秋元「どうも秋元詩郎でーす。前回のあらすじと次回予告の担当になりました、あとは東雲ちゃんも担当になってるからそこんとこよろしく。
前回のあらすじ、前羅威刃のトップの城ヶ崎さんがまさか先生に確かキブォトスだっけ?」
東雲「秋元、”キヴォトス”だブじゃない」
秋元「おっといきなり登場かよ東雲ちゃん」
東雲「そのキヴォトスというところは学園都市でくっそデカイ所だ」
秋元「何でそこざっくりなの?まぁ東雲ちゃんらしいや。そしてキヴォトスでは今現在連邦生徒会トップの生徒会長が行方不明でキヴォトスは大混乱、っていうかなんで生徒が銃持ってんだよそれも俺らが持ってるハンドガンよりでかいマシンガンとかじゃん」
東雲「そして城ヶ崎さんは元々シャーレという部活の顧問の予定でキヴォトスへ来たまぁブルアカをプレイしているプレイヤーがどうせ見てるからもういいだろ」
秋元「東雲ちゃんメタイメタイ」
東雲「だって作者が『もういいだろって』言ってるぞ」
秋元「東雲ちゃんそれもっとメタイ」
本編に入ります
D.U.外郭地区・シャーレ部室付近
(ヒュオオオオーーー!!)
強い風が吹く
町の景色には似合わない爆発音がする
ユウカ「な、なに、これ!?」
(タタタタタタッ!!)
城ヶ崎「チッ」
城ヶ崎は銃声を聞いた瞬間に物陰に隠れる
ユウカ「なんで私たちが不良たちと戦わなきゃいけないの!!」
チナツ「サンクトゥムタワーの制御権を取り戻すためには、あの部室の奪還が必要ですから······。」
ユウカ「それは聞いたけど······!私これでも、うちの学校では生徒会に所属してて、それなりの扱いなんだけど!なんで私が······!」
城ヶ崎「お前ら馬鹿なのか?そこでぺちゃくちゃ喋ってないで早く物陰に隠れろ」
(パパパパパッ!)
ユウカに銃弾が当たる
城ヶ崎(ッチ、これだからガキはとりあえずあれは死んだ……いやまてにしては当たった時の音が軽かったまさか防弾チョッキか?)
ユウカ「いっ、痛っ!!痛いってば!!あいつら違法JHP弾使ってるんじゃない!?」
城ヶ崎(ホローポイントか、当たったらひとたまりもないななのに防弾チョッキを着てるとはいえ痛いじゃ済まないはずだが)
ホローポイント弾とはホローポイント弾は先端(ポイント)が平たくなっており、弾丸の中央が空洞(ホロー)なことが特徴の弾です。
ホローポイント弾は、対象に当たると弾頭が開くように広がります。弾頭が広がることで、弾は貫通せず対象の体内を動き回り内臓を損傷させるという弾です。
Googleで検索しました
ハスミ「伏せてください、ユウカ。それにホローポイント弾は違法指定されていません。」
ユウカ「うちの学校ではこれから違法になるの!傷跡が残るでしょ!」
ハスミ「今は先生が一緒なので、その点に気をつけましょう。先生を守ることが最優先。あの建物の奪還はその次です。」
チナツ「ハスミさんの言う通りです。先生はキヴォトスではないところから来た方ですので······。私たちとは違って、弾丸一つでも生命の危機にさらされる可能性があります。その点ご注意を!」
ユウカ「分かってるわ。先生、先生は戦場に出ないでください!私たちが戦ってる間はこの安全な場所にいてくださいね!」
城ヶ崎「分かった」
(こいつらの話的に防弾チョッキとかじゃねぇなたぶんこいつら銃弾効かないな……化け物だな)
戦闘中
城ヶ崎(確かに銃弾は効いてないなそれにある程度の戦闘もできる……だがまだ未熟だなあの程度の不良にそんな時間かかるか?たとえ銃弾が効かないとはいえ顎や喉、目、頭、正中線を打って気絶させればいいだろ……しょうがねぇ)
城ヶ崎が戦場におもむく
城ヶ崎「おいチナツ」
チナツはハッとする先生が足音も無く気づいたら隣にいたのだから
チナツ「!?先生離れてください!ここはあなたのような外の人には危険な場所です!!」
城ヶ崎「それ渡せ」
城ヶ崎がチナツの持っている銃に指を指す
ユウカ「え!?なんで先生がいるんですか!?」
城ヶ崎「チナツ……よこせ」
チナツは乗り気では無かったが城ヶ崎に銃を渡す
城ヶ崎(確かこれはドイツのモーゼルシュネルフォイヤーか?)照準を確かめる
城ヶ崎(悪くない)残弾を確認する
チナツ(先生あなたは何で銃の扱いに慣れてるんですか!?)
慣れた手つきで銃を触る先生に疑問を持つ
ハスミ「先生離れてくださいここはあなたがいたら危険な場所です!」
城ヶ崎 (はあ、あの頃を思い出すな)
城ヶ崎が遮蔽物から身を乗り出し射撃する
それは不良たちの銃と頭、に命中する
ユウカ「え!?」
城ヶ崎(銃を使えなくしたらただの鉄くずになるだけだな)
「弾」
チナツ「は、はい」
(すごい先生私よりその銃を使いこなしてる何よりも的確に相手を殲滅してる)
城ヶ崎(殺気と気配である程度いる場所も分かるし打つタイミングも一定だから分かりやすいな……)
突然城ヶ崎が右横に飛ぶ
次の瞬間城ヶ崎がいたところに銃弾が通り過ぎる
チナツ「えっ!?」
城ヶ崎「スズミお前から前方の右側に閃光手榴弾を投げろ」
スズミ(なぜそこなのでしょうか?そこには敵はいないのに。)
不良「はあ!?なんで避けれるんだよ!!クソもう一発。」
城ヶ崎に照準を合わせるその時
城ヶ崎が笑みを浮かべたその瞬間
不良「うわああ、目があああ。」
スズミが投げた閃光弾が眩い光を放つ
城ヶ崎が黒鉄の照準を合わせる
不良「だ、大丈夫だこの距離だ、当たるわけ」
その瞬間不良のスナイパーライフルの先端が花が咲いたかのように広がった
不良「······は?」
わけも分からずいると
不良「ぐひゃ」
不良の頭に何発かお見舞いした
城ヶ崎「これで全滅か?」
チナツ「あの距離を当てたんですか!?」
城ヶ崎「まあな」
チナツ「す、すごい。」
(それに銃弾も来るのを察知したかのように避けて何者?)
ユウカ「先生ホントにあなたは何者ですか?」
城ヶ崎「……早く行くぞ」
ハスミ(あの距離の敵をいとも簡単に当てるなんてそれにチナツの銃はそこまで射程はないはず······。まぁ連邦生徒会長が選んだ理由も分からなく無い。)
スズミ(私よりも閃光弾の使い方に慣れてる使ったことがあるのでしょうか?)
城ヶ崎「何ボケっとつっ立ってんだ行くぞ」
移動中……
ユウカ「もうシャーレの部室は目の前よ!」
リン「今、この騒ぎを巻き起こした生徒の正体が判明しました。」
ホログラムでリンが現れる
リン「ワカモ。百鬼夜行連合学院で停学になった後、矯正局を脱獄した生徒です。
似たような前科がいくつもある危険な人物なので、気を付けてください。 」
とある場所で
ワカモ「······あらら。連邦生徒会は来ていないみたいですね。フフッ、まあ構いません。あの建物に何があるかは存じませんが、連邦生徒会が大事にしてる物と聞いてしまうと······壊さないと気が済みませんね······。ああ······久しぶりにお楽しみになりそうです、ウフフフ♡」
その頃先生達
城ヶ崎(多いな)
マシンガンをパクって一緒に戦う城ヶ崎
チナツ「先生無理はしないでください。」
城ヶ崎「……なにか来るな」
チナツ「それはどうゆうこt」
言いかけた時
ハスミ「騒動の中心人物を発見!対処します!」
城ヶ崎「あれがワカモか」
(確かに他の不良と比べたらオーラが違うな)
ワカモ「フフ、連邦生徒会の子犬たちが現れましたか。お可愛らしいこと。」
城ヶ崎(確かに銃の腕は確かだなそれにある程度銃弾を避けてるなバケモンだな)
ワカモ(誰かは分かりませんが、一人だけ私の頭と銃を狙ってきてる人がいますね。フフ、それに私が顔を出し発砲するタイミングで隠れる。連邦生徒会がよこした子犬にしてはやりますね。)
城ヶ崎(頭には当てれてるが銃には当たんねぇな)
ワカモ(少し厄介ですね。)
「私はここまで、後は任せます。 」
ユウカ「逃げられてるじゃない!?おうわよ!」
ハスミ「いいえ、生半可な行動をしてはなりません。私たちの目標はあくまでも、シャーレの奪還。このままシャーレのビルまで前進するべきです。」
城ヶ崎「だろうな」
ユウカ「······うん、まあいいわ。あいつを追うのは私たちの役目じゃないってことね。」
チナツ「罠かもしれませんし。」
ハスミ「はい。建物の奪還を優先で。このまま引き続き、進むとしましょう。」
ユウカ「よし!建物の入口まで到着!」
城ヶ崎「……まだだな」
ハスミ「それはどういう事ですか?」
城ヶ崎「戦車来るぞ」
城ヶ崎は濃い鉄の匂いと銃とは言えない位の火薬の匂いを嗅いで判断した
(ゴゴゴゴゴゴゴ━━━)
チナツ「先生の言う通りです。巡航戦車です!」
ハスミ「クルセイダー1型······!私の学園の正式戦車と同じ型です。」
城ヶ崎(見たことねぇ戦車だな)
ユウカ「不法に流通した物に違いないわ!PMCに流れたのを不良たちが買い入れたのかも!つまりガラクタってことだから、壊しても構わないわ!!行くわよ!」
ワカモ「あちらに気を取られてる間に······ちょっとお邪魔しますね。フフフフ♡」
城ヶ崎「安全圏に下がる」
チナツ「はい。分かりました。」
城ヶ崎(ガラクタって事はどこかに不備があるはずだ)
城ヶ崎がよぉく見る
城ヶ崎(見つけたぞ)
城ヶ崎が狂気的な笑みを浮かべる
城ヶ崎「ハスミその戦車下の部分に少し亀裂が入ってところがあるそこに撃て」
ハスミ「はい」
確かにそこには小さな亀裂があった
ハスミ(先生よくそこから見つけましたね。)
照準を合わせ発砲する
見事に命中し戦車の内部に貫通する次の瞬間戦車は見事に爆発した
城ヶ崎「汚ぇ花火だな」
ユウカ「着いた!!」
ハスミ「はい。」
リン「『シャーレ』部室の奪還完了。私も、もうすぐ到着予定です。建物の地下で会いましょう。」
シャーレ・建物の地下
ワカモ「うーん······これが一体何なのか、まったく分かりませんね。これでは壊そうにも······。」
城ヶ崎「確か、ワカモだっけ?」
ワカモ「!?」
城ヶ崎がワカモの手を掴みくるりと捻り地面に押さえつける
ワカモ「一体いつからいたのですか?」
城ヶ崎「言う必要あるか?」
ワカモ「ああ、あなたでしたか。」
(さっきの子犬達の中にいた骨のある子犬はこの子でしたか)
城ヶ崎「ほぉ」
ワカモが強引に城ヶ崎の拘束から逃れる
ワカモ「確かにやるようですが。力は私の方が上のようですね。」
(暗くて顔がはっきりと見えませんね。)
城ヶ崎(こいつ、あいつ《紅林》位のパワーか?いやもっとあるかもな)
城ヶ崎が銃を構える
ワカモ「あらあら。私と殺り合うのですか?」
城ヶ崎「ああそうだな」
(久しぶりだこの感じは)
狂気の笑みを浮かべワカモに発砲するが
ワカモはサイドに飛び避ける
城ヶ崎「そう来るよなぁ」
それを予想してたかのように避けた方向に銃弾の雨を降らす
ワカモ「素晴らしいですわね。フフ。久しぶりに楽しめそうですね♡」
その刹那ワカモの銃から火花が舞う
城ヶ崎「殺気で分かる」
(ボルトアクション式だから避けれるが、だが)
流石の城ヶ崎でも全ては避けきれなかった城ヶ崎(頬に少しはすったか)
ワカモ「!?へぇそんな事できるんですか。」
その時薄く明るい電気の明かりで城ヶ崎の顔が見える
ワカモ「あら、あらららら······。」
ワカモの変化に気づいた城ヶ崎が警戒をまた一段上げる
城ヶ崎「何だ」
若者「······。あ、ああ······。し、し······。失礼いたしましたー!!」
彼女はどこかへと走っていった
城ヶ崎「何なんだあのワカモって奴は 」
リン「お待たせしました。······先生その傷何かありましたか?」
城ヶ崎「……別に大丈夫だ」
リン「······そうですか。ここに、連邦生徒会長の残したものが保管されています。」
(スッ)
リン「······幸い、傷一つなく無事ですね。」
リンがタブレットを渡す
リン「······受け取ってください。」
城ヶ崎「タブレットか?」
リン「はい。これが、連邦生徒会長が先生に残した物。『シッテムの箱』です。」
城ヶ崎(どこかで聞いた事あるな)
リン「普通のタブレットに見えますが、実は正体の分からない物です。製造会社も、OSも、システム構造も、動く仕組みの全てが不明。連邦生徒会長は、この『シッテムの箱』は先生の物で、先生がこれでタワーの制御権を回復させられるはずと言ってました。私達では起動すらできなかった物ですが、先生ならこれを起動させられるのでしょうか、それとも······。」
城ヶ崎「……」
リン「······。······では、私はここまでです。これから先は、全て先生にかかってます。邪魔にならないよう、離れています。」
城ヶ崎「……」
シッテムの箱を起動させる城ヶ崎
画面がパッと明るくなる 画面に文字が出力される
···Connecting to the Crate of Shittim…
システム接続パスワードを入力してください。
城ヶ崎「……パスワードは……」
その時城ヶ崎の脳裏にある文章が浮かぶ
……我々は望む、七つの嘆きを。……我々は覚えている、ジェリコの古則を。
······。接続パスワード承認。現在の接続情報は城ヶ崎賢志、確認できました「シッテムの箱」にようこそ、城ヶ崎賢志先生。生体認証及び人称書生成のため、メインオペレーションシステムA.R.O.N.Aに変換します。
見た事の無い半壊した教室で、一人の女の子が机の上にうつ伏せで寝ている
???「くううぅぅ······Zzzzくううぅぅ······Zzzzむにゃ、カステラにはぁ······いちごミルクより······バナナミルクのほうが······。くううう······Zzzzzzzえへっ······まだたくさんありますよぉ······。」
城ヶ崎「おい、ガキ」
女の子に言うが全く気づかない
???「うにゃ······まだですよぉ······しっかり噛まないと······。」
城ヶ崎「おい」
肩を軽く揺さぶる
???「あぅん、でもぉ······。」
城ヶ崎「ッチ」
少し強く肩を揺らす
???「······うぅぅぅんっ。」
(ガタッ)女の子が起き上がる(むくり)
???「むにゃ······んもう······ありゃ?ありゃ、ありゃりゃ······?え?あれ?あれれ?せ、先生!?この空間に入ってきたっていうことは、ま、ま、まさか城ヶ崎先生······?!」
城ヶ崎「そうらしいな、でお前は誰だ?」
???「う、うわああ!?そ、そうですよね!?もうこんな時間!?うわ、わああ?落ち着いて、落ち着いて······。えっと······その······あっ、そうだ!まず自己紹介から!」
アロナ「私はアロナ!この『シッテムの箱』に常駐しているシステム管理者であり、メインOS、そしてこれから先生をアシストする秘書です!」
何故か嬉しそうだ
アロナ「やっと会うことができました!私はここで先生をずっと、ずーっと待っていました!」
城ヶ崎「寝てただけだろ」
呆れた顔で言う
アロナ「あ、あうう······も、もちろんたまに居眠りしたりしたこともあるけど······。」
城ヶ崎「はぁ、よろしく」
心配な顔で言う
アロナ「はい!よろしくお願いします!まだ身体のバージョンが低い状態でして、特に声帯周りの調整が必要なのですが······。これから先、頑張って色んな面で先生の事をサポートしていきますね!あ、そうだ!ではまず、形式的ではありますが、生体認証ヲタ行います♪」
城ヶ崎が少し嫌そうな顔をする
アロナ「うう······少し恥ずかしですが、手続きだから仕方ないんです。こちらの方に来てください。」
少しアロナに近づく
アロナ「もう少しです。」
もう少し近づいた城ヶ崎
アロナ「さあ、この私の指に、先生の指を当ててください。」
アロナが人差し指を向ける
城ヶ崎(指紋認証か?)
アロナの人差し指に城ヶ崎の人差し指がくっつく
アロナ「うふふ、まるで指切りして約束するみたいでしょう?」
城ヶ崎「はぁ、あの映画かよ」
アロナ「はい?宇宙人の映画のワンシーンみたいですって?」
城ヶ崎「そこまで言ってねぇよ」
アロナ「実は、これで生体情報の指紋を確認するんです!画面に残った指紋を見て確認するのですが······すぐ終わります!こう見えて目は良いので。どれどれ······。うう······。」
(うーん······よく見えないかも······まあ······これでいいですかね?)
城ヶ崎(こいつ絶対見えてないな)
アロナ「······はい!確認終わりました♪」
城ヶ崎「ちゃんとやったのか?」
アロナ「え?ちゃんとやったのか、って?えっと······そんなことありません!······。」
城ヶ崎「まず最近の指紋認証くらい自動だぞ」
アロナ「最近の機械は指紋認証くらい自動、ですって?え、1秒もかからないんですか?わ、私にはそんな最先端の機能は無いですが······。そ、そんな能力なくてもアロナは役に立ちますから!?目でも十分確認できますから!」
城ヶ崎「……」
アロナ「······全然信じてないって顔ですね······。······。うう······。」
(ウルッ)
城ヶ崎「は?」
アロナ「だったらその最先端のナントカさんのところに行ってしまったらどうですか!」
完全にいじけた
城ヶ崎「はぁ、冗談だよ」
アロナ「くすん······。」
城ヶ崎はその後アロナの機嫌を取るためにめっちゃ不器用だが慰めた
アロナ「······。なるほど······先生の事情は大体分かりました。連邦生徒会長が行方不明になって、そのせいでキヴォトスのタワーを制御する手段がなくなった······。」
城ヶ崎「連邦生徒会長って誰なんだ?」
アロナ「私はキヴォトスの情報の多くを知っていますが······連邦生徒会長についてはほとんど知りません。彼女が何者なのか、どうしていなくなったのかも······。お役に立てず、すみません。······ですが、サンクトゥムタワーの問題は私が何とか解決できそうです。」
城ヶ崎「そうか、なら頼む」
アロナ「はい!分かりました。それでは、サンクトゥムタワーのアクセス権を修復します!少々お待ちください!」
(ウイィィィィィィン━━━━━━)
暗かった部屋が明るくなる
アロナ「······。サンクトゥムタワーのadmin権限を取得完了······。先生。サンクトゥムタワーの制御権を無事に回収できました。今サンクトゥムタワーは、私アロナの統制下にあります。今のキヴォトスは、先生の支配下にあるも同然です!先生が承認さえしてくだされば、サンクトゥムタワーの制御権を連邦生徒会に移管できます。でも······大丈夫ですか?連邦生徒会に制御権を渡しても······。」
城ヶ崎「問題ない」
アロナ「分かりました。これよりサンクトゥムタワーの制御権を連邦生徒会に移管します!」
ドアの向こうで
リン「······はい。分かりました。」
(ガチャッ)ドアを開け入ってくる
リン「サンクトゥムタワーの制御権の確保が確認できました。これからは連邦生徒会長がいた頃と同じように、行政管理を進められますね。お疲れ様でした、先生。キヴォトスの混乱を防いでくれたことに、連邦生徒会を代表して深く感謝いたします。ここを攻撃した不良たちと停学中の生徒たちについては、これから追跡して討伐いたしますので、ご心配なく。それでは『シッテムの箱』は渡しましたし、私の役目は終わったようですね。······あ、もう一つありました。ついてきてください。連邦捜査部『シャーレ』をご紹介いたします。」
十字と円を重ねてヘイローを頂くエンブレムに“ Independent Federal Investigation Club ” と書かれた部屋に到着しそこには”空室近々始業予定”と書かれている紙が貼っている
リン「ここがシャーレのメインロビーです。長い間空っぽでしたけど、ようやく主人を迎えることになりましたね。」
(ガチャッ、バタン)扉を開け入る
リン「ここが、シャーレの部室です。ここで先生のお仕事を始めると良いでしょう。」
城ヶ崎「俺はこれから何をすればいいんだ?」
リン「······シャーレは、権限はありますが目標のない組織なので、特に何かをやらなきゃいけない······という強制力は存在しません。キヴォトスのどんな学園の自地区にも自由に出入りでき、所属に関係なく、先生が希望する生徒たちを部員として加入させることも可能です······。面白いですよね。捜査部と呼んでますが、その部分に関しては、連邦生徒会長も特に触れていませんでした。つまり、何でも先生がやりたいことをやっても良い······ということですね。······。······本人に聞いてみたくても、連邦生徒会長は相変わらず行方不明のまま。私たちは彼女を探すのに全力を尽くしているため、キヴォトスのあちこちで起きる問題に対応できるほど余力がありません。今も連邦生徒会に寄せられてくるあらゆる苦情······支援物資の要請、環境改善、落第生への特別授業、部の支援要請など······。······もしかしたら、時間が有り余っている『シャーレ』なら、この面倒な苦情の数々を解決できるかもしれませんね。」
城ヶ崎(ただ面倒なだけだろ )
リン「その辺に関する書類は、先生の机の上にたくさん置いておきました。気が向いたらお読みください。すべては、先生の自由です。それではごゆっくり、必要な時には、またご連絡いたします。」
その後、一旦部屋から出て外にいたユウカ達と合流した
ユウカ「ええ、サンクトゥムタワーの制御権を連邦生徒会が取り戻したことを確認したわ。 」
ハスミ「ワカモは自地区に逃げてしまったのですけど······すぐ捕まるでしょう。私たちはここまで。あとは、担当者に任せます。」
ユウカ「お疲れ様でした、先生。先生の活躍はキヴォトス全域に広がるでしょう。すぐSNSで話題になってしまうかもしれませんね?」
城ヶ崎「はぁ、めんどくせぇな……。それじゃ、じゃあな」
ハスミ「これでお別れですが、近いうちぜひ、トリニティ総合学園に立ち寄ってください。先生。」
スズミ(ぺこり)頭を軽く下げる
チナツ「私も、風紀委員長に今日のことを報告しに戻ります。ゲヘナ学園にいらっしゃった時は、ぜひ訪ねてください。」
ユウカ「ミレニアムサイエンススクールに来てくだされば、またお会い出来るかも?先生、ではまた!」
シャーレのオフィスに戻る
その頃どこかの自地区にて
ワカモ「······。ああ······これは困りましたね······。フフ······フフフ。······ウフフフフフフ♡」
シャーレに戻った城ヶ崎はアロナと会話をする
アロナ「あはは······なんだか慌ただしい感じでしたが······ある程度、落ち着いたみたいですね。お疲れ様でした。」
城ヶ崎「そうだな」
アロナが頬を膨らませ
アロナ「もう先生、そういう時は先生も『お疲れ様』って言うものですよ!」
城ヶ崎「は?……ッチ、お疲れ様」
アロナが嬉しそうな表情をして
アロナ「はい!でも、本当に大変なのは、これからですよ?これから先生と一緒に、キヴォトスの生徒たちが直面している問題を解決していくのです······!単純に見えても決して簡単ではない······とっても重要なことです。それではキヴォトスを、シャーレをよろしくお願いします、先生。」
…To Be Continue…
秋元「どうも秋元で〜す、何か城ヶ崎さん丸くなった?」
東雲「まあ、城ヶ崎さんは子供には優しいからな」
秋元「ま、確かにねそんじゃ次回予告
ユウカのメモロビ」
東雲「城ヶ崎さんそっちでも元気でやってください」
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語数多くてすみません<(_ _)> あと投稿遅くなってすみません