ヤンデレからの脱出
⚠️
・四季総受け
・攻→ヤンデレ
・不穏?
・「台詞」、(心情)、<効果音>
☛Start
「はっ…、はっ…!」
(逃げなきゃっ、捕まったら終わりッ…)
雪が降る夜の日。中学生くらいの少年がいた。その少年・一ノ瀬四季は息を切らし、町の中を全力疾走していた。
一ノ瀬四季、彼は転生したのだった。
事の発端は、約6年前のこと
鬼と桃の長い戦いが終わり、一悶着ついた春と夏の合間の事だった。
前世の彼は属性・炎鬼の子だった。属性の鬼は 強烈な力を与えられた。ただし、それと引き換えに寿命を削られる。昔からのことだ。
▷羅刹学園・病室にて
「ごほっ、ごほっ…、あ゛~…死ぬかも…」
「四季、そんなことを淡々と口から出すんじゃない。」
彼の担任・無陀野無人は弱っていく四季のそばにいた。
「そうだよ~?四季裙、そんなこと言ったら良くない良くない!死なないかもじゃん?」
仕切り用のカーテンの奥から顔を出したのは保険医・花魁坂京夜だった。
「でもおかしいぞ、俺前までこんな弱ってなかったし!死ぬんじゃね?コレ」
「何度も言わせるな。」
「はーい…」
暖かい日差しが入り込む窓からは桜が散りかけ、夏へ向けて新しい葉っぱが繁り始めていた。
「…ムダ先、」
「なんだ」
「俺が死んでも体の刺青、入れんなよ」
「…何故」
「俺生き返るかもだし、ムダ先には体大切にしてほしいし。ま!教師でいるなら話は別かぁ!」
生き返るという冗談の生地の中に、ほんの少しの本音の隠し味を混ぜ込んだ。
四季の見舞いにいつも多くの人が来る。
それは、鬼も桃も関係なく。
紫苑、印南、猫咲、並木度の先輩達や、皇后崎や矢颪などの同期、真澄隊長、桃の神門などが来る。
みんなが楽しく話している顔を彼は大好きだった。みんなのしょうもない話が好きだった
特定の人の笑っている顔の奥底に、哀しみと欲を隠しているのを四季は知らなかった。
☛Finish
お疲れ様でした。
次回・失った光
ではまたね~
コメント
18件
なんだこの神作品
話つくるの上手すぎます!! 攻めヤンデレは最高ですね(*`ω´)b