(ラウール)「うう……」
(帰郷千衣沙)「へぇー色んなものあるね。」
(ラウール)「派手すぎる……」
(帰郷千衣沙)「可愛いものあるじゃん!」
(帰郷千衣沙)「どーしよう」
(ラウール)「スクール水着しかねぇ」
(帰郷千衣沙)「あれはシンプルすぎる!」
(帰郷千衣沙)「可愛くて穏やかな水着が欲しい!」
(ラウール)「はぁ……わかったよ。」
(ラウール)「ただし、俺が判断する!」
(帰郷千衣沙)「分かったわ。」
(ラウール)「……」
(帰郷千衣沙)「真都、これはどう?」
(ラウール)「胸の谷間が見えるからだめ!」
(帰郷千衣沙)「えー」
(帰郷千衣沙)「これは?」
(ラウール)「うーん……へそチラは……」
(帰郷千衣沙)「あまりにお腹を見せてないしいいんじゃない?」
(ラウール)「うーん……まぁ許す。」
(帰郷千衣沙)「じゃ、候補ね!」
(ラウール)「……」
(帰郷千衣沙)「真都、何を見てるの?」
(ラウール)「な、なんでもないよ」
(帰郷千衣沙)「……」
真都が見てた先は赤いビキニを着たマネキンが華やかに置いてある。
(帰郷千衣沙)「ははーん」
(帰郷千衣沙)「あれを私に着てほしいってことね。」
(ラウール)「違う!」
(ラウール)「いや、違わないけど……」
(帰郷千衣沙)「……」
(帰郷千衣沙)「散々、文句を言ってばかりだったのに胸の谷間も足もお腹も見せているあのビキニはいいんだ?」
(ラウール)「うう……」
(帰郷千衣沙)「……はぁ。」
(帰郷千衣沙)「じゃあ、上着を着る方法もあるけど、それなら肌を見せないし。」
(帰郷千衣沙)「あなたの好み。」
(帰郷千衣沙)「いいことを知れたし。」
(帰郷千衣沙)「満足満足。」
(ラウール)「恥ずかしいなぁ……」
(帰郷千衣沙)「男の子なんだね。」
(帰郷千衣沙)「赤いビキニを買うぞ!」
(ラウール)「俺は上着を買う。」
(ラウール)「絶対に肌を見せない上着を!」
(帰郷千衣沙)「ふふっ」