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朧
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Null
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おばけさん
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#wrwrd
8/|/aB(旧アイビー)
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最後の手がかりに気づいた俺は”あの公園へ”
走り出した
まさか、あの言葉が伏線になるとは…
彼奴の思考回路は俺のはるか先を行くなぁ
やっぱり、俺に彼奴は必要不可欠なんだ
はやく行かなくては
「っはぁ、はぁ…」
「ここ、だよな?」
辺り一面に咲くナズナ
人気の少ない公園
真ん中にポツンとある大樹
この前来た時より桜が花開いている
ここだ
絶対にここにいるはず
いや、いると信じるしかない
「カナエ!」
俺は力いっぱいに声を出し、カナエの名を呼んだ
だが返事はない
「ここじゃないのか…?」
「じゃあどこに…いやまだ諦めるには早い」
ナズナの花を傷つけないよう歩きながらカナエの姿がないか探す
もしもカナエがいるならどんな姿だ?
そんなこと考えなくても俺になら分かるはず
そんなとき、
「っ!カナエ、!」
「…」
カナエだ
いつものカナエと変わらない姿
カナエは大樹の下で桜の花を見上げている
「カナエ、?」
「…あぁ、すみません」
「桜の花を見てて気づきませんでした、笑」
嘘だ
ここまで来たのに覚えてないとか…
嘘だろ?
「…桜、綺麗っすね」
「貴方はなぜここに?」
「俺、人を探してるんです」
「そいつが貴方に似てて、つい声掛けちゃいました」
「…でも、違かったみたいです」
「すみません」
俺はカナエに背を向ける
違かった
カナエじゃない
今まで会ったカナエの中で、俺の知ってるカナエに一番似てた
なのに…
「…ふっ、あっはは」
「違うって思ったでしょ 」
「はっ…」
「僕だよ、ばーーか!笑」
「カナエ、?」
「ほんとにカナエなのか、?」
俺は涙ぐみながらカナエに尋ねる
「そうだよ、泣くなんてサーシャらしくない」
「ほら涙拭いて?」
「…泣いてねぇよ」
「泣いてるじゃん笑」
「うっせぇ…」
kne -side-
僕たちはその後いつもの教会に戻った
僕のことを探してくれてたサーシャの話
生まれ変わった気分
いろんなことを話しながら教会に帰った
サーシャには酷いことしちゃったなぁ
最初会ったときからサーシャって気づいてたのに、僕のこと見つけないまま生きててくれればいいって思ってた
それが逆にサーシャを追い詰めてたなんて
後で謝らないと、
「お前口だけは達者だよな」
「…っふ、だ、だってサーシャが泣くなんて…笑」
「かーなーえー!!」
「お前覚えてろよ!」
謝らなくても良さそうだな笑
「…カナエ」
「おかえり」
「ただいま」
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コメント
1件
おお、第10話読了したわ! 公園のナズナと桜の描写が綺麗で、そこにカナエがいた時の「違うって思ったでしょ」からの「ばーーか!」の流れ、完璧すぎるだろ! サーシャが涙ぐむとこでこっちもグッときた。伏線回収も気持ち良くて、「おかえり」「ただいま」の掛け合いで心が温まったわ。次が待ち遠しい🔥