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『愛してる』
それは魔法のような言葉であり、みんなが口にするであろうステキな言葉。“普通は”きっとダイスキとかアイシテルとかかわしてステキな日常を送るんだろう。でも、そんな言葉が普通じゃないなら、ただの感情でしかないのなら、意味なんてないよね??
『なぜ、お前はそんなに、愛情を大切にする?俺には理解ができない。』
父親がよく夜中に母親に言っていたことだ。当時小さかった俺はまだその意味についてよく分からなかった。小さい頃の俺はあまり外に出させて貰えず、外の景色を知らなかったためか、言葉を覚えるのも会話をするのも遅かった。そして、“愛情”とやらを知らなかった。きっと普通なら親から愛情を受け取り温もりを感じて育っていく年頃だろう。
だが、俺の家庭はそんなことを許さなかった
俺の家系は代々暗殺者として仕事をしておりかなり有名な家系だった。そんなこともあり、父親は俺を凄腕の暗殺者に育て上げるべく常に厳しかった。毎日に続く訓練。そして訓練の最後にはお決まりで父親と戦闘訓練をし、いつも死んでしまう直前まで戦わされ、気絶して終わる毎日。体は常に傷だらけで身体中が悲鳴をあげる。そんな俺を見ていつも哀れに思う母親。
そんな毎日が続く中、ある時夜中にふと目が覚めて布団から出ると、リビングに電気が付いていて気になってリビングを見に行こうとすると
母『ねぇ、もうあの子には厳しいんじゃない?いつも訓練が終わると気絶してるんですよっ?もうやめま…』
バシッ…。静寂に包まれた部屋に鈍い音が響く。
父『気絶するのはあいつが弱いからだ!お前には関係ないっ!ただ、お前は家事してるだけでいいんだよっ!口を出すなっ』
怒鳴り声が響く。俺はその時初めて自分がおかされている状況に気づいた。ここは幸せな家庭でもなく、愛情がある訳でもない。ただの檻の中であり、家のために用意された人形(俺)なのだと。
???
暗殺者の家系に生まれた。
後に、skngに出会う。
skng
請負人。
後に???と出会う。
wtr
skngの仲のいい友達。
hurのカフェで働いている。
hur
skngの仲のいい友達。
カフェで働いている。