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5 - 第5話 自然源

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2023年04月30日

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自然源という人物は、自然冷の曾祖父(そうそふ)だった。


(冷)なんで同じ名前なんだ!?

でも、聞いたことある名前だな。

誰だったけ?

う~ん。



あっ!そうだ。

曾祖父の名前だ。

この人の過去調べてみよう。









○冷は自然源のことを調べた。

思っていたよりもひどい人だった。







50年前……

(源)義明くん~

(義明)はい!何の用ですか?

(源)あのさぁ

私の研究は成功すると思うかい?

(義明)何をおっしゃるんですか…

成功します。

成功しなと私が困ります。

(源)そうだよな。

嬉しい。さぁ頑張ろう!

よし!今日の実験を始める。

用意しろ義明くん

(義明)はい!

本日の実験する材料は、私のペットの犬です。

名前は茶々丸です。

(源)良いのかい?

(義明)良いんです。

元々拾ってきた犬ですから。

(源)そうかい。じゃあさっそく実験しよう。









○自然源と暗間義明は、動物たちの毛を白くする実験をしていた。何回も。

でも、失敗続きで諦めようとしていた。

ある日のことだった暗間義明の妻が見学しに研究所にやってきた。

………………………………………………………………………………









(義明)自然先生おはようございます。

(源)おはよう。ん?誰かね君は?

(義明)あ~私の妻のひかりです。

(ひかり)初めまして。

ひかりと申します。いつも旦那がお世話になっております。

(源)いえ。

まぁゆっくりして行って下さい。

(ひかり)はい。

何の研究をしているんですか?

(源)あぁ~私たちは、動物の毛の色を白に変える研究をしているんです。何回も色んな動物で実験しているんだけど、失敗続きなんだよね。

なぁ!義明くん

(義明)はい。大変ですよ。

研究を始めてから5年ですね。

いつ成功しますかね?

(源)分からないけど、もう少しだな。

(ひかり)そんなに経っていたんだ。

私たちが出会う前だね。

(義明)そうだなぁ。

(源)仲の良いこと。

君たち~

(義明)ありがとうございます。










○ひかりはこの研究の恐ろしさをまだ知らな い。

自分がその研究の材料になってしまうことも知らないのだ。








そして、1年が経過した。

1年後…

(義明)自然先生、もう成功する気がしないんですけど、本当に成功しますか?

(源)そんなこと言うんじゃあないよ。

義明くん!

(義明)すみません。

(源)はぁ~でも、

確かに君の言った通りだな。

もう、成功するか正直言って私も分からなくなっているなぁ。

(義明)そうですか。

本日はここまでにしましょう。

(源)そうじゃあのう。早めに帰ろうか!

……………………………………………………………………………




30分後…

(源)はぁ疲れた。どうすれば成功するんだよ。

(ひかり)どうされたんですか?先生!

(源)誰かね?

・振り向いた

(ひかり)私です。ひかりです。

(源)あぁ~ひかり君か!

いや~びっくりした。

ここで何してるのかね?

(ひかり)買い物の帰りです。

(源)そうだったのか。

研究が成功する景色が見えなくなってきてるんだよ。

(ひかり)先生が光を潰したら、ダメですよ。

前を向いてください。

あと、頑張って下さい。応援してます。

(源)ありがとう。そう言ってくれて。

これからも頑張れるなぁ。

あのさぁ今日空いてる?

(ひかり)空いてますけど、何でですか?

(源)相談したいことがあるんだよ。良いかね?


嘘です。相談したいことはない!自然源先生は、初めて会った時にひかりに惚れてしまっていた。

そのため、スキを何回も探していたのだ。




(ひかり)相談ですね。私でよければ。










それから、この二人は良い感じになった。

悪い道の始まりだった。









●義明からひかりへのメール

メール!

(義明)「ひかり今日遅くない?」

「どうしたの?」

(ひかり)

「友達と久しぶりに会って、泊まることのなった。だから、今日は帰らない。」

「ごめんね。🙇」

(義明)「そうか。分かった」




○半年が経ち、自然先生とひかりの距離が近くなっていた。

(ひかりちゃん)と呼ぶようになった。

でも、義明は変化に気づかなかった。

半年が経ち、研究が悪い方向に行ってしまった。






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