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『BLACK cat school』〜スクールライフは恋と波乱!?〜
最終授業 私の選択
2年後――。
BLACK CAT SCHOOL 卒業式
『卒業したんだな〜俺達。』
『あぁ。早いようで短かったな。』
『だね…。あれ、そういえばベリアンさん達来てるって言ってたね。』
今日は俺達の卒業式だ。3年前の今日はベリアンさん達3年生達が卒業して…
2年前に華さん達2年生が卒業した。
『あぁ。生徒会室で待ってるってよ。』
『俺達の卒業祝いをしてくれるそうだ。楽しみだな。ご馳走沢山用意してくれてるらしい。』
『ふふ、バスティン食べ過ぎないでね。』
『ところで華さんは来てないのか?』
『華さんは……。』
2年前の体育祭の借り物競争。
華さんは誰も選ばなかった。
俺達は華さんの意見を尊重した。
華さんらしい選択だと思った。誰も傷つけたくない。そんな優しい心に咎める人など俺達の中にはいない。
ガチャッ。
『ロノ、バスティン、フルーレ卒業おめでとうー!』
パンッ!
生徒会室に入った途端、クラッカーが飛んできた。
『わぁ…ありがとうございます!』
『久しぶり、フルーレ。身長少し伸びたかな?』
『う、うるさいな。』
『バスティン、あれから剣道部はどうだ?』
『あぁ。俺が見込んだ後輩に主将を頼んだ。全国大会に出場する為に今は沢山練習している。』
『ふふっ。ハウレスさんの次に俺が主将になって、その次はバスティン君が主将になったからね。今までお疲れ様。』
『ロノ君、調理部は賑やかかな?』
『はい!ベレンさんが居なくなってからずっと寂しかったって部員も言ってましたよ。 』
『そっかァ、後で顔出しにいこうかな?』
『ミヤジ、それはこっちに…』
『あぁ。』
『ちょ、ハナマルさんなんでもう飲んでるんですか。』
(相変わらずだなぁ…。)
ミヤジ先生達は今期でこの学園を辞めるらしい。ミヤジ先生は孤児院の先生を務め、ルカスさんは元いた病院に戻ることとなり、ハナマルさんは……まぁ、あの人なら何とかすると思う。
『小さかったロノ君が卒業ですか…感慨深いです…(><)』
『小さかったって俺もう高三ですよ?』
『涙脆いな。ベリアンさんは。( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”✨』
『おい、なんでもう食ってんだよ!』
『俺達のお祝いだろ?』
『まだみんな揃ってねーだろ。』
ベリアンさんは紅茶専門店のお店を最近開いたらしい。自分なりに研究したり超脳したりで忙しいようだ。
ロノは料理人になる為に専門学校へと入学。
フィンレイ様からの推薦だ。
バスティンは動物園でリスやうさぎの小動物の飼育員だ。志望動機は言うまでもないけど。
『全くあいつらは相変わらずだな…。』
『全くだ。卒業しても変わらねぇ。』
『ふふ、そういうふたりは喧嘩ばっかりして学生の時と変わらないけどね?』
『そうっすよ〜。いつも困ってるっす。』
『はぁ?元はと言えばハウレスが…』
ハウレスさんはこの学園の教師になるらしい。もちろん教えるのは体力育成。剣道部の顧問になるらしい。
ボスキさんはインテリアコーディネーター兼この学園の美術部の顧問を務める。たまに学園に来ては美術室を改造してる。
フェネスさんは図書館司書。この学園の図書室で働くことになったらしい。
アモンさんはこの学園のフラワーデザイナーとして学園の庭を管理してる。学園の庭を飾り付けしたり、時には結婚式会場の飾り付けの依頼も来たりと忙しいらしい。
『ラムリ、予算内で収めなさいと言いましたよね!?』
『ちょっとくらいいいじゃん!』
『まぁまぁ二人とも落ち着いて……』
ナックさんは 生徒会会計を勤めてたことを活かして税理士事務所で働いている。
ラムリさんはサーカス団員として各地を転々としている。今は難易度の高い技に挑戦してるらしい。
ルカスさんはお医者さんとして仕事をしてる。
数々の手術を成功させたとして巷では有名です。
『ふふ、2人は仲良しですねぇ。』
『そうかな…?』
『ラト君。パセリもたくさん用意してくれたから後で食べるといい。』
『はい。』
ミヤジ先生は孤児院のセンセイとして子供たちにものを教える先生に。
ラトはそんなミヤジ先生のお手伝い。
まぁたまに居なくなってミヤジ先生を困らせてるけど。(いつもです。)
ちなみに俺は服飾推薦されて専門学校へ入学することが決まった。
『ハナマルさん、学生の前でみっともない…。』
『目の前に美味そうな酒があったら飲むだろ!』
『はぁ、もう二人共喧嘩はダメですよ!』
ハナマルさんはさっきも言ったけどあの人なら何とかすると思う。
ユーハンさんは得意の茶道を活かして茶道講師として働いている。そしてお茶菓子に毎回出るのはあんまんです。
テディさんはコーヒー専門店で働いている。
お客さんには毎回コーヒーのお供に、いちごタルトをおすすめしている。
『あはは、騒がしいの懐かしいね。ね、シロ。』
『うるさいの間違いだろう。』
ベレンさんは幼稚園の先生。子供達からも人気で保護者の人からもモテモテらしい。
シロさんは絵師となり毎日絵を描いている。そしてその絵は美術館に飾られ、人気を得ている。時には商売として売ることも。
『あ、華さんから連絡来てるっす。』
『お、今日本に着いたみたいだな。』
ガラガラ……っ。
私はキャリーケースを転がす。
『着いた……。ちょうど1年ぶりの日本だ。』
『いやーまさか華さんが海外で活躍するなんて思わなかったっすよ。』
『あぁ。今では天才ピアニストだもんな。』
『あぁ。自分の個性を活かして仕事にするなんて凄いな。』
そう。華さんは音楽の道を極めて、ピアニストになる道を選んだ。音楽の専門学校も推薦を勝ち取り入学した。まぁ、もちろんスポーツの推薦もあったが華さんは音楽の道を選んだ。そして、今は――。
天才ピアニストとしてこの学園の吹奏楽部の顧問をしている。
そして今日日本についてこれからここに来る。
『確かに凄いよね…好きなことを極めるって。』
『えぇ。並の覚悟ではできませんよ。』
『あぁ。華さん頑張ってたもんな。』
『そうだな。ハウレス達の卒業式のピアノめっちゃ綺麗だったし。』
『えぇ。つい見蕩れてしまいましたよ。このナック感慨深かったです。あれはまるで――』
『はいはい。ナックの話長くなりそうだから強制終了〜』
『ふふ、確かに見蕩れたのはホントかな。凄く綺麗だったし。』
『全く。お前は相変わらずだな。』
『あぁ、早く華さんに会いたいです。』
『俺も……。』
『華元気にやってるかな〜。 』
『多忙でしたからあまり連絡もなかったので心配でした… 』
『はい。でもまたたくさん会えるんですよね? 』
『うん。この学園にいるからいつでも会えるよ。』
『あぁ。』
『ふっ。じゃあたくさん会えるのは俺たち4人ってことか。』
『そうっすね〜俺達は基本的にここにいるっすから。いや〜申し訳ないっすね〜』
『アモン絶対思ってないよね……』
『やれやれ……。』
と、その時――。
ガラッ
『みんなごめんね、お土産選んでたら飛行機乗るの遅くなって……。みんな久しぶり。ロノ、バスティン、フルーレ、卒業おめでとう。』
『華!\華さん!』
みんなが私の周りを囲む。
『元気でしたか?』
『うん!中々連絡出来なくてごめんね。』
私はキャリケースを開ける。
『これは3人に卒業祝いね。ロノには海外の料理の本。バスティンには熟成発酵させたローストビーフ。フルーレには海外の布をプレゼントだよ。』
『これを俺のために…?凄く嬉しいです!』
『美味しそうだな…今食べてもいいか?』
『すごく上等な布ですね!』
『ふふっ。喜んでくれて良かった。もちろんみんなにもあるからね。』
私はみんなにお土産を渡していく。
『ベリアンには紅茶の茶葉をいくつか買ってきたの。ブレンドして美味しいものがあるから後で教えるね。』
『こんなに沢山……ありがとうございます。』
『ハウレスにはプロのパティシエが作ったバナナマフィンね。海外にいる時講演会に来てくれた人にパティシエがいてね。その人と仲良くなって作ってもらったの。』
『勿体なくて食べれないですね…。』
『フェネスには世界各地のきのこ料理を使った本をプレゼントだよ。』
『これは有名なキノコ料理の本!一体どこで……』
『これも講演会に来てくれた人でくれたんだ。』
(華さんの人脈凄いな。)
『ボスキにはこれです。』
『櫛?』
『うん。上質な毛皮と木を使った櫛だよ。これから湿気とか花粉とかで髪が荒れるから。』
『ふっ。ありがとな。』
『アモンには世界の有名なチーズを使った
チーズフォンデュのプレゼントです!』
『すごく美味しそうっす!』
『沢山食べてね。』
『はいっす!』
『ルカスにはワインです。ワイン職人がその人のイメージに合わせて作ってくれたの。ルカス好みのワインだといいんだけど……』
『華さんが私のために…ありがとうございます。大切にしますね。』
『ナックには刺繍入りのハンカチです。』
『刺繍……?これは、華さんの名前…』
『あぁ、それは…っ。その人が1番好きなものを刺繍したいって言われて私の名前を……///』
『なんと…!このナック感激の極みです。』
『ラムリにはお守りだよ。サーカス団員として頑張ってるんだよね?時には危険な技もするって言ってたから怪我しないようにって思いを込めたお守り。』
『嬉しいです!一生大切にします!』
『ふふ、ありがとね。
ミヤジにはこれです。海外の香辛料を使ったスープの素です。辛さはこれで調整してね。』
『あぁ。ありがたくいただくよ。』
『ラトにはパセリの苗だよ。1つでおよそ100個ほどのパセリが育つから。』
『早速後で植えてみますね。』
『あ、ラトさん。薔薇園に植えるのだけは勘弁っす。』
『ハナマルにはこれね。お酒かと悩んだけどやっぱり和菓子がいいかなって。』
『お、練り切りじゃん。美味そう。』
『私も食べてみたけど美味しかったよ。ユーハンにはこれを。』
『扇子ですか?』
『うん。茶道講師として働いているって聞いたから。着物には扇子かなって思って。』
『凄く繊細な扇子ですね…色も赤で私に合わせてくれたのですか?』
『ふふ、もちろん。テディにはコーヒー豆です。私の行った国の中で凄く美味しかった豆を買ってきたの。』
『わぁ、美味しそうですね!早速後で挽いてみます!』
『ベレンにはカクテルです。これとこれを混ぜると美味しくて綺麗な色合いになるの。』
『ありがとう。楽しみだな。』
『シロには新しい筆と絵の具です。』
『ちょうど新しいのを新調しようとしていたところだ。…感謝する。』
『いや〜みんなの事考えてたら買い過ぎたな。でも、どこに行っても……みんなのこと忘れなかったよ。』
私はニコッと微笑んだ。
『これからは日本にいる予定だから。いつでも会えるね。』
『はい。嬉しいです。また前のように会えて。』
『ふふ、私もだよ。私は顧問としてここにいるからみんなも会いにおいでね。』
『もちろんっすよ。…さて、再開したからにはまた始まるんすね。』
『え?始まるって……。』
『決まってんだろ?まだ決着ついてねぇからな。』
『まだお前が誰を選ぶか…決まっておらぬ。』
『え、えぇ!?』
『そうだな。決めてもらわないと困るな。』
『え、今急に言われても……』
『どうなんだ?1年離れて……特に会いたかった奴はいないのか?まぁ、俺か。』
『違います、私ですよね?』
『え、えっと……っ。』
私はみんなに問い詰められ後ずさりする。
『っ…散っ!』
私はドアを開けて廊下へ逃げる。
『あ、逃げた!』
『アモン、追うぞ!』
『了解っす!』
『きゃー!!!』
『全く……相変わらずだな。まぁ、変わらないのは彼女と彼らもか。』
これにてあくねこ学パロは終わりとなります!
1人選んだversionは随時投稿しますのでお楽しみに!