青桃 交際済
青さんって深爪だよなぁって事で生まれたシチュです😘💋
簡易的なやつですかなり短め🙏🏻
「うわ、またまろちゃん怪我してんやん」
「え、ほんとだ」
奇数組で談笑していた最中、ふと視界に入ってきたまろちゃんの中指。指先には、爪の上に巻かれた絆創膏が。
「ただの深爪やで」
「ただのって…、また実写動画でリスナーさんたち心配させるよ?」
「まぁまぁ、そんときはそんときやな」
なんておかしく笑うまろちゃんを見ながら、呆れたようにため息を零すりうちゃんの横で苦笑しながらまろちゃんに問いかける。
「にしても、ずっと怪我しとるよね」
「ほんとそれ、別に禁止じゃないのにネイルもしなきゃ爪も伸ばさないしね」
勿体ない、なんて抜かすりうちゃんに向かい、まろちゃんが満更でもなさそうな表情で自慢げに口を開く。
「俺な、身だしなみの中で1番爪に気ぃ遣ってんの。言いたいこと分かるやろ?」
言葉の意図を探るべく、思考をフル回転させていると、浮かび上がって来たのは、まろちゃんの恋人であるないちゃんの姿。
ははーん、と口角を上げると、そゆこと、と意地悪げに笑うまろちゃん。
「世界一可愛い彼女やで?蝶よりも花よりも丁重に扱わなきゃ。傷付けるなんて以ての外やろ」
「ふーん…、じゃ、ないくんは爪伸ばしてネイルしてるけど、ないくんがタチになったりしたらヤバいんじゃないの?」
「あるわけないやろ、その為にも爪伸ばさして俺がネイルしたってんの」
ご機嫌そうに笑うまろちゃんに、りうちゃんは隣でキモ、と零していた。珍しくそれには同感で、結構マジで気持ち悪いと思う。
「あ、ないこから呼び出しくらったから行ってくるな」
じゃ、と言って席を立つまろちゃんに手を振りながら背を見届ける。まろちゃんが見えなくなり次第、りうちゃんと顔を見合せた。
「……マジ?」
「…マジっぽいよね、ないくんも満更でもなさそうだし……」
「こんどまろちゃんにネイルプレゼントしよ」
「最低じゃん」