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コメント
1件
はる。だよ〜、第3話読んだわ! いきなり知らない女の子が布団で寝てるところから始まって、めっちゃ波乱の朝だなと思った(笑)言売の「倒れてたから連れてきた」が天然すぎて笑うんだけど、面倒見の良さが災いしてる感じが芦兆のツッコミと合わさって面白かったわ。 味噌汁でむせるところとか、お腹の轟音の後の赤面とか、細かい仕草が可愛くてほっこりした。でも最後の「同じ力」の暗示で急にシリアスな空気になって、これからどうなるんだろうって続きが気になる! Bの人。さん、キャラの掛け合いが絶妙で面白かったっす!次回も楽しみにしてる🔥
#聖女
桜井正宗@オートスキル1巻発売
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88
#探偵
橘靖竜
5,728
Hp2
811
「ふあ…あああ…」芦兆
「お、起きたか」言売
いつも通り水を飲みに来たが何やらなんか少し違う…?
水を飲みながら横目に今日のご飯を覗いてみると、明らかに2人分以上はある。
寝ぼけてるから気のせいだと誤魔化してそのまま居間に向かう。
いつもの席…家の目の前の庭や山の景色が一望できる窓を背に座る…。
後光を放つ王者の風格…(自己満)。
「………は?」芦兆
目の前に
知らない女性が布団で寝ている、やけに顔色が悪い。
まだ若く見えるしもしかしたら未成年…もしかしたら俺たち未成年なんたらかんたらで捕まるのでは…いやここは言売に聞いてみよう。
「うーし、朝飯出来たぞー」言売
いつもと変わらず台所から朝ご飯を乗せたおぼんを持ってくる、淡々とご飯やお味噌汁やおかずを並べていく…それもやっぱり3人分。
「おい、あの人は誰だ、どういうことだよ」芦兆
一応起こさないように言売の耳元に小声でつぶやく。
「ああ、知らない人だけど倒れてたから連れてきた」言売
もう一度聞くことにしよう。
「あの人は誰だy──」芦兆
「知らん、倒れてた、連れて来た」言売
「なんでだよ…」芦兆
「仕事の帰り際にたまたま見つけて、誰もいないし話せる余裕もなかったから仕方なく連れて来たんだよ」言売
言売の面倒見がいいことの悪い所が出た…こいつ、知らない動物でも元気がないとすぐ看病したりするし(その影響で森の動物と異様なまでに仲がいい)、とうとういちばん恐れていたことまで起こってしまった。
「この人は見ての通りまだ若い、もしかしたら親御さんが探してるかもしれない、それに本人もまだ死にたくないって思ってるかもしれない、赤の他人だからこそ殺していいって理由にはならないと思う、それに俺達は人一人ぐらい養うぐらいは余裕持て余してるだろ、出てくって言うまでは面倒見てやってもいいんじゃないか」言売
俺に実の親がいないからこそなんか胸に刺さるのが胸糞悪い。
「そう言うなら…まぁ…」芦兆
「お嬢さん、朝飯できたぞ、一緒に食べよや」言売
「──ん…おはよ…ござます…」???
布団からぬくりと上体を起こす、まだ眠そうだしやはり血色がやたらと悪い、最近あまりご飯食べていなかったのだろうか。
立ち上がろうにも足がおぼつかず膝をついたままやっとで食卓の前に座る。
「よし、みんな席についたな」言売
「いただきます」芦兆・言売
「ただ…きます…」???
まずは味噌汁の入ったお椀を手にとり、そっと一口──
「ゔっ?!げほっ!ごほっ!」???
「うおおい!大丈夫かよ!」芦兆
「ごほっ…大丈夫…あまりの美味しさにびっくりして…むせてしまって…」???
普通逆じゃね。
どんなまずい料理食ってきたんだよ。
「あんま無理して食わなくても大丈夫、食べれるものから食べてくれよ、ティッシュでフキフキっと…」言売
「ほんとに、大丈夫!美味しい…!」???
そう言って橋を持ち、白米やおかずにも手を伸ばしていく、一口一口隠せない驚きを晒しつつ次々と口に運んでいく──
にしても食べ方は綺麗だな…。
そしてこの女、完食。
本当に美味すぎただけなんかい。
「ごちそうさまでs──」???
グゥゥゥォォォォォ…
明らかに今までに聞いた事のない轟音が彼女の腹部から鳴り響いた。
きっとあまりの美味さに腹がもっとよこせと叫んでいるのだろう。
そして圧倒的赤面で硬直した。
「ご飯と漬物まだ余ってるから持ってくるよ」言売
「アッ、アリガトウゴザイマス」???
…2人きりになってしまった、気まずい、非常に! 気まずい。
何話せばいいんだ…。
話さなくてもいいか。
「ごめんね、迷惑かけちゃって…」???
「君が謝ることは無いから、気にするな」芦兆
なにか思い悩んでるようにも見えるし下手に言い過ぎないようにしないと…。
「手伝える範囲なら…手伝う…食器洗いとか掃除とか洗濯も…」???
「お、おう…ありがとう?」芦兆
帰る宛てもないのか、はたまたここの居心地が予想以上に良かったのか(それはないと信じたい)。
「あと、お勉強…!」???
「…え?」芦兆
「中学までは真面目に勉強してたから!勉強も、教えられる…かも」???
「いや、俺もう大人だけど(高校からまともに通ってないのは秘密にしとこ)」芦兆
「…え?」???
「え?」芦兆
しばらく沈黙が続いた。
俺は察した、自分は背が低いと自覚はしていたがとうとう中学生とまで勘違いされる日が来ようとは。
「一応俺もう20歳なるんだけど」芦兆
「えぇ?!と、年上?!」???
「ちなみに俺はアラフォーだぜ、ナハッ★」言売
丁度良いのが悪いのか、言売がおかわりを持ってくる。
「ありがとうございます…二人とも見た目に対してすごい若く見える…」???
そう言って再び白米を美味しそうに頬張り始めた。
俺に対しては「子供みたい」「チビだね」と言っているようにしか思えないが、なんか悪気無さそうだし空気悪くしたくないから言わないでおこう。
俺も言売も既に薄々勘付いている。
「この女は俺達の持つ力の同じものを持っている」
言売は担ぐ時点で確信していただろうし、この能力者は決して大勢いる訳でもなく俺でも一瞬で分かった。
かと言って敵か味方かはまだ区別がつかないし、本人もその力を自覚しているかは分からない。
それも、その力を引き出せばわかること。
〈解説〉
・謎の女性
…言売が夜明けの帰り道に偶然見かけた。
…丁度家の近くの森の入口の近くで倒れていた、ちなみに夜中だと全く見えずに素通りしてた「かもしれない」らしい。
・謎の力
…この力を持つ者は田舎出身が多い。
…それを自覚するまでには「小さい頃から」と言う者もいれば「大人になってから」と言う者もまばらに存在。
…大体には普段使うものでもなんでもないのでそのまま忘れる人も多い。