『白い悪魔。』_ 第六話。
「 はるちよの家?!?! 」
琥珀は目を輝かせた。
「 そう。明日は休みだから。 」
「 車乗る?、 」
「 勿論。 」
また戦いが始まる、。どうせ俺が勝つけど。
「 チッ、乗”れよッ、、 」
「 ヤダぁぁあぁぁああ!!!!! 」
ガチャ((
「 はァ、… 」
「 うわあぁぁぁあぁぁん!!!(泣 」
また泣き始めた。何で車がそんなに嫌なんだよ。、
それに、毎回車で泣くから車が水浸しなんだけど、
「 ほれ着いたぞ。 」
「 はるちよ!あれ何?! 」
「 ん、 」
琥珀が指を指す先には猫がいた。初めて見たのだろうか。
「 猫だよ猫。 」
「 か、 」
「 か? 」
「 可愛い!!!欲しい!!! 」
一体何を言い出すかと思ったら、欲しい?飼いたいってことか?、
ガチャ((
「 ちょ、おい! 」
猫が琥珀の方に引き寄せられていく。、多分欲しいなんて言ったからだろうな。
奇跡的に猫は琥珀に懐いた。その近くにはダンボールがあった捨て猫か、。
「 ねぇ飼ってもいい?! 」
「 返事はハイだけ! 」
「 は?!それ卑怯だろ、」
まじでずるいんだけど、。
「 ハイ、。 」
飼っても餌とか、仕事であげられねぇし、
ガチャ((
「 はるちよの家、 」
ニャー
「 なぁ琥珀。猫のペット用品出してくんね? 」
「 おっけー。 」
これだけで必要なトイレやゲージ、餌などが手に入った。
「 あと猫に朝昼晩の三回餌あげろよ?、 」
「 はーい。可愛い、、 」
まぁ確かに捨て猫にしては可愛いし汚れていない。まだ捨てられてから少ししか時間が経ってないのであろう。
「 ん 」
俺は猫に向かって手を広げてみた。こっちに来るかなって思ったからだ。
ニャ、
「 はるちよっ!! 」
「 おいッ!!?? 」
猫が来そうだったのに先に琥珀が抱きついてきた。
「 ぁ、猫の名前はどうすんの? 」
「 名前、、 」
猫の毛の色は白と黒。琥珀はどうするかな。
「 おにぎり。 」
「 は? 」
確かに白と黒だけど、まぁいいか、。
「 まぁいいけど、早く離れてくんない?なんでお前が抱きついてくんだよ。」
「 はるちよは俺のだから? 」
何を言っているんだ此奴。ただのパートナーだろ。最近琥珀の甘えが増してきている気がする、。
子供の世話をしているみたいだ。
「 とりあえず離れろ。 」
「 ヤダ。 」
もうヤダこの人。
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