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よし!ネタは思いついたがなんかギャグにならなそう!!
『え、どうする?今すぐ中王区行く?』
『女装までしてか?』
『……え、女装してから行くの?』
『そうだが』
『俺っち行かねーわ、独歩一人で行って』
『いやいや、隅っこにお前の名前もあるから』
『ちっ』
嫌な顔をしつつも一二三は着替えに行った。俺も着替えようと袋から服を出した。
☆彡.。☆彡.。☆彡.。
『……ピチピチ』
『言うな、お前だって丈短いだろ』
『パジャマのズボン丈足りてない独歩に言われたくねぇw』
男性用に作られたと思った服はサイズが少し合っていなかった。さすがの飴村乱数にだってそれは分からないようだ。
『でも飴村乱数って抱きつくだけでmmまで分かるとか』
『え、何それ怖』
聞いたことはある、採寸しないで抱きついただけで服が作れると、それはすごく尊敬できるが同時に恐怖を覚えた。
『とりあえずちゅーおーく行くかぁ』
『タクシー使うか?』
『のがいいっしょ、この格好だと笑われちまうって』
確かにそうだ。でも少なからずタクシーの運転手が笑うだろう。
『なんで断る権利が俺らにないんだ…』
『俺っちら男には人権ねーからなぁ』
中王区ができてからというもの男の方がかかる税金は高いし何に対しても不便で仕方がなかった。
『ほらタクシー呼ぶぞ』
『はーい』
☆彡.。☆彡.。☆彡.。
『すみません、中王区まで…』
『あ、はい…………www』
『ほらやっぱり笑われる』
ボソッと一二三に言われる。まぁ普通完璧の女装なら笑われないだろう。だが明らか男丸出しの女装なんてどんなグロ映像だっていう話だ。
『あ、えと代金は………wwwwww』
(笑いすぎだろ…………………)
中王区に着いたのはいいが今になってただのイタズラではないのかと不安になってきた。イタズラなのにここまで来て中にまで入ったら多くの女性から恥をかく、それはさすがに恥ずかしすぎる。
『あ、そういえばスーツなくていいのか?』
『……気にしちゃいけねぇんだぞ、これはフィ』
『メタ発言だけは押えてくれ』
『だって独歩っぽが言うから〜!』
☆彡.。☆彡.。☆彡.。
何とかイタズラではなかったことが分かり部屋まで移動させられた。机があったそこに置いてあったのは
『ビデオテープ?かなんかか?』
『あ、DVD使用にもなってるやつもあるけど』
『あ、ちょっと待ってくれ』
DVD使用なら使える、そう思いマイクを起動させた。
『え、何してんの独歩、え?壊れた?』
『いや、これDVDのやつ入れるところあるから』
『スピーカーじゃないのそれ?』
文句を言われつつも差し込むと本当に全モニターから映像がでてきた。その映像を見るとそこには
『やぁやぁやぁ!』
飴村乱数が映し出された。急のことすぎて頭が回らないが何か喋りだした。それを真剣に見るとキレそうになった。
『あの服きてる〜?まぁ着てるか!とりあえずそっからでたらメッ!だよ?』
『…………何言ってんだこいつ』
『乙銃女おネーサンの言う事聞かなきゃだよ?じゃなきゃそこから出られないから!』
カチッ
ドアに鍵がかけられる。その結果本当に東方天乙統女の言うことを聞かなければいけないと分かった。