テラーノベル
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こうして誰かに話すのは久し振りだけど、 友達には話せない、クラスメートとの秘密の遊びの続き、 僕も誰かに聞いて欲しかったんだ。
この前話したあの頃は、あの気持ちいいのをするために会うみたいな感じだったけど、段々とゲームをするだけの日や、他の友達と遊ぶ日も出てきて、二人だけで遊ぶ日の、親がいない間を狙ってする特別な遊びになってた。
こういうのを余裕が出てきたっていうのかな?
そんなある日。
「なんかさ、今のままでもすごく気持ちいいし、これ以上気持ちよくなっちゃっても怖いんだけどさ」
秘密基地に敷いたレジャーシートの上で馬場が言う。
「ん?なに?」
僕はゲームを操作しながら聞き返す。
「あの本にまだ試してないことあるじゃない?山本はやってみたいって思わない?」
「う~ん…でも僕はおちんちんがデュクデュクしたら、終わった!って感じになるから、なんかそれ以上は無いもん。もしもっと気持ちいいことがあるなら、早く終わるってだけだし」
何度もやってるけど、デュクデュクするとそのあとはもう、気持ちいいじゃなくてくすぐったいになる。
「あ~そうか…」
「でもやってみたいことがあるなら言ってよ。僕でよかったら付き合うからさ」
「ほんと?じゃあ今度家で遊ぶ時に、マンガのとこにあったくっつくやつやってみようよ?」
「くっつくやつって…あの動物の交尾みたいなのとか、上から乗っかったり跨がったりしてるやつ?」
パンパンて描いてあったから結構肌と肌を素早くぶつけるんだと思うけど…
「痛そうじゃない?」
「痛い…のかな…?でも痛かったらやっぱりまだ早いってことだと思うからやめたらいいし。」
「試してみるってこと?ん~じゃあ今度やってみる?」
「うん!」
ま、試すだけなら、ね。
新しいことにチャレンジすることに決めた馬場は判断と行動が早かった。
次の日学校に着くと、廊下で待ち構えてた馬場に
「うちのお母さん、今日は電車でお買い物行くんだって!今日がチャンスだよっ」とだけ言って教室に入っていった。
昨日、今度ね、と言ったのがまさか次の日になるなんて。
じゃあ今日は誰かに誘われても用事があるからって断らなきゃ。
放課後、特に誰にも遊びに誘われないまま、するりと帰れた。この頃、ファミ…置き型ゲーム機派のみんなはあの人気RPGの最新作の攻略が忙しかったみたいで、自分から見せてっていかないとゲームに誘われたりしなかった。
「ただいまー、行ってきまーす!」
ランドセルを置いてゲームを詰めたカバンを持つとすぐに家を出た。
最近は遊びから帰ると自分から宿題をしていたから、お母さんも特に文句を言わなくなっていた。
いつものように馬場の家の前に自転車をとめてピンポンを押す。
「はーい」
バッグを持った馬場のお母さんが出てきた。
「こんにちは!」
「あらこんにちは。また来てくれたのね」
「はい。いつもゲームを貸しっこしてます」
「うんうん。おばさんお出掛けしちゃうから公園とかに出掛けるなら鍵してね、って言っておいてくれる?」
「わかりました」
短い会話だけでおばさんは出掛けていった。
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