俺の小さな宝物(ご意見募集中、途中までです)
ここは、宇宙人に侵略された数千年経った惑星。ある日、1人の純粋な少年は宇宙人が管理している、少年と同じような子供が沢山居る施設で、何故誰も怖いと思わないのだろう、どうして従うのだろうと、1人疑問に思う。しかし、その日の夜、就寝の時間になり、その少年は眠っていたが、微かに漏れ出ているドアの隙間から見える、外の妖しげだが綺麗な赤い光に、目を奪われた。好奇心に負けた少年は、部屋から監視とも言える宇宙人の目をくぐり抜けて、その光のする方へと躊躇いもなく進む。辿り着いたのは、頑丈な鉄の扉だった。少年は何だ、何も無いじゃないかと内心、落胆したその時、ほんの少しだけ扉が開いていたのだ。きっと、閉めるのを忘れていたのだろう。だが、少年の好奇心は止められるはずがない、子供だからもっと仕方がない。その少年は、重く冷たい鉄の扉の隙間から中に入る。中に入ると、短くも暗い階段があり、奥には何かが居た。少年は、その暗さに恐怖を感じながらも、階段を降りていく。すると意外にも、恐怖はすぐに無くなった。なぜなら、少年と近い歳の少年が居たからだ。少年は、その黒髪の鋭くルビーのような赤い目をしているその少年を見つめる。その鋭い目つきの少年は、驚いたような可笑しく嘲笑うようなそんな笑みを浮かべつつ、純粋だった少年を何処か興味深そうに見つめた__。