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夢主の設定
名前:ダイアナ・ミューズ
容姿:茶色の髪/緑色の瞳
ジャンの恋人設定。
ジャンが彼女にデレデレです。ご注意を!
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花嫁衣装
今日は俺の可愛い可愛い彼女のダイアナと、結婚式のドレス選びにやって来た。
俺の彼女は超絶可愛いからな。何色だって似合うと思うが。
純白のウエディングドレスは絶対だ。花嫁の象徴だからな。白いドレスを選ぶとしたらデザインでだろう。
赤はダイアナのエメラルドグリーンの瞳と対照色でよく映えるだろう。
青もいいだろうな。ロイヤルブルー、なんてのも彼女の白い肌をより際立たせるだろう。
黄色も可愛いだろうな。ぱっと目を引く鮮やかなドレスに、向日葵なんかの花飾りでも合わせればまるで花の妖精のようだろう。
ピンクも王道だが捨てがたい。
緑も彼女の瞳とお揃いで綺麗だろうな。
オレンジも彼女の優しい顔立ちをぱっと華やかにしてくれそうだ。
紫も普段なかなか身に着けない色だから見てみたい気もする。
黒も大人っぽく着こなしそうだな。
……うん、全色着てもらうか!!
と、そうは思ったものの。
「あ…あが……」
『ジャン?どうしたの?』
式場の貸衣装たちを見て、みっともなく口を開け金魚のようにパクパクさせる俺。その横で色とりどりのドレスを見て目を輝かせるダイアナ。
何てこった。赤ひとつ見ても、 真っ赤、朱色、紅色、赤紫、ワインレッド…などなど。こんなに種類があるのか。
しかもデザインも豊富すぎる。袖なし、長袖、半袖、肩の出るデザイン、裾が大きく広がるもの、身体のラインにぴったりするもの、エトセトラエトセトラ……。
この中からダイアナに似合う、その上彼女が気に入ったドレスを選ぶのか。
全色着てもらおうなんて考えたが…そうもいかないかもしれない……。
…いや、何を弱気になっているんだ俺!
きっとどれを着たってダイアナに似合うに決まってる。
何てったって俺の彼女は世界一可愛いからな。
よし。
「ダイアナ。気になったのがあったら遠慮なく試着するんだぞ。全色全種類片っ端から着たっていいんだからな」
俺がそう言うと
『もう、ジャンったら。確かにどれもすごく素敵だけど、これぜーんぶ試着してたら夜が明けちゃう』
と可笑しそうに笑う彼女。あ〜、可愛いな。
ダイアナは「どれにしようかな〜」なんて呟きながら運命の1着を探す。あ、白のドレスとカラードレスの2着か。
こうしてるとやっぱり女だよなあ。色とりどりのドレスに囲まれた彼女はとてもキラキラしていた。
しばらくして、俺の希望通り、赤のジャンルから、青のジャンルから……とそれぞれの色から1着ずつドレスを選んで持ってきた。
式場のスタッフに手伝ってもらいながら試着していく。
『どうかな?』
そう言ってカーテンの向こうから現れたダイアナ。
「おぉ!いいじゃねえか!」
『そう?ありがと』
照れたようににっこり笑う彼女。
やっべぇ〜可愛すぎるだろ……。1着目からこんな調子なら全部試着する頃には俺は天に召されてるんじゃないか?
ダイアナが選んできたドレスをどんどん試着していく。どれもよく似合っていた。さすがは俺の可愛い彼女だ。選ばれたドレスたちも、こんなに可愛い花嫁に試着してもらえてさぞ喜んでることだろう。
そして、最終的に決めた2着。
まず白のウエディングドレスは、プリンセスラインという裾にかけて大きく膨らむデザイン。
袖は長袖だが花のレースによって上品な透け感を演出している。
そしてドレス全体に金や銀の糸で繊細な刺繍が施されており、光に照らされてキラキラと美しく輝く。
カラードレスは淡い紫色の、肩からデコルテまで露出されたデザインのもの。
色はラベンダーパープルと書いてあり、肩が出るのはオフショルダーというらしい。
ウエディングドレスが露出の少ないものを選んだので、カラードレスは少々大胆に肌を見せる形にした。
ウエストはキュッと絞られ、背中は紐で編み上げられている(レースアップというらしい)。
こちらもスカート部分はふわりと広がる形をしている。
ラベンダーパープル のドレス全体には小さなラメと、色とりどりの花飾りがあしらわれて、年齢に対して若く見られるダイアナの、少女のようなあどけなさの残る顔によく合っている。
だが淡い紫を選んだことで、幼すぎず大人っぽすぎず、絶妙なバランスでダイアナの魅力を引き立てていた。
ああ、綺麗だ。こんなに綺麗な女が、俺の嫁になるなんて。
不覚にも目頭が熱くなった。
今でさえこうなら、当日はどうなることやら。
帰り道。
『あ〜、ドレス選ぶの楽しかった〜!』
ダイアナの声が弾んでいる。
「お前が各色から選んできたドレス、全部似合ってたな。マジでセンスいいわ。式のタイムスケジュールが許すなら、全部のドレスでお色直ししてみんなにお前のドレス姿を見せびらかしてやりたいところだったが 」
『もう。そんなことしたらお客さま飽きちゃうし、私もメイクさんもくたびれちゃうよ』
くすくすと可笑しそうに笑う彼女。
それもそうだな。
『ジャンが私より真剣にドレス選んでくれて嬉しかったよ。ありがとう』
「一生に一度の特別なものだからな。納得のいくドレスがあってよかった」
『うん!』
自宅に帰り着く。
家の中に入った途端、ダイアナが俺に抱きついてきた。
「!?おっ…おい、ダイアナ?」
『ジャン。私いまとっても幸せ!私をお嫁さんに選んでくれてありがとう。大好き! 』
そんなの反則だ。
俺も堪らず彼女を抱き締め返し、そして唇にキスを落とす。
「俺も大好きだ。ドレスを姿のお前もめちゃくちゃ綺麗で可愛かった」
『ふふ。ありがとう』
頬を薔薇色に染めてにっこり笑う彼女。
『ジャン。ずーっと一緒にいてね』
「ああ、もちろんだ」
俺たちはどちらからともなく、もういちどお互いの身体を引き寄せ唇を重ねた。
結婚式当日。選んだドレスを身に纏い、髪もメイクもばっちり決めたダイアナの美しい花嫁姿に、ジャンが感極まって大泣きしたのはまた別のお話。
end