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入学式の翌日。
1年F組の教室で俺は頭を悩ませていた。
「で、問題はどうやって使える系統を増やすかだよな」
図書館の資料から、合成魔法で蘇生魔法を生み出せるかもしれないということはわかった。けれど……。
「魔法の系統は全部で12種類、その組み合わせは132通りですからねぇ」
「そのどれが蘇生魔法に繋がるかわからないし、リョウジが使えるのは火炎魔法と烈風魔法だけだもんね……」
「う~ん、アリス、使える系統を増やす方法ってないのか?」
「どうだろう。そもそも生まれ持った適性系統ひとつを極めるのが基本だから……」
「自ら二心の冒涜者になる方法なんて誰も研究しない、か」
思考が袋小路に行き詰まると、教室のドアが開いた。
担任の女性教師の登場に、男爵家、騎士家、平民出身入り乱れる80人の生徒たちは談笑をやめ、階************
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