愛しき人

こちらが木戸警部の家だ。

夏希～！

キャハ～！お爺ちゃん…さわるな。

ケチだな。

あなた？、結城さんが見えたわよ。

どっちだ？…

弟さんの仁さんよ。

あがって？

良いのですか？…

髭面で顔を見せた。

笑っ

おっ聖？元気になったな。

その説はお世話になりました。

これどうぞ

菓子折を出され。

お爺ちゃん食べたい…

夏希？…

どうぞ食べて笑っ

いくつ？

5歳…

子供好きか。

はい笑っ

警部？兄の居場所教えてください。

呼ぶか？…

近いのよ。

恵利さん、ミルクティーだったわよね？。

すみません

もしもし？、華か。結城居たか。

今散歩に行ってるから。何か？…

弟の仁が見えてる。会いたいって

一人なの？

嫁さんきてる

え？…いつ結婚したの

華～笑っ

あなたー実家に弟さん、お嫁さん来てるって。

嫁？…

子供達連れて行くか？。

早く、初めて

華～！切るぞ。

良いよ。

あれも藍と変わらないよな…

何か言った？

睨まれた。

カステラを切り

夏希、いらっしゃい

ふわふわ笑っ

お母さん～笑っ

華が見えた。

子供達は？

もう子供扱いしないでっ言われた…

小学生よね？、

美鈴、來未、陽葵が留守場するって

結城笑っ

お久しぶりです。

振り向いた。

恵利兄貴だよ。

え？…聖光二と顔がダブついた…

初めまして

恵利さんか？仁。可愛い娘だな。

兄貴～何してる？…

俺の嫁だ…

鋭い眼をしてた兄貴の顔

ん？…

警部～

こいつ…

あの時の眼！！

グラッ

皆倒れた。

いやあ！！仁…さん…助けて～！

フフ…フフハハハ！！！…

一時間後に

あなた？…

藍…

恵利さんが見えない！…

死んだ聖光二の顔だったな…

翔～仁…華起きろ！！

あぁ…

恵利は？…

見えない…

私はあの世で光二さんを探してた。