されるみす様のリクエスト
アメリカ✕ソ連で可哀想
⚠️虐待描写があります
⚠️戦争描写があります
政治的意図はございません。
人を選ぶ作品ですので、苦手な方はご遠慮くださいませ。
昔から、俺はアメリカが嫌いだった。
「Hey, ソビエト!相変わらず真っ赤だな!」
「…何だアメ公」
ヘラヘラしながら、肩を組んでくるアメリカ。
その上っ面だけの笑顔が、嫌いだった。
「ちょっとさぁ、手ぇ貸してくんね?」
「…内容による」
「Thanks!!お前なら、分かってくれると思ってたぜ!」
人の話も聞かず、勝手に事を進めるアメリカ。
その自己中心さが、嫌いだった。
「今 オレさ、日帝と戦争してんじゃん?お前にも参戦してほしいんだ!」
「戦争、か……領土分けてくれんなら、まあ…」
「OK、あの北のちっこい島なら構わないぜ!お前、千島列島ないと太平洋出にくいだろ?」
ランドパワーもシーパワーも持ち合わせているからか、俺の生命線を何とも思わないアメリカ。
その恵まれた環境が、嫌いだった。
数年後、第二次世界大戦が終わった。
新たに、冷たい戦争が始まっても、俺はあいつが嫌いだった。
「Hey, クソコミー!粛清は順調か?」
「黙れ。お前だって赤狩りしているだろう」
「HAHAHA, せっかく思想が赤いんだ、全部赤で染めてやらなきゃ勿体ないだろ?」
自分も同じことをしているのに、俺だけをヴィランに仕立て上げようとするアメリカ。
その『正義心』が、嫌いだった。
「お前、宇宙行ったんだろ?地球は青かったんだってな。Congratulations, 社会主義のくせにやるじゃないか」
「はッ……心にもないことを」
薄っぺらい笑みの裏で、その瞳をギラギラと燃やすアメリカ。
どこまでも俺を下に見る性根が、嫌いだった。
「ところでソビエト──お前、キューバに手ぇ出したな? 」
ピリッ……アメリカの纏う気配が、変わった。
チリチリと首の後ろが逆立つような殺気。
「……さあ、知らんな」
「ああ、別にそれについて、どうこう言うつもりはねぇよ」
「何が言いたい」
「これだけは言っておく──アメリカは、新兵器の開発に成功した」
言いたいことは、分かるな?
こちらを押しつぶすかのような圧をかけられて、俺は危うく息が詰まるかと思った。
「まあまあ、精々オレを楽しませてくれよ?」
ぽん、と俺の肩を叩き、その場を後にするアメリカ。
俺を玩具としか思っていない、その態度が嫌いだった。
そのまた数年後、俺は着実に弱体化していった。
プラハを筆頭に、俺の一部が、俺に牙を剥いた。
バルト三国の独立も、ベロヴェーシ合意も、認めざるを得なくなった。
「……すまないな、ロシア」
「う〜?ぱぱ?」
「後は頼んだ。お前なら上手くやるだろう」
「だぁ!」
死期が近づいた俺のもとに、突然現れた後継者ロシア。
まだまだ赤ん坊に等しいロシアは、パタパタと手足を動かした。
「……クソッ…!」
ぼろぼろと、指先がこぼれ落ちていく。
今ごろアメリカは、優雅にワインでも揺らして、俺を嘲笑っているだろう。
俺の追従を許さない、その国力が嫌いだった。
今夜は、クリスマス。
モミの木に星が舞い降りて、銀世界に笑いが満ちて、世間が灯りで包まれる中。
ソビエトは薄暗い部屋で一人、壁にもたれて座り込んでいた。
「Прощайте, дерьмовый мир」
薄く笑ったソビエトは、ピシ、とヒビの入った頬を撫でる。
窓の外、ちらちらと雪が舞う。ホワイトクリスマスを飾る空には、帝国時代と同じ三色旗が掲げられていた。
それすなわち、ソビエトは社会的に死んだのだ。
全ての権限をロシアに譲り渡したソビエトは、もはや死を待つだけだった──のだが。
ガンッ!!!
「──Mary Christmas!!」
「……アメリカ」
「HAHAHA!死にかけてんな!」
部屋のドアが開けられた。正確には、扉が足で蹴り倒された。
そうしてソビエトの部屋にズカズカと入り込んできたのは──憎き宿敵アメリカ。
どうやってアメリカがソビエト宅の在り処を知ったのかは謎だが、アメリカのことだ、それくらい朝飯前だろう。
怒鳴り付ける体力も残されていないソビエトは、緩慢な動きでアメリカを見上げる。
「喜べソビエト!サンタさんが、お前にプレゼントを運んできてやったぞ!」
「…そうか」
もはや、怒る気力さえ湧かないソビエト。
項垂れた彼は、ぼんやりと思う。
──俺が死ぬことは決定事項だ、今さら足掻く必要もなかろう。
アメリカの前で死ぬことだけは心残りだが、もう、全部、どうでもいい。
「おいおい、なんで寝ようとしてんだよ」
「寝るんじゃねぇ……死ぬんだよ…」
ソビエトは、ゆっくりと目を瞑った。
そして、ただ祈る。
嗚呼……せめて来世では、コイツと一緒になりませんように。
「は?──ん゛んんんッ!?」
ソビエトは目を見開いた。
アメリカが彼の顎を強引に引き上げ、唇に噛みついたからだ。
無理やり、喉奥まで舌を突っ込まれるソビエト。
「んぉ゛えッ…!んぐッ!はッ…おぇ゛ッ!」
えずくソビエトを弄んだ後、アメリカは彼の喉に、唾液を送りこんだ。
「ぁ゛ッ!?んぇ゛ッ…ゴクンッ…」
ソビエトは、苦しさのあまり、それを思わず飲み込んでしまう。
涙でぼやけるソビエトの目先に、不気味なほど美しい笑みを浮かべるアメリカ。
「はー、やっぱイイなお前!」
「こほッ…げほ…ッ!な゛、にする、んだ… 」
「怒るなよ、感謝しろ。オレがお前を、生かしてやってるんだから」
「…は?」
ソビエトは、こぼれてしまった唾液を、手の甲で拭いながら問い返した。
何を言ってるんだ、お前が俺を殺したも同然なのに、と奥歯を噛み締める。
「もうお前はさ、死んでんだよ。だって、構成国一つもないだろ?」
「…黙れ」
「つまり、お前の体には力がないわけ。ただの空っぽの器だ。そこに、オレが力を注いでやってんだよ」
オレという王子様のキスでな!
高らかにそう告げたアメリカ。
「なぜだ…?お前は俺を、殺したいはずだろう」
「Yes!…だけど、半分Noだな。国としてのお前を殺して──オレは、お前を飼ってみたい…♡ 」
「──ッ」
ヤバい。これはヤバい。
ソビエトの本能が、警鐘を鳴らしている。
彼は、逃げるために腰を上げた──しかし。
「逃げようとしたって、無駄だからな♡」
「ぐッ…!」
たちまち床に押し倒され、ソビエトは短い悲鳴を上げた。
床に押し付けられたまま、首を絞め上げられる。
「がッ!?…かはッ!…ひゅ」
アメリカはソビエトの気道を塞いだ。
ソビエトの頭の奥で、ガーン…ガーン…と鈍い音が響き渡る。
「ははッ…そう、その顔が見たかった♡」
「がはッ…きゅッ…!──ッゴボッ!ゴホッ!! 」
アメリカはゆがんだ笑みを浮かべた。
柄にもなく頬を染め、瞳に情欲を燃やしている。
「お着がえしましょーねーソビエトちゃん」
「お゛ぃ…や゛、めろ…」
カチャ、カチャ…。
ソビエトの衣服が剥ぎ取られていく。
「さわんじゃねぇ…ッ」
「こんだけ鍛えてんのに、厚着してたら勿体ねぇぞ。まあ、今から全部脱がすんだけどな」
服を脱がされ、全身丸裸にされたソビエト。
彼の引き締まった胸筋や、見事に割れた腹筋があらわになった。
「なかなか良い体してんじゃねぇか♡」
「んッ…♡チッ…!クソが…」
ソビエトの体に指を這わせたアメリカは、つぅ…とその腹筋の割れ目をなぞる。
かすかに喘いだソビエトは、すぐさま舌打ちした。
「なに、すんだよ…」
「決まってんだろ?ぶち犯すんだよ」
「は?──ぃぎッ!?」
突然、後孔に指を突っ込まれたソビエト。
もちろん、そんなところを弄ったこともない彼は、目を見開いて叫ぶ。
「や゛めろッ!…ぃだッ!てめぇッ…!」
「やっぱキツイな…何かねぇかな」
きょろきょろと辺りを見回したアメリカは、あるものを見つけると、パッと目を輝かせた。
「良い物はっけ〜ん、コレでいいじゃん」
「ぁ゛…な゛にを…ッ!?ぁッ…!」
「お゛い…やめろッ!それだけはやめろッ!!」
アメリカが手に取ったのは──ウォッカの瓶。
瓶の栓を引き抜いたアメリカは、そのボトルをソビエトの孔にぶっ刺した。
こぷ…こぷ…こぷ…。
「ゃあ゛ッ!ぅお゛…ぉおお゛ッ!」
ソビエトのナカに、濃度90%以上のアルコールが注ぎ込まれる。
腹の中がチャプチャプとして気持ち悪い。
「なあソビエト、知ってるか」
「ぉ゛ッ…あぁぁ…はぁ…はぁッ…ぅ゛ッ」
「人間の体は、口からよりも腸からの方が、早く強く、アルコールを摂取するんだと 」
ぐわん…ぐわん…とソビエトの脳が揺れ始める。
あつい。さむい。あつい。さむい… 嗚呼、もはや何もわからない。
それもそうだ、本来ちびちび飲むはずのウォッカを、短時間に大量に、腸から摂取したのだから。
「もうお前、ほぼ急性アル中だろうな」
「ぁ…う゛…ッ」
ちゅぽ…。
瓶が引き抜かれ、ソビエトの孔は、意図せず収縮を始めた。
「さて、これでちょっとはマシになったか?」
「は…は…ッ──ぁう゛ッ!?」
再び、アメリカの指が、ソビエトのナカを蹂躙し始める。
グッグッ、とソビエトのことを一切考えないその手つきに、彼は浅い呼吸を繰り返した。
「おーあったけぇ…そろそろいいか」
「あ゛ぁ゛…し゛ね゛…ッ 」
「まだ喋れんのかよ、すげぇなお前!」
アメリカは、感心したように笑った。
流石コミー!と感嘆の声を上げるアメリカに、ソビエトはただ、空虚感を覚えるだけ。
アメリカは何やらゴソゴソしていたが、しばらくすると、ソビエトの腰を掴んだ。
「な゛にを…」
「Present for you〜!ちゃんと受け止めろよ」
「がッ!?お゛ぉ゛…ッ!…あぅ゛ッ!」
腹の奥に、鈍い衝撃が走る。
数秒のラグを以て、ソビエトは気づいた──挿入れられている、犯されている、と。
「あっつ…あちぃな…」
「くぅッ…はぁ゛ッ…!ぁあ…あぁあ…」
バチン!バヂュンッ!
ソビエトのことを顧みることもなく、アメリカは出し入れを始める。
酒に酔い、性行に酔うソビエトは、現実と夢の境で、その淫らな音を聴くのみ。
「これ、突っ込んでたらオレも酔っ払うのか?」
「…ぁ゛…やッ…」
体が燃えるように熱い。
特に、腸内が火傷しそうだ。
ソビエトは、その灼熱地獄に呻く。
どちゅっ!ガツンッ!
「おぁ゛ッ…ぉ゛…お゛ぉ…」
「あ〜きもちー♡ずっと、ぶち殺してぶち犯したくて、たまんなかったんだよなぁ♡」
恍惚とした笑みを浮かべるアメリカ。
血管の浮かんだそれが、ソビエトのナカと精神を、削り取っていく。
ガツッ!バチュッ!
「崩壊してくれてありがとな♡」
「…くッ…ひぅ…」
ソビエトの腹は、ぼっこりと盛り上がっていた。
その歪な表皮を、アメリカはぐりぐりと押す。
「ぃ゛ぎッ!?あぁ゛ッ!あ゛ああああッ!! 」
「おー締まる締まる!」
ギュッと締め付けてしまったソビエトは、驚いてくぱっと下の口を開く。
しかし、再びアメリカに打ち付けられ、否が応でも咥え込んでしまった。
その悪循環は、ソビエトには止められない。
自分の体なのに、自由が利かない。
「かわいーな、ソビエト♡一生懸命、ちゃちなオモチャ作っちゃってさ」
「こ゛ろ゛す゛…ぉあ゛ッ!」
「オレに勝とう勝とうとする度に、それが自分の首を締めてくんだもんな」
「あ゛ぁああぁあぁ゛ッ!」
バチュンッ!バコバコッ!
ソビエトをまるでオナホのようにしか思っていない腰使い。
「まぁ、安心しろ──崩壊後も、オレがちゃんと使ってやるからよ♡」
「お゛ぉッ♡ぅ゛うぅううう゛ッ♡」
結腸をぶっ叩かれて、ソビエトは白目をむいた。
鈍痛と、息苦しさと──少しの快楽。
ぐっちゃぐちゃの感情に飲み込まれながら、ソビエトは達する。
ドロドロとした白いものが、彼の腹を汚した。
「はッ…♡」
びゅるるるるるるるるるッッッ!!!
アメリカが小さく喘いだかと思うと、ソビエトの最奥に、熱いものが飛び散る。
ごぽ…っ。
「ふー出した出した…おーい?生きてるか?」
「……ぁ゛…あ゛……」
ソビエトのナカから引き抜いたアメリカは、ペチペチとソビエトの額を叩く。
ソビエトの目はあらぬ方向を向き、もはや光を失っていた。
その後孔からは、飲み込めなかった白濁が、ダラダラと垂れ落ちてくる。
「おいおい、オレの精子零すなよ♡」
「──あ゛あぁあああッ!?」
先ほど使ったウォッカの空瓶の口で、ソビエトの孔に蓋をする。
そしてアメリカは、ソビエトの頸動脈に両手を添えた。
「よく覚えておけよ?力を失ったお前は、もう、一人じゃ生きられない」
「…ぉ゛…あ…」
「毎日オレの精液をごっくんして、オレの力を譲り受けない限り、お前は死ぬ」
きゅ、と手に力を込めた。
どくっ…どくっ…と波打つ心臓の感覚が、アメリカの指先を伝う。
「お前は一生、オレのオナホなんだよ…♡」
ついに、ソビエトの目からつぅ…と一筋の涙がこぼれ落ちた。
生理的なものではあるだろうが、それを目にしたアメリカは、満足げに嗤う。
「やべ、勃ったわ。もっかいヤるぞ♡」
「──ッ…──!!」
瓶が抜かれて、すかさず肉棒が突っ込まれる。
ソビエトの声ならざる声が、薄暗い部屋に溶けていく。
昔から俺は、アメリカが嫌いだった。
それはきっと、これから先も、変わることはないだろう。
しかし、一つだけ、変わったことがある。
「馬鹿なソビエト…♡これからずっと、お前はオレの専用ケースだからな?」
俺は、アメリカによって、これから先も生き永らえる。
精液というエネルギー源を注ぎ込まれて。
後孔に流し込まれる『流動食』には、これから先も、慣れることはないだろう。
しかし、俺の命は続いていく──他でもない、アメリカのせいで。
嗚呼… 俺は、アメリカのことが──────。
ありがとうございました。
そして、申し訳ありませんでした。
暴走しました。
生殺与奪の権利を、クズ系の攻めに握られてる受けが癖でしてよ。
ソ連さんを玩具としか見ていない屑なアメリカさんと、劣等感を燻らせるソ連さんが書きたかったのですわ…。
ところが、どこで間違えたのか…こんな駄作を…涙。
ロシアさんの誕生日、もといソ連さんの命日は、クリスマスですのね!
ライバルのアメリカではHappy Christmas!!している間、ソビエトが崩壊していただなんて…。
されるみす様、いつもお世話になっております。
なんと二回目のリクエスト、本当にありがとうございました!
それでは皆さま、ごきげんよう。
コメント
10件
??「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」
生殺与奪の権を俺に握らせろぉって 叫ぶアメリカが脳裏に浮かんでツボってる