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#すのあべ
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「んぁ……あ、あっは、ぅ……っ」
口から零れ出る無様な声を、もう抑える術を持たなかった。認めたくない、こんな汚らわしい男の手で感じているなんて死んでも認めたくないのに、肉体はあまりに正直に、そして貪欲に反応してしまう。
(嫌だ……ッ! こんな奴の前で、これ以上……!)
自尊心の最後の一片をかき集め、必死に快楽の波に抗おうとする。だが、その抵抗すらも蓮にとっては極上の饗宴(エンターテインメント)に過ぎなかった。
「はは! 顔真っ赤にして……随分といい顔になってきたじゃないか、エース様」
蓮は勝ち誇った笑みを浮かべると、ポケットから携帯を取り出し、容赦なくカメラを向けた。レンズ越しに注がれる冷徹な視線に、理人の心臓が凍りつく。
「は、く、止せ! 撮るなッ!」
「誰に命令してるんだ? ……お仕置きが必要だな」
「ぁあっ!」
シャツの上から乳首を爪で強く弾かれ、びりりとした鋭い衝撃が全身を駆け抜けた。悲鳴を上げる隙も与えず、再び耳を食まれる。今度は執拗に、甘く、とろけるような噛み痕を残すように。そのたびに、ぞくりとした甘い痺れが背筋を這い上がり、理人の思考を白く染めていく。
「ん、ふ……く、もう、やめ……っ」
蓮の制服を縋るように握り締め、襲い来る感覚の嵐に耐えようと身を震わせる。だが、悪魔は決して手を緩めない。
「なぁ。もう限界だろ? イッちゃえよ、楽になれるぜ」
低く艶を帯びた声で、鼓膜に直接呪いを吹き込まれる。いやいやをするように首を振る理人の抵抗を嘲笑うかのように、蓮は尿道に挿入されたバイブをさらに奥へと、限界まで押し込んできた。
「ふぅん、イきたくないのか。……相変わらず強情だな。でも、そのプライドがいつまで持つかな?」
バイブの振動を最強にしたまま、蓮は理人の腰を強引に掴むと、グルンと身体を反転させた。壁に押し付けられ、尻を高く突き出すような屈辱的な体勢にさせられる。
「やっ! 止めろ、変態ッ!!」
もっとも無防備で、もっとも隠しておきたかった恥部を白日の下に晒され、羞恥に顔が爆発しそうに熱くなる。
「誰が変態だって? ああ、お前か」
蓮は理人の抗議を鼻で笑うと、ポケットからローションのボトルを取り出し、躊躇いなく理人の尻にとろりと垂らす。ひやりとした粘液の感触に、一瞬息が詰まる。 蓮はそのまま、ローションを絡めた指を躊躇なく、つぷり、と後孔の奥深くまで埋め込んだ。
「くっ……!」
異物が侵入する鈍い痛みに眉を顰める間もなく、指は中でぐりぐりと回転し、腸壁を蹂躙し始める。
「なぁ。前回、ここに何が入ってたか、覚えてる?」
指を抜き差しされながら、体内を直接擦られる感覚に、全身の毛が総毛立った。覚えているも何も、忘れられるわけがない。あの、裂けるような痛みと、その後に訪れたおぞましい快楽の記憶を。
「し、知るかっ!」
「へぇ、じゃあ思い出させてやるよ」
蓮はそう言うと、中を探っていた二本目の指を折り曲げ、執拗に腸壁の「ある一点」をクイックイっと引っ掻いた。途端に脳髄を焼くような強烈な疼きが生まれ、理人は目を見開いた。
「ひっ、あ……ぁあ! やめっ、そこはッ!」
「あぁ、ここ。やっぱり好きなんだろ、お前」
蓮は邪悪な笑みを浮かべ、何度も同じ場所を、より深く、激しく刺激した。そこは、前回の凌辱で散々弄ばれ、開発されてしまった理人の「弱点」だった。そこを突かれただけで、理性は跡形もなく吹き飛び、ただ快楽だけを求める獣へと変えられてしまう。
尿道のバイブと、後ろからの指。ダブルの刺激にひとたまりもなく、膝から崩れ落ちそうになりながら、理人は必死に壁に爪を立てた。だが、蓮は決して赦さない。
「あ、ああ、駄目だっ! く、ぅうっ」
「どう? 気持ちいいだろ?」
背後から、揶揄するような声が響く。ローションで滑りの良くなった指が、ぐちゅぐちゅと卑猥な水音を立てて理人の体内を掻き回す。そのリアルで厭らしい音が聴覚を直接刺激し、さらに理人を追い詰めていく。
「ん……、き、気持ちいい、わけ……っない、だろっ」
「ふぅん、今にもイきそうなくせに、よく言うよ」
蓮は意地悪く笑うと、一気に三本目の指を突き入れ、激しく抜き挿しを始めた。
「ひぃ、ん、ん、ぅ、や、ぁあ、ク……っ!」
「はは! 凄い音。自分で聞こえるか?」
わざと音を聞かせるように、じゅぽっ、ぬちゅっ、と厭らしい音を立てて責め立てられる。
「そ、こばっか……や、め……っ!」
「何で? 好きなくせに。こんなに俺の指を締め付けて、もっと奥へって強請ってるみたいだぜ」
(違う……! 好きなんかじゃない! こんな屈辱的な行為で感じるなんて、ありえない!)
心では叫んでいるのに、身体はあまりに正直だった。指がもたらす疼きに、蓮の言葉を否定するかのように、無意識に腰が甘く揺れる。
「腰、揺れてるよ……。そんなに、欲しいのか?」
「違……うっ……誰が、ぁ……」
「違う? じゃあ、その床に染みを作ってるのは何だろうな?」
腰を掴んでいた蓮の手が外れ、支えを失った理人の膝ががくりと折れた。
そのままずるずると腰を落とした理人を追って、蓮が覆いかぶさるように屈んでくる。 その手が、理人の前を執拗に弄り始めた。バイブによって弱い刺激を与え続けられたペニスの先端からは、とろとろと先走りが溢れ、興奮を自覚させるように大きく膨らんで脈打っている。
その先端の小さな穴を押し広げるようにして、蓮は親指を押し当て、ぐりぐりと蹂躙した。
「ふぅん、やっぱり気持ちよかったんじゃないか」
蓮の手が動くたびに、ヌチャッという粘着質な音が資料室に響き渡る。同時に、後ろも指をバラバラに動かしながら最奥を責められて、理人はもう、頭がおかしくなりそうだった。
「ん、く……も、やめ……っ」
「止める? 本当に止めてもいいのか?」
耳元で甘く、悪魔のように囁かれ、全身がぶるっと戦慄いた。
「ん、あ、ぁあ、ん……っ」
蓮の問いかけに答える余裕など、もう微塵も残っていなかった。堪えようとしているのに全身がガクガクと痙攣し、蓮が指をほんの少し動かしただけでも、腰が勝手に跳ねて快楽を求めてしまう。理人はただ首を振って、必死に、必死に、快楽という暴力に耐えることしかできなかった。
「はは! 答えられないくらいイイんだ。ここも、ヒクつかせて……物欲しそうにして。中身は淫乱だな、お前は」
揶揄するような言葉に、カッと頬が熱くなった。
「違う……ッ!」
怒りと恥辱で、目の前が真っ赤に染め上がる。 こんな奴に負けるわけにはいかない。こんな汚らわしい男に屈服するわけにはいかない。
心では、そう固く誓っているのに。
肉体は、どんどん、どんどん、絶頂の淵へと追い詰められていく。