【 時透side 】
白無垢姿の私。
隣には新郎の春馬さん。
今日は祝言当日。
でも、
参列の中に私の知り合いは誰1人としていなかった。
【 五条side 】
五条父「もうすぐしたら突撃する」
夜中に催された祝言。
アイツは今、どんな顔をしているだろうか。
暁「宵を人質に取られても面倒だし、」
暁「やっぱ、早めに保護しようか。」
冥冥「そうだね。」
暁「俺は結界を解かないとだし、すぐには行けないから、」
暁「五条くんが行ってきてよ。」
五条「……俺が?」
冥冥「おや、そうなると、宵ちゃんの王子様は五条くんだね。」
五条「俺が王子なのはともかく、あんなお転婆娘に姫は無理だぜ。」
五条「それに、言うならば*怪盗*だしな。」
暁「じゃあ、名付けて、」
暁「*花嫁怪盗事件*?」
五条「そーゆーのは後々名前が付けられるんだよ。」
真昼「宵は無事だろうか、、」
暁「大切な花嫁だし、酷いことはされてないでしょ。」
五条「安心してください。必ず2人で帰ってきます。」
じゃ、俺はあっちで待機するんで。と言い残し、俺は移動した。
真昼「……今のやつって、“ 娘さんを僕にください。” 的なこと言われた??」
暁「さあ?俺はてっきりそのつもりで聞いてるのかと思ってたけど。」
真昼「ふざけんな。瑠奈はなぁ!白髪の男は好かないんだよ!」
暁「その割に、毛がないハゲは好いたみたいだ。」
暁「やっぱり、持つべきは息子だね。」
暁「娘は手塩にかけて育てても貰われちゃうけど、息子は寂しい父親をほっとかない。」
真昼「はぁ、。全くだ。」
真昼「命は狙われるし、髪の毛は毟られるし、」
真昼「…まあ、」
真昼「退屈は、しないわな。」
拝啓 “ お転婆娘 ” の君へ
今宵、
君を攫います。
コメント
8件
…好きだわ()
この小説もとても面白かったです!内容が細かくて考えるの、大変だと思いますが頑張ってください!