まだまだ語りきれない思い出はいっぱいあるんだ 。
私が先生になって勉強教えた事も 、夏の帰りに食べたアイスの味も 、愉しそうに私の隣で嗤う貴方も 、私の為に走って息上がってるのに隠してるのも 、嘘吐く時は必ず手を絡ませるのも 、照れる時は耳がじんわり紅く成るのも 、自然に優しく微笑むのも 、手先が不器用で制服のボタンが直せないのも 、気付けば私は爍琉くんばっかり見てた 。
爍琉くんと春頃に出逢って未だ1年にも満たない時間は 、10年を凝縮したかのような日々だった 。
どの想い出も爍琉くんが居たような気がする 。
どの爍琉くんも笑っていた 。
もう一回と言わず 、貴方が笑顔の時の隣に私は其処に居たい 。
伝えたい気持ちも 、まだ他にある想い出も貴方と笑い合える時に話そうね 。
私が飽きちゃう前に伝えたいよ !? 笑
私が書いた手紙は取れも語尾が過去形なんだよね 。
でも私は過去形じゃなくて 、此れからに成るように願ってる 。
其れと光を灯した貴方に 、私は光を灯したいのです 。
だから光が温かいと感じる今季に目を醒まして 。
そして此の手紙が何時かの想い出話に成りますように 。
敬 具
12月24日
霜蔭 灯香 」
コメント
3件
10年を凝縮したかの様な日々、ってめっちゃ良いんだが🤦🏻♀️💞 ちゃんとタイトル回収してて流石だっっ んん、この手紙を書いたのがクリスマスイブなの切ないい🌀 次でもう最終話、!!早い()
私に1日2本投稿とかむりだ 🫶🏻( 次回最終話です、 御手紙篇は終わったので 最初で最後は小説っぽくがんばった