りいぬside
俺は冷え性でいつも体が冷たい。
そんな時にいつも温めてくれているのは俺の彼氏なーくんだ
「なーく〜ん」
「どしたの?りいぬくん」
「寒い…」
「体冷えてきた?」
「うん…」
「おいで?」
と大きく腕を広げて待っている
俺はもう寒すぎて我慢の限界だったから思いっきり飛びついた
「可愛いね?」
「なっ///可愛くない…!///」
不意打ちに言われて顔を赤くしてしまう
なーくんはいつもいきなり言うから凄く困る…
「んね、りいぬくん」
「なぁに?」
「…」
「??」
「キス…してもいい?」
「ふぇ?」
「だめ?」
「ダメじゃないんだけど…」
俺の今の唇は冷えて乾燥していて痛い
だからキスをしたらもっと痛くなってしまう
「大丈夫。痛くないから…ね?」
「うん…」
「してもいい?」
「いい…よ?なーくんなら…」
「ふふ、可愛いことゆうじゃん」
そう言ってチュッとリップ音が部屋に響いた
「ね?痛くないでしょ?」
「うん///」
なーくんのキスはとても優しくて甘かった
「あ、そうだ明日集まりがあるから暖かくして行こうね?」
「あ!そっか!みんなと会えるんだ!」
俺は皆に会えるのが楽しみすぎてワクワクしている
「もー…りいぬくん?ワクワクするのはいいけどちゃんと暖かくしてよね?」
「わ、分かってるよ!」
「ほんとかな…心配…」
「大丈夫大丈夫!」
「信じるよ?」
「うん!!」
「…あ」
「??どしたの?」
スマホを見ているなーくん
「明日今年1番の冷え込みだって…」
「うぇ!?嘘でしょ!?」
俺も咄嗟にスマホを見るとそこに書いてあったのは3℃の数字
「3度って…俺耐えれるかな…」
「大丈夫だよ!部屋の中暖房掛かってるし!ね?」
「うん…」
「それでも寒かったらぎゅーしてあげるよ?」
「!!ほんと!?」
「うん!」
「えへへ嬉しいニコ」
少しニコっと笑うとなーくんの顔が赤くなった
「ほんっとりいぬくん可愛い///」
「へへ///」
「んじゃ!明日に備えてもう寝ますか!」
「はーい!」
「一緒にねる?」
「!!寝る!」
「じゃあ寝よっか!」
「うん!」
ななもりside
午前6時30分今日はみんなで会議があるからいつもより早く起きる
俺の横でぐっすり眠っているのは彼女のりいぬくん
寝顔可愛い…
「りーぬくーん?起きてぇ〜?」
「ん〜…まだ寝りゅ…」
うん。可愛い
「りいぬくん!遅刻しちゃうよ〜?」
「早く皆に会いたいんでしょ?」
「はっ!そうだ!集まり!!」
「wwwおはよ」
「おはよ!なーくん!」
「って!さんむ!!」
そう言ってまた布団に潜り込んでしまった
「こら!起きなさい!」
「だって寒いんだもん…」
「はぁ…仕方ないな…」
「はい」
「へ?」
「寒いんでしょ?抱っこしてあげるから」
俺は思いっきり手を広げた
そしたらぱー!っと笑顔になり俺に飛びついた
「へへ//暖かい!」
「それならよかったニコ」
「じゃあ下行きますか」
「あーい!」
「わー!今日のご飯も美味しそー!」
「そう?wありがとw」
「あ!俺が好きなココアだ!」
「今日はめっちゃ寒いからねwあ、マシュマロも入ってるよ?」
「ほんと!?ありがとう!なーくん!」
「いえいえw」
「じゃあ食べよー!」
「うん!」
「「いただきます!!」」
「んー!おいひ〜!!」
「よかった〜!」
「いつもりいぬくん美味しそうに食べてくれるから作りがいがあるよw」
「だって美味しんだもん!」
「へへwありがと!」
「ココアも美味しそー!飲も〜!」
「フーフー」
りいぬくんは猫舌だからフーフーと息を吹きかける
それだけなのになんか…エロくみえる…
「んー!美味し!!」
「あんまーい!」
「喜んでくれて、良かったw」
「「ご馳走様でした!!」」
「美味しかった〜」
「あ!りいぬくん!そろそろ準備しよ!」
「はっ!ほんとだ!急げ〜!」
「りいぬくん?準備できた?」
「うん!」
「あれ?手袋は?」
「いらない!」
「だめだよ!手痛くなっちゃうよ?」
「なーくんと手繋ぎたいから…」
「え?」
「手、繋ぎたい…!だめ?」
「ヴッ…いいよ?」
「やった!!」
「手袋しない代わりにカイロ持って行っときな?」
「はーい!」
「よし!準備万端!」
「じゃあ行こっか!」
「うん!!」
それから手を繋ぎながら色々お話していたらあっとゆう間についてしまった
「付いたね!」
「そーだね!」
「早く暖房がきいた部屋に行きたい…」
「急ごっか!」
「うん!」
「おはよ!」
「おはよ〜」
「あれ?なんか寒い…?」
そうりいぬくんが言った。確かに寒い…
「あ!りいぬくんなーくん!おはよ!」
「おはよころちゃん。ねぇ暖房ついてない感じ?」
「あ、そーなんだよね〜なんか暖房つかなくなっちゃったんだって」
「え〜!?嘘でしょ!?」
「それがほんまなんよ」
「あ、ジェルくんおはよ」
「おはよなーくん」
「ジェル!!お前呪ったな!?」
「呪ってねぇよw暖房まで呪ってたらこえーだろw」
「う〜…今日今年1番の冷え込みだって言ってたのに…」
「りいぬ大丈夫ですか?」
「あ、るぅちゃん…」
「大丈夫か?りいぬ」
「さとちゃん…」
「今日はストーブで我慢しろだってさ」
「マジか…さとちゃんは耐えれる?」
「俺はまぁ〜ストーブあるし」
「だよね〜…」
「りいぬくん…我慢…出来る?」
「…うん」
「無理はしちゃだめだよ?」
「分かってるよニコ」
大丈夫かな…りいぬくんすぐ我慢するからな…
りいぬside
「ヘックシュン!」
だめだ…寒い…ストーブあるだけでありがたいのに…
「りいぬ大丈夫ですか?」
「うん!大丈夫!」
「無理はしないでくださいよ?」
「分かってるよw」
俺とるぅちゃんはみんなより早くにマネージャーさんとのお話が終わってゆっくりしている
「今日ほんと寒いですね…」
「そう…だね…」
「なんでこん時に限って暖房つかないんですか!!」
「ほんとそれw絶対ジェルくんが呪った!w」
「後でビール缶投げつけましょうか…」
「怖いよ!?るぅちゃん!?w」
「あははw」
るぅちゃんと話すのやっぱり楽しいな〜…
…でもなーくんがいないのは寂しい
「へっクション!」
「やっぱ寒いんでしょ!」
「だ、大丈夫だよw」
「だめです!僕の上着使ってください!」
「え、いいよいいよ」
「遠慮しないでください!はい!どうぞ!」
「あ、ありがとう…」
「…暖かい…」
「よかったニコ」
「るぅちゃんって体温高い方だよね?」
「まぁ〜そうですね…」
「いいな〜…俺冬になると体とか手とか冷たいから大変なんだよね…」
「…で、でも!手が冷たい人は心が暖かいって言うじゃないですか!」
「そーだけど…俺心暖かくないよ?」
「何言ってるんですか!りいぬは心誰よりも暖かいですよ?」
「え?」
「誰よりもリスナーさんの事考えててメンバー思いで…」
「それのどこが暖かくないんですか?」
そう言っているるぅちゃんはとても真剣な顔をしていた
「俺…心暖かいのかな…?」
「はい!暖かいですよ!」
「ね?なーくん?」
「へ?」
「そうだね」
「なーくん!いつからいたの?」
「手が冷たい人は心が暖かいって言ってた時からかな?」
「そっか!そこで聞いてないでこっち来れば良かったのに〜」
「なんか俺入るのあれかな〜って…」
「入ってきていんだよ!?ね?るぅちゃん!」
「はい!」
「あ!なーくん寒いでしょ?早くこっち来なよ!」
「じゃあ失礼しようかな」
「うん!」
それから俺とるぅちゃんとなーくんでお話していた
30分ぐらい経った時にいつもの賑やかな声が帰ってきた
「ア゙ァァァ!!終わった…」
「あ!ころちゃん!おつかれ!」
「わんわーん!ぎゅー!」
「ちょっwころちゃんwどしたのw」
「ん〜…充電…」
いきなりころちゃんに抱きしめられびっくりした
「って!わんわん!体冷たい!」
「え!?りいぬ!?大丈夫!?」
「大袈裟だな〜wいつもの事だから大丈夫w」
「りいぬ」
「なぁに?さとちゃん」
「手貸して」
「え?」
「いいから」
「はい」
さとちゃんに手を差し出すとギュッと手を握られた
「さとちゃん?」
「…冷たい」
「ふぇ?」
「りいぬ我慢してたでしょ」
「してないよ?」
我慢なんて…してない。るぅちゃんとなーくんと喋っている時ずっとストーブにあたってたし…
「嘘つくな」
「ついてない」
「はぁ〜…どうせりいぬみんなよりストーブあたってるから大丈夫って、思ってたんでしょ?」
「な、んで…」
「りいぬの考えてることなんて分かるよ。何年いると思ってんの?」
「…」
「りいぬ?我慢せんでえんやで?冷え性なんみんな知っとるし我慢しとったら体が耐えきれんなって倒れてまうかもしれんで?」
「でも…俺…」
「大丈夫やりいぬ。俺らの事信じて?」
「…うん。ありがとうジェルくん」
「いえいえ」
「りいぬなーくんとこ行ってきな?」
「…うん!さとちゃんもありがとう!」
「どういたしまして」
ななもりside
現在嫉妬中です
ころちゃんとぎゅーしてさとみくんと手を繋いでいて…
これで嫉妬しない人逆に凄いよね…
「…」
「…なーくん…」
「どしたの?」
「…寒いから…ぎゅーして欲しい…」
「え?」
「お願い…」
少し目がうるっとしている
そんなに我慢してたのかな…
「いいよ?おいで?」
「ん」
「体…冷たい…」
「我慢してたでしょ」
「うん…」
「ダメでしょ?我慢しちゃ…」
「ご、ごめん…」
「もう我慢しないでよ?」
「はぁい」
「やっぱりなーくんとぎゅーするの安心する…」
「そう?」
「うん…」
「…」
「ね、りいぬくん」
「んー?」
「その…なんでるぅとくんの上着…きてるの?」
「え?あーこれ?くしゃみしてたら貸してくれた!」
「…」
「なーくん?」
「返そっか」
「え?」
「俺じゃない男の上着着ちゃダメ」
「えーっと…?」
「はぁ…りいぬくん俺の彼女って自覚してよね?」
「えっ//し、してるよ?」
「してたら俺以外の人の上着着ないよ」
「だ、だって…」
「まぁ〜今回は許してあげる」
「ほんと!?」
「ただ次は俺以外の人とハグしたり手繋いだりしたらおしおきね?」
耳元でいつもより低い声で言うとりいぬくんの肩がビクッとなった
「ちょっ///耳元や///」
「ふふ、かぁいい」
誰も見られないように俺の上着で隠してキスを落とす
「んっ///」
「顔赤いね?」
頬を触ると熱かった
「もー寒くない?」
「う、うん///」
「ありがとう//なーくん//」
「いえいえニコもう我慢しないでね?」
「はぁい!」
「大好きだよりいぬくん」
「ッ//俺も大好き///」
はい!いかがでしたか?初めてのノベル作品(((o( ˙꒳˙ )o)))
むっちゃ長くなってしもうた…
♡いっぱいしてくれると嬉しいな( *´꒳`* )
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コメント
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紫赤最高です、、ブクマ失礼します🙇♂️✨
主さんの作品大好きです!フォロー失礼します!