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咲side
目が覚めると車の中にいた。
でもいつも乗る車じゃない。これは救急車だ。すぐ気づいた。
何故か左右に人はおらず、僕1人だけだった。
死ねなかったのか……。
ガタンッ
どこかに着いたようだ。
きっと病院なんだろうな
『〜よかったですね。』
「はい…本当に……。」
『早く治療できたのでよかったです。まだ咲さんは寝ているようなので起きたらまたお教えください。では。』
「はい。ありがとうございます……。」
母さん……?
「咲!?」
「よかった…!咲…!」
僕…何があったの?
「お風呂で溺れてたじゃない!!見つからないから警察呼んだわよ!!」
警察…。
「私がよく探さなかったってのが1番悪いんだけどね…。ごめんね。咲。」
違う。母さんのせいじゃない。僕が……。僕が自らの意思で死のうとしたんだから。
本音を言う訳にはいかなかった。
1日だけ入院した。特に大きいニュースにもならなかった。だけど死ねなかった。それが1番の問題だった。
よく考えると”僕の体強すぎない?”ってことに気づいた。
階数16階から落ちても
お風呂で溺れようとしても(実際”溺れ”はした)
死ぬことはなかった。
僕は”不老不死”なのではないか。
ここで気づいた。僕は不老不死なのだと。
不老についてはまだわからないが、知ってる日本語で当てはまるのが不老不死だった。
作者からのお知らせ(?)
まず、”不死”でも良くない?って後に思いました。まあ、不老不死でやらせてください。
それと、この小説いつ辞めるかわかりません。承知の上で見てください。
ではまた次のストーリーで。