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【 星になってあいに行くよ 】
「星化病/せいかびょう」※二次創作
・強い“誰かを想う気持ち”が限界を超えると発症する
・体がだんだん光り始め、夜になるほど輝く
・最後は空へ消えて、本当に“星”になってしまう
・星になった人は、大切な人のそばに現れると言われている
ーーしかし本当かは誰も証明できない
・赤×水
・死ネタ注意
・奇病パロ
ーー君と出会ったのは2年前の星のない夜の日
これは僕が一人で生きていけるようになるまでの物語
赤Side
僕は誰にも愛されていなかった
学校でも家でも独り
誰かに愛されたい
そう願うだけで何も行動は起こせないし何も変わらない
赤「このまま独りで生きていくのかな〜ッ、」
ずっと独りぼっち
慣れてくるはずなのに
…独りは怖い
誰かに『愛されてみたい』
ー4月2日 僕が一番星に出会った日
母「あんたなんて産まなければ良かった、!!」
母「出てってよッ、もう顔も見たくないッ、、、」
赤「ッ、、、」
その日、母の機嫌が悪く僕の言葉で逆鱗に触れてしまった
僕は家を追い出されて行き場もなく歩いていた
ーーそんな時にあなたに出会った
君の体は少し輝いていてこの世の人とは思えないほど美しかった
虹色が入った髪色につい見惚れてしまう
…あの方も 独りぼっち?
赤「…君、大丈夫?」
ーー気づけば声をかけていた
水Side
れるは 愛 というものを知らない
生まれたときから愛を注いでくれるはずの両親からは歪んだ愛を向けられて
暴力が愛だとか これはあなたを愛しているから とか
愛ってなんやろうな、
愛を知らへんかられるは誰のことも愛せない
水「今日は星がない日やな〜、」
家から追い出されて独り丘の上で座っていた
いっそこのまま星になりたいと願いながら
赤「…君、大丈夫?」
そんな時に、君に出会った
赤い髪の美しい声を持った君に
水「おん、」
赤Side
交差した君の瞳も綺麗だった
緑と青の宇宙の果てのような目
赤「名前、なんていうの?」
君と仲良くなりたいと思った
ただ純粋に 美しい君と仲を深めたかった
この時この判断ができたのは〝 奇跡 〟
そうとしか呼べない
その事に気付くのは何年も未来の話
水「…れるっていいます」
赤「れる」
〝 れる 〟
その名前に運命を感じた
漫画のような言い方だけど他の言葉では表せない
パズルのぽっかり空いた隣のピースを埋められたような感覚
それからーー
君との …れるとの思い出が沢山できた
赤「海綺麗〜っ!!」
バッシャーンッ
水「やったなッww」
水「仕返しや!!」
赤「わぁぁぁぁっw」
一緒に笑いあって
バカ騒ぎして
赤「れるの雪見だいふくも〜らいっ」
水「あっ返せや!!」
赤「もう食べたもんッ」
水「たけのこの里が美味いと思うんよな」
赤「はぁッ!?絶対きのこ!」
水「たけのこやろ!!」
赤「もういいもんれるとは口聞かない」
水「好きにすればぁ」
くだらないことで喧嘩して
水「なぁこえくん一緒にゲームしよ〜や」
赤「良いよノッた!」
水「やっぱこえくんといるの楽しいわw」
赤「僕もれると一緒にいるの楽しいw」
けどすぐ仲直りして
赤「また親に家追い出されちゃった…笑」
水「、いつでもれるのところ来な?」
赤「…うん」
赤「ヒックグスッ」
水「れるが隣おるで?」
水「そうや、一緒に歌おうや」
傷ついた時には温かく寄り添ってくれて
気づけば僕の隣にはれるの体温があることが当たり前になった
一生隣にいたい
これが愛すってことなのかな
れるもきっと僕のことを愛してくれてるよね
ねぇ、ずっと一緒にいられるよね
水Side
いつからか、こえくんとおると体の輝きが増すようになった
〝 星化病 〟
小さい頃に体が夜になると輝き出すことに気づき病院に行くと星化病と診断された
治る術はない
…そして誰かを想う気持ちが強くなると 星になって消えてしまう
れるは誰かを大事にする未来なんて思い描けへんかったから消えることはないと思ってた
けど
こえくんと出会ってから…
水「ッ、、、」
水「れる…消えるんかな、」
嫌だ、こえくんとずっと一緒にいたい
だってれる こえくんのこと
『 愛してる 』 から
赤「ねぇ、れるち」
水「ん?」
赤「僕、れるちと出会えて良かった」
赤「…幸せだよ」
水「、れるも」
あぁ、この日々が続けばええのに
いつかこえくんに言わへんと
このままやと星になるって
ー8月4日 れるの誕生日
赤「誕生日おめでとう」
赤「今年も祝えて幸せだなぁ〜ッ、」
水「毎年祝ってくれてありがとな…、」
赤「だってれるのこと大好きだもん!!」
赤「来年も祝わせてね」
…来年か
その頃にはきっともう君の隣にはいられない
あぁ
お別れの時間はすぐそこや
体はさらに眩い光をまとい始めた
こえくんと一緒にいられる時間はもう長くない
こえくんと出会えたのは奇跡
出会えて良かった
…れるも幸せだよ
水「なぁ、こえくん…」
赤「ん?」
水「れる、こえくんをおいていっちゃうみたいや、」
赤「えッ、?」
赤「どういう、こと」
水「れるな、星化病なんよ…奇病の1つ」
水「誰かを想う気持ちが限界を超えると星になる、病気」
赤「ッ、、、!!」
水「れる、もう消えてしまうみたい…」
赤「なんでッ、、、れるちッ、一緒にずっといるってって言ったじゃんッ、!!」
水「今まで、誰のことも愛したことなくて、」
水「やから誰のことも愛せへんと思ってた、けど違かったみたいやな…」
水「こえくんのこと、愛してるみたい…、」
赤「ッ、、、れるちがいなくなったら僕はッ、」
水「大丈夫やで、こえくんは強くなったやん」
赤「無理だよッ、、、れるちのいない世界で生きるなんてッ」
赤「僕にはれるちがいないとッ、、、」
赤「嫌だよッ、れるちと一緒にいたい、この先の未来一生一緒にいたいよッ、、、」
水「ッ、れるもッ、、、まだこえくんと一緒におりたいッ、」
水「でも、」
水「無理よな…」
水「…ごめん、そろそろ時間やわ、れる…もう、」
赤「嫌だッ、、、嫌ッ、」
水「、れるがおらんくなっても生きて」
赤「ッ、、、れるがいないと僕ッ、」
水「なぁ、最後に約束しよや…、」
赤「何ッ、、、?」
水「また、会おうッ、、、」
水「れる…星になって、あいに、行くから…」
赤「…ほんと、?約束だよッ、、、!?」
水「うん…約束、な…」
水「…こえくん」
ーーー愛してる
そう言って君の体は光に包まれた
美しい水色の光をまとって君は空に溶けていった
隣にあった君のぬくもりは消えていた
ーーねぇ、れる
また会えますか?
約束したもんね…また、会うって
星になってあいに行くよって言ってくれたもんね
待ってるから
れるがいないこの世界…、また会えると信じて生きているから
だからだから
あいにきてね
あれから十年の月日を過ごして
赤「…れるち」
『 約束守ってくれたの?』
今日は1等星が強く光り輝いていますーーーー
End
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これはれるが誰かを愛せるようになるまでの物語
ーー君と出会ったのは愛を知らなかった時
【 星になって愛に行くよ 】
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ういろう💗🍓@春休み中
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