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翌朝、起きると知らない家のソファで寝てた。俺昨日ロメオと酒場行って、酒飲んで……どうしたっけな……。
「あ、起きたか?」
「おー、ロメオ……ここロメオの家?」
「そうだべ。酒場で飲んでたらおめぇ急に酔ってあれ以上飲んだっきゃ潰れると思ったから帰ってきたんだ。笑ってばっかで呂律も回ってねえし苦労すたわ」
「マジで? 迷惑かけたよな、ごめん」
「それより、体調の方はどうだ? あんだけ飲んだから頭痛ェとか吐き気がするんじゃねェのかと思ってよ」
「めっちゃ具合悪い」
「寝てろ!!!!」
ロメオに怒られた。ソファに寝転がり、もそもそと毛布の中に潜り込んで、二度寝を決め込んだ。
次に目が覚めた時は昼過ぎだった。
「ん゛ん゛……ロメオ…?」
ソファから降りて家の中を歩くが誰もいない。
――きゅるるる……
「腹減った…」
勝手に人の家の冷蔵庫とか漁るのは気が引けるしなぁ……。なんて思っていると、玄関の方から足音が聞こえてきた。
ガチャリ、という扉の音と共に現れたのは、ロメオだった。
「あ、ロメオ」
「もう起きて大丈夫なのか?」
「おう、寝たら大分良くなった。俺お腹空いちゃってさ、なんか食うものないかなって思ってたんだけど…」
「ちょうど今買ってきたんだべ」
「やった~」
ありがたくロメオが差し出してくれたサンドイッチを頬張った。
もぐもぐと口を動かしながらどうにかシャボンディ諸島の方まで行く手段を考える。レドリック王国で俺が用意したあの船は今海軍本部にある。一般海兵のお使い用にでも使ってくれ、と預けたので今俺の手元には船がない。とはいえここからシャボンディまで向かうような都合のいい船があるとも思えない。
「難しい顔してるどもどうした?考え事か?」
「ん? んー、そう。俺、旅人だって言ったじゃん?」
「言ったな」
「すぐにでもここを出たいんだけど、船調達すんのがちょっとばかしめんどくてさー」
「めんどぐさがってねえで早ぐ買いに行げ」
「ですよねー。じゃあもう行くかな。泊めてくれてありがとう、ロメオ」
「もう友達だがらな、このぐらいどうってことねえべ」
「いやほんと、ありがと~ロメオ。お前のことだからいつかルフィを追って海に出そうだし、またいつか会おうな!」
俺はにっこりと笑って言う。それにつられてか、彼も笑った。
「おう、またな」
ロメオに見送られながら、俺はロメオの家を出て船が調達できるところへと向かう。