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side.もとぅ
涼ちゃがレコーディングに行ってしまった。
なんとなーく寂しいので、若井のところに行って、後ろから抱きしめてやった。
大森「若井…はぁ〜若井だあ…」
若井「うお、元貴か。どうした?」
大森「別に、なんもない」
若井「嘘つけ。なんかあった?」
2人でソファに座って、涼ちゃんのレコーディングを見守る。急に抱きついた俺に、若井はゆっくり問いかけてくる。困ったような、心配したような顔で。
大森「ちょっと寂しいなって思っただけ。」
若井「そっか。」
俺は涼ちゃんとちょっと似てて、結構落ちる。落ちるっていうより、寂しくなっちゃうんだよね。若井は俺たちの変化に敏感で、すぐに包んでくれる。
俺は、曲に命を注いでるから、よく空っぽになる。自分でもダメだとは思うんだけど、曲の為にご飯や睡眠を削る。そのせいでメンタルが不安定になってフラフラになっちゃったりするんだよね。そんな時、2人はいつも心配してくれて、近くにいてくれるから、安心できるし甘えちゃう。2人がいて、本当に良かった。
若井「気づかなくてごめんね。」
大森「うん。若井ってさ、いつも俺たちのことよーく見てるよね」
若井「当たり前じゃん。逆に2人しか見てない」
大森「なんだそれ。でも、ありがと」
若井はとにかく好青年だ。そして、すっごく強い。へこんでるのなんか、見たことない。
いつも俺と涼ちゃんを包んでくれて、何かあったらずっと傍で支えてくれる。
それに、若井はすごくストイックで、自分から甘えたりしない。なんというか…すっごい彼氏感。かっこいいのはもちろんだけど、包容力が半端ない。一緒にいると安心できて、いっぱい甘えちゃう。
大森「若井って強いよねえ…」
若井「そうかあ?」
大森「だって落ちないし、お兄ちゃんって感じ」
若井「…ありがと、」
若井の反応になんだか違和感があったけど、大したことじゃないと忘れてしまった。
あまえたもときさんがいらっしゃいますねえ