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今気づいた。
「あ、あの!!私熱あるので休んだんですけど。だから今日はもう帰ってください!!!」
「あ。ご、ごめん。」
「すまんな。」
2人は同時に謝ってくれた。
2人が「またあした。」
と言って帰ったあと私は
その場に倒れてしまった。
バタッ
ピーポーピーポー
「…ヒノ……ヒノサン…ヒノサン」
ん、んぅ
パチッ
私は目を開けた
けど、天井が私の家じゃなかった。
私は病院に運ばれたようだった。
うちのアパートの大家さんが気づいてくれて
救急車を呼んでくれたらしい。
(ああ。今度お返ししないとな。)
「ひのさん。良かったぁ。あなたまだ学生なんだから、無理しないで」
「は、はい。…ありがとう……ご、ざいます」
そんな微かな声しか出なくて情けなく感じた。
お医者様は
「これだと2週間入院でいいでしょう。」
(へ?い、いまなんと、)
…私は混乱してしまった。
(学校もあるのに!?)
そんな私に大家さんが声をかけてくれた
「ひのさん。大丈夫よ。私があなたのお世話をするわ。だから安心して、安静にして休んでね」
(気持ちはありがたいけど…)
「は、はい。ありがとうございます。ご迷惑ばかりかけてスミマセン」
「いやぁいいのよォ、そろそろ私もここでおいとましようかしらね」
大家さんは“じゃーね〜”と言って病室を後にした。
あ。一応2人にも伝えよう。と思い
グループLINEで
「ごめん。2週間入院になった。」
と、親友の2人に知らせた。
はぁ。なんだか申し訳ないな。
私は重くなってきたまぶたを閉じて
夢の中に入っていった。