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私「私は、もうここで終わりたい。みんなにも会いたくない。…あの状態に会いたくない…。」
???「そっか…。残念だよ遥ちゃん…。」
私「?!」
この声は…
私「悠人くん?」
悠人「そう。マスターは僕だよ。」
私「どうして…。」
悠人「こっちにおいで。」
そうすると、悠人くんは私の手を引き、0327室に向かった。
悠人「ドアを開けてみて。」
ギィ
私「え、?」
そこには大きく、「Happy birthday」とかかれた紙と、大きなケーキが飾られていた。
悠人「僕たち、結構ヒントあげてたんだけどなぁ」
私「ヒン、ト?」
悠人「うん。0327って今日でしょ?つまり、3月27日、君の誕生日さ。」
私「私の誕生日…。」
そうだ忘れてた。私の誕生日だ。
悠人「僕たちは、君のイノウが使えちゃったドッキリ!をやろうと思ってたんだよ。誕生日にね。」
私「ドッキリ…?じゃあ、みんなは死んでないの?」
悠人「いや、死んだ。でも、今からでも変えることはできるんじゃない?君ならね。」
私「一回断ったらもうできないんじゃ、」
悠人「いや、今の君ならそこまではできるはず。手の傷をごらん。」
私「手?あれ、ない…。」
悠人「遥ちゃんはずっと、左手で右手を抑えてたでしょ?だから、左手のイノウが発動して、時間が少しだけ戻った。」
私「私にも、イノウがあったんだ…。」
悠人「でも、もう時期痛みが戻って来ると思うよ。」
私「確かに、少しずつ戻ってきてる…。」
悠人「……ゔっ。」
ドサッ
悠人くんが、突然倒れた。
私「え、大丈夫?!」
悠人「ぐっ、どうやら、君にイノウを教えたことの呪いがついたみたいだ。」
私「え、」
今の私なら、時間を少し巻き戻すことができる。でも、少ししたら、また苦しむことになる。…どちらが正解?
悠人「さぁ、最後の話だ遥ちゃん。今君の前に、もう1人の君がいる…。」
私は前を見た。……いる。
悠人「その自分を倒して、新たに強いイノウを手に入れるか、それとも、このままみんな一緒に死ぬか…。選んで…。」
その言葉を続けると、悠人くんは意識を失った。
私「私はーーーーーーーー。」
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