今日は東京での撮影のため、朝早くから満員電車の中、長い間立たなければいけなかった。
『…ねむ、早くつかねーかな』
まだ時間がかかりそうだったため、スマホゲームやTwitterをみて時間を潰すことにした。
『ふーん…男でも痴漢されんだなー…』
満員電車の中、勝手に目についた記事。
その瞬間どこかの駅に止まり、電車が大きく揺れ、注意の放送とともに、俺は押されて車両の1番隅までいってしまった。
どんどん人が増え、少したってまた出発した。
『…ん?』
なぜか、内ももに違和感がある。カバンなんかではない。人肌だ、男の指だ 。
今日、俺は運悪く、セパレートパンツにタンクトップの上に二の腕からかかるようにしたダボッとした上着、黒でまとめシルバーの指輪やネックレスをつけ、長い襟足はぱっくりと分け前の方に持ってきている。なんてったって俺は小さい頃から美形だ美形だと褒められてくるほどに美形だ。 二の腕、太もも、うなじと綺麗な顔に、男は興奮したんだろう。
『別に感じないし…ねむいし…いっか…』
俺は自分で悲しいぐらいに不感症。別に触られてもなんともない。太ももぐらい。
そう思うと男は俺の胸のほうに手を持ってきた。
『こいつ、男の胸触っちゃうってどんだけ欲求不満なんだよ笑』
服の上から乳輪をクルクルとされる。次に、乳首に向かって指を這わせ爪を立てて少し刺激を与えられる。耳の裏を優しく触られ、顎をまるで俺を猫だと思ってるかのようにさすられる。
もう、30分ほど焦らされている。
「…ん、ふ…っぁ 」
え、
すごく焦った。絶対にないと思った。
聞いたことないし、だって俺、不感症だし、
自分の聞いたことない声と、男に、しかもちんこ以外を触られて感じて、恥ずかしすぎる。
焦って手で口を勢いよく塞ぐ、でも、手が震えて、力が入んなくて、
「…ん…う、あ” 」
お願いだから焦らさないでくれ、って
あーーーくそ、こんなこと思いたくない
男は一言も話さない。
俺は顔を隠すように下を向いた、真っ赤になった顔と耳と、うなじは丸わかりなのに。汗をかいて、体もほてってきて、限界を迎えた。
「…ぉ、お願い…ッ、だ、からっぁ」
「…焦ら、すな…ッ…あ」
そう言い、男の息が耳にかかったとき
「…クッソ…ぁ、ィ…く…ッんぁあ”っ、 」
乳首をつままれ強い刺激が走ったと同時にイき、膝が震えた。声が漏れ、恥ずかしさと気持ちよさで頭が割れそうだ。すると男は俺がしていた指輪を、俺に咥えさせた。くちを完全にしめることができない。唾液と汗と精液がたれる。
「ッふー……ふ、ッ」
荒い息。
この時には早く東京に着いて欲しいという気持ちはとうにきえていた。
『乳首1回触っただけでイけるなんて、なかなかの才能だなあ。次で降りようか。』
初めて聞いた男の声に脳が震えた。
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続きみたいですっ!!