでお預け♡」
ー静かな部屋に、甘いリップ音が響いたー
凛音視点
凛音「太宰さーん!準備できましたよー!」
太宰「それじゃあ、行こうではないか!」
凛音「はい!」
ガチャ バタンッ
in 外
なんだか久々のお出かけだなぁ、、、
けど、太宰さんあんまり楽しそうな顔してない。さっきからキョロキョロしてばっかだし
やっぱ周りの視線が気になるのかな。そりゃそうだよね
ときどき忘れちゃうけど、ここは美醜逆転の世界なんだから。
でもやっぱり、太宰さんには笑顔が一番いい。よし!
凛音「太宰さん!あそこのクレープ屋さん、行きません?」
太宰「クレープ屋?あぁ、良いとも。行こうじゃないか」
ー太宰は少し驚きながらも、頬を緩め笑ったー
凛音「それじゃあ、しゅっぱーつ!」
ーと、凛音が少し小走りした瞬間ー
ドンッ
ー前から来ていた人にぶつかったー
凛音「グヘッ!?」
???「ッ!?」
ーぶつかった人は少しよろめき、凛音は太宰の方へと飛ばされたー
太宰「大丈夫かい!?怪我は、、、なさそうだね」
凛音「痛ってて、、、あ!大丈夫ですか!?」
ぶつかったならちゃんと謝らなきゃ
ー凛音がぶつかった人の方に目をやるとー
へ、、、あの服装、深く被った帽子から見える髪色
そして、なによりも、、、あの身長、!!!
中原中也だ!
???「あぁ、こっちもすまねぇ」
ーそう言って、立ち去ろうとしたがー
太宰「こんなところで何しているのだい?」
太宰「”中也”」
中原「チッ」
中原「それはこっちのセリフだ、クソ太宰」
ー中也は深く被っていた帽子を少しあげ、太宰を睨んだー
太宰「私は今、姫をデートをしていたのだが、、、」
太宰「チビに会うならお家デートでもすればよかった」
ーと、あからさまに不機嫌そうな顔をしたー
太宰「凛音。こんなチビ放って置いて、クレープ買いに行こうかニコッ」
ー太宰は凛音に手を差し伸べたー
凛音「えっと、」
なんだ?手を握れとでも言うのか?心臓が持たんぞ。ていうかさっき、サラッと姫呼びされちった☆
太宰「、、、もう、遅いんだから」
ギュッ
ー凛音が遅いせいか、太宰が凛音の手を握ったー
凛音「うへッ!?//」
太宰「さぁ!行こうではないか!」
ー太宰はルンルンとした雰囲気で歩き始めた。が、ー
凛音「ちょっと待ってください!!」
折角中也に会ったんだ。この機会、逃してたまるもんか!!
凛音「中也さん!ぶつかってしまったお詫びとして、クレープ奢らせてください!!」
中也「はッ、!?//」
太宰「は?」
コメント
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中也登場!✨ 夢主ちゃん大歓喜だね (笑 ゆみあ も大歓喜だねぇ 、 ゆ 、夢主ちゃん … 恐ろしい子 、!! 太宰さんの嫉妬見え見え! 中也も 、 見え見えだよ!! やっぱり 、相棒って 似るもんだな。