頭を撫でてる五伏
五条 ⌒ 5️⃣
伏黒 ⌒ 🐺
恵が幼少期の頃の話です。時系列はどんどん進んでいってます。
五条が、色々あって恵の頭を撫でるようになる話。
それに気付いたのは偶然。
ただ、テストの点数が良かったとか、宿題をちゃんとやっていたとかそんな感じだった気がする。
5️⃣「恵、えらー!僕だったらそんなのやんないよ」
とか何とか言って、恵の頭を撫でてやった。
びくっ
🐺「っ…な、んですか。これくらい普通です」
多分、あんまり大人に撫でられたりすることがなかったのだろう。ひどく驚いた顔をしていた。
それから少しして。
僕は何となく、恵の頭をよく撫でるようになっていた。だがその成果で、恵は驚いたり怯えたりすることも無くなった。
さすが僕!
5️⃣「そうそう、玉犬を出しながら呪力も安定出来るようにしな」
と、いつも通り頭を撫でてやる
🐺「..はい。」
恵が、少し不満げな顔で見てくる。
5️⃣「なに?まだ恵には早かった?笑」
🐺「なっ!違います。…いつも俺の頭撫でるから…」
5️⃣「えー?そう?」
正直、僕にも理由はあまりよく分からないから適当にはぐらかした。
恵はまだ不満げだった。
それからしばらくして、恵も少し大きくなったような気がする。
5️⃣「めぐみー、まだ宿題やってんの?お前遅くね?」
🐺「…..」
ツーン
うーん、やっぱり冷たい。前はもう少し相手しててくれたのにー、、なんて考えてたら恵がすごい顔で睨んでくる
5️⃣「あはは!うそうそ!恵は賢いよ〜」
実際、年齢にそぐわないくらい賢くて冷静だし、これは本心だ。
それで、またいつも通り優しく頭を撫でてやれば、机に向かい始めた。
最近の恵は、僕が頭を撫でても何も言わなくなった。むしろたまに、すこーし、本当にすこーしだけ嬉しそうな顔をする時もある。
俺はそのことに、確かに、優越感を覚えながらも、津美紀が帰ってきたら、3人でどこかに出かけよう、なんて計画を立て始めた
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