元貴side
元貴『…もうそろそろ気づいてよ、』
僕がそう言うと若井は驚いた顔をしながら
僕の頭を撫でて言った。
滉斗『…一緒にいたいの、?///』
熱があるからなのか、動揺しているからなのか
顔が赤い若井。
一緒にいたいのもそうだけど、
僕は、友達以上の関係になりたい。
僕が小さく頷くと若井は少し困ったように
頭を掻きながら口を開いた。
滉斗『…ぁのさ、
気づいてないかもしれないけど…///』
元貴『…?』
滉斗『…俺もう結構限界近いからね、?///』
そうだ、若井は今体調悪いんだった…
1人にしてあげた方が気が楽だよね、?
元貴『ごめん、僕戻るね、』
そう言って僕が席を立とうとすると、
若井に思いっきり服の袖を引っ張られた。
滉斗『勘違いしてない、?///』
元貴『へ、?』
滉斗『っ…ここにいてよ、』
僕は思いっきり引っ張られた衝動で
若井の上に乗ってしまった。
元貴『ごめんっ…////』
僕が慌てて降りようとすると、
若井に抱きしめられた。
滉斗『…行かないで、』
鼓動が早く、心臓が脈を打っているのを感じる。
いつも真面目でかっこいい若井が、甘えてる…
“勘違い”って…何、?
もしかして、若井も…
んな訳ないない!!!///
あり得ないでしょ…
でも、今は僕も若井の側にいたい。
気づけば辺りはすっかり夕方になってしまって
いた。…またやっちゃった、
授業に出ないで寝ちゃってた…
保健室の先生何やってんだ本当に…
ちらっと若井の方を見ると、
気持ち良さそうに僕の隣で寝ていた。
元貴『可愛いなぁ…』
小声でそう呟きながら僕は若井の頭を
優しく撫でる。お昼の時よりかは全然
熱くなかった。
…良かった、
それにしても綺麗な顔してるなぁ…
キリッとした目元にくっきりとした鼻、
魅力的な唇、だからモテるんだろうなぁ…
僕はそっと若井の唇に触れる。
少しだけなら、、いいよね、?
僕はそっと若井にキスをした。
若井は起きる事もなく、
ただ気持ち良さそうに寝ていた。
僕は帰りの支度をしに教室へ向かった。
滉斗『起きてるのに、、可愛いなぁ本当に…//』
僕が自分のカバンと若井のカバンを
両手に持ちながら保健室に入ると、
若井はベットの側に立っていて着替えていた。
元貴『っ…何して、///』
滉斗『ん?ワイシャツのボタン1つずつ
ズレてたから…笑』
元貴『ちょっ…じっとして、』
僕はそう言ってカバンを椅子の上に置き、
若井の前に立って若井の首に手を伸ばした。
滉斗『んっ…くすぐったい、///笑』
元貴『襟折れてる、』
僕がそう言って若井の襟を直すと、
若井はふにゃっと笑いながら言った。
滉斗『ありがと、笑』
元貴『ん…帰る?』
僕がそう言うと若井は少し寂しそうな顔をした。
何かあったのかと思い若井の顔を覗き込むと、
若井は小さな声で言った。
滉斗『今日ちょっと用事あってさ…
居残んないといけないんだよね…』
元貴『熱あったのに大丈夫…?』
僕が心配そうな顔をすると、
若井は僕のおでこにキスをした。
滉斗『大丈夫だよ、先帰ってて』
そう言って若井は、
僕に手を振って行ってしまった。
っ〜////
なんなの本当に…!!
僕ばっかりドキドキさせられて…!
悔しいっ…!!!///
コメント
9件
尊すぎて限界という言葉が私の脳内から消えた……
いやいやいやお2人外国人か何かか?キスしてますやん、挨拶かよ。主さんめっちゃ焦らしますね最高です☺️
やばいもう私限界突破してるかも