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めっちゃ面白かったです!ソ連さんが危なげな雰囲気を醸し出してるのに、日本くんが淡々と答えるせいで温帯と冷帯くらい温度差が酷くなってるの、ソ連さんの調子が狂わされてる感じが伝わってきて好きですね。日本くん、普段アメリカさんの相手してるから図太くなってしまったんでしょうか…そのせいで、やべえ奴ってこと以外の恐怖がなく適当にあしらってしまった結果、ソ連さんの興味が燃え上がって、余計帰ってくれなくなる悪循環に笑ってしまいました。最後ちょっと満足した様子がありましたが、欲深いソ連さんのことだからもっと暴いてみたいと何時までも満足してくれなさそうですね。結局帰ってくれなくて、一夜を共にする妄想をしてしまいました。 いつも長文を送り付けてしまいすみません。素敵なお話をありがとうございました!
変な言葉あったらごめん
注意!
旧国出てきます。日本受けです
意味分かりません
国際会議の喧騒も収まり、各国代表がそれぞれの宿舎へと戻っていく中、日本は自室でようやく一息ついていた。
しかし、その安堵も束の間。ノックもなしに、静かに扉が開く音がしたかと思えば、大きな影が部屋に差し込む。振り返ると、そこにはソ連が立っていた。彼の許可を待たずに、部屋の隅にある小さなテーブルの向かいの椅子に堂々と腰を下ろす。
その手には、日本の文化に関心があるロシアから借りてきたらしい、使い込まれた日本の漫画雑誌が何冊か握られている。
(えっ、なになにこいつ!?部屋間違ってますよ!?)
ソ連は、その無骨な指で漫画雑誌をぱらぱらとめくりながら、無感情な、それでいてどこか見定めるような視線で日本を見つめる。
「ほう…これがロシアが最近騒いでいる『日本の文化』とやら、か。取るに足らぬものと聞いていたが…。」
(え、私??部屋間違ってないの??)
彼の声は低く、部屋に響く。日本は、突然の侵入者に警戒心を露わにしながらも、動じることなく冷静にその場に立ち尽くしている。ソ連は日本のそんな素っ気ない態度に、眉をひそめた。
「…無礼だな。私が来たというのに、歓迎の言葉もないのか、日本。」
ソ連が椅子にもたれかかり、腕を組む。その冷たい視線は、日本の反応をじっと待っていた。日本の無表情で、揺らがない瞳を見た時、ソ連の心に、これまで感じたことのない奇妙な感情が芽生え始める。
それは、高圧的な態度で接してもまったく動じない、この小さな国への征服欲に似た、あるいはもっと純粋なs心だったのかもしれない。
「…無礼なのはどっちですか。どうやって入ったのかは知りませんが。とっとと出てってください」
いつもアメリカにやられている日本は、すんなりとこの状況を理解し、冷静に返答する。
日本の静かで、しかし毅然とした反論に、ソ連の眉がピクリと動いた。ソ連はゆっくりと漫画雑誌を閉じ、テーブルに置いた。パタン、という乾いた音が、静まり返った部屋にやけに響く。
彼は日本の言葉に、決して口元には出さないものの、微かな笑みを浮かべた。それは、侮蔑の笑みではない。むしろ、珍しい玩具を見つけたこどものような、ゾクゾクとした愉悦に満ちた表情だった。
「…この俺に『出ていけ』だと?」
ソ連の低い声が、わずかに笑いを含んだように響く。
「日本。お前は俺を知らないのか? あるいは、知っていて俺を侮辱するのか?」
彼は日本の椅子から立ち上がり、ゆっくりと日本の前に歩み寄った。その巨大な影が、日本の小さな体を完全に覆い隠す。日本は依然として表情を変えず、その視線はソ連の冷たい灰色の瞳をまっすぐに捉えていた。ソ連は日本の顎に、無骨な指をかけ、少し持ち上げる。
「…その瞳、気に入った。何もかもを諦めた者のような、あるいは全てを拒絶する者のような、その感情の欠片もない瞳がな」
(それ悪口じゃね?)
ソ連は日本の細い首筋に顔を近づけ、低い声で囁いた。
「お前のその態度、いつまで保てるか、見ものだな、日本」
彼は顎から手を離し、日本の部屋の隅に置かれていた、簡素な布団に目をやった。
「…今夜は、ここに滞在させてもらう。歓迎されなくとも、構わん」
(いや構うわ!!)
そう言って、彼は日本の返事を待つことなく、まるで自分の部屋であるかのように布団を広げ始める。
「待ってください。歓迎しないも何も、私はここにいさせる気はありません」
日本の鋭い声に、ソ連の大きな手が布団を広げる動きを止めた。彼はゆっくりと立ち上がり、日本のほうへ向き直る。その表情は、依然として冷たい石像のようだが、瞳の奥には微かな光が宿っていた。
「…そうか?」
ソ連の低い声が、この静かな部屋に響く。彼の顔が、日本の顔へとさらに近づく。日本の目の前には、彼の無骨な顎と、そこから続く凍てつくような視線が広がっていた。
「俺に逆らうのか、日本? 他の奴らは皆、俺の言うことに従う。だが、お前は違う、と?」
彼は日本の肩に、再びその大きな手で触れた。先ほどよりもわずかに力が込められている。日本の華奢な体つきを、簡単に押さえつけることができるだろうという、彼自身の力を誇示するかのように。
「それとも、ただ強がっているだけか? 」
ソ連の言葉は、まるで日本の心の奥底にある感情を暴き出そうとするかのように、容赦なく突き刺さる。彼は日本の顔をじっと見つめ、その表情の微細な変化すら見逃すまいとでも言うように、観察していた。日本の揺るがない瞳を見た時、ソ連の口角がわずかに吊り上がった。それは、期待に満ちた、獰猛な笑みだった。
「まぁいいだろう。その余裕が、いつまで続くか…見てやる」
ソ連は日本の肩から手を離すと、再び布団へと向き直り、手際よく広げていく。
「…ロシアさんはどうしたんですか?」
日本の突然の問いかけに、ソ連の動きがピタリと止まった。広げかけた布団の上で、彼の大きな手が僅かに硬直する。日本の冷ややかな視線が、まるで彼の急所を突いたかのように感じられた。
ソ連はゆっくりと立ち上がり、日本を振り返った。その顔には、先ほどまでの愉悦の色は消え、代わりに微かな不機嫌さが浮かんでいる。まるで、興を削がれたかのような表情だ。
「…なぜ、ここであいつの名が出る?」
彼の声は、一段と低く、冷たさを帯びていた。ロシアの名前を出されると、彼の中で何かしらの感情が揺れるのか、その瞳の奥に、不透明な影が差した。それは、日本の知るよしもない、過去の記憶の残滓かもしれない。
「奴は、今頃、自室で例の**『日本のアニメ』**とやらを眺めているだろう。それがどうした?」
ソ連は日本の問いかけに、警戒心を滲ませた返答をした。
「いや、あなたの息子ですよね。ソ連さん。」
日本のまっすぐな指摘に、ソ連の顔から一切の感情が消え去った。その瞳の奥で、何かが激しく揺れ動くのが見て取れる。それは怒りか、困惑か、あるいはもっと複雑な、認めがたい過去の感情の断片か。
「…俺に、何を言っている、日本。」
彼の声は、もはや低く冷たいというよりは、氷点下のような凍てつきを帯びていた。日本の冷静な、しかし核心を突く言葉が、彼の逆鱗に触れたのだ。
ソ連の大きな手が、日本の顔へと無意識に伸びた。日本の華奢な頬に、彼の冷たい指が触れる。それは暴力ではなく、むしろ何かを確かめるかのような、あるいは日本のその口を塞ぎたいという衝動を抑えきれないかのような、微かな震えを含んでいた。
「…無礼が過ぎるぞ、日本。俺は、お前のような小僧に、家族関係を詮索されるいわれはない。」
「え、すみません…??」
彼は日本の顔をじっと見つめる。その瞳の奥には、抑えきれない苛立ちと、それでもなお日本が微動だにしないことに、さらなる興味と、ある種の興奮が入り混じっていた。
この日本という国は、まるで自分の最も触れられたくない部分を、何の悪意もなく、ただ純粋な疑問として突きつけてくる。その計算のなさ、あるいは無謀さに、ソ連は抗いがたい魅力を感じていた。
「良いだろう。その懲りない口、俺が塞いでやる。」
「…塞ぐ?」
日本の問いかけは、まるでソ連の言葉の意図を図りかねているかのような、あるいは純粋な疑問符を投げかけるかのような、感情の読めないものだった。その瞳は依然として冷静で、ソ連の脅しにも似た言葉に、わずかな動揺すら見せない。その表情は、ソ連にとってますます興味を引くものだった。
ソ連は、日本の問いに答えず、ただ静かに日本の顔を見つめていた。彼の表情からは、意地の悪さや嘲笑のようなものは一切感じられない。ただ純粋に、日本の反応を最大限に引き出そうとする、計算された冷酷さの表れでもあった。
彼の大きな手が、日本の顎からゆっくりと頬を滑り、そのまま首筋へと伸びていく。日本の喉仏に触れるか触れないかのところで、その指がピタリと止まる。日本の体は、ソ連の熱を帯びた手のひらと、その圧倒的な存在感に包み込まれていた。
「…ああ、塞ぐ」
ソ連の低く、静かな声が、日本の耳元で響いた。その声には、一切の感情が乗っていないように聞こえる。しかし、それは日本の反応を最大限に引き出そうとする、計算された冷酷さの表れでもあった。
ソ連の顔が、さらに日本の顔に近づく。彼の視線は日本の瞳に固定され、日本のわずかな動揺すら見逃すまいとしていた。部屋の空気が、まるで張り詰めた糸のように張りつめていく。
「…あー、暴力するのなら他を当たっていただけません?」
「…あ?」
日本の、どこか呆れたような、しかし微塵も怯えを見せない言葉に、ソ連の動きがピタリと止まった。彼の顔から、感情の影が完全に消え失せる。日本の言葉は、彼の行動を「暴力」という、彼にとって最も軽蔑すべきカテゴリに分類したのだ。ソ連の目的は、単なる肉体的な制圧ではない。彼の真の関心は、日本の精神的な強さ、そしてその揺るがぬ姿勢を崩すことにある。
ソ連の瞳が、日本の顔を鋭く射抜く。その視線は、まるで獲物の本質を見抜こうとするかのように、深く、そして冷たい。
「暴力、か…」
ソ連の声は、氷が擦れ合うような音を立てた。その言葉には、侮蔑と、そして彼自身の意図が誤解されたことへの、微かな不快感が滲んでいた。
「俺は、貴様に暴力を振るうつもりなどない。ただ…お前のその反抗的な態度を、どうにかしてやりたいだけだ。」
彼は日本の顔に、ゆっくりと、しかし確実に近づく。日本の瞳の奥に、ほんのわずかでも恐怖の感情を見つけ出そうとするかのように。
「お前は俺の言うことを聞かない。他の誰もが従う中で、お前だけが…俺の目の前で、平然と反抗している。」
ソ連の低い声が、日本の耳元で囁かれる。その声には、怒りよりもむしろ、抑えきれない好奇心と、ある種の執着と抑えきれない好奇心が混じり合っていた。日本の態度が、彼のS心をこれほどまでに刺激するとは、彼自身も予想していなかっただろう。
「それは、俺への挑戦か? あるいは…俺の関心を、より深く引きつけたいとでも?」
ソ連は日本の顔から少し離れ、両手を日本の頬に添えた。その冷たい掌が、日本の肌に触れる。日本の瞳は、依然として微動だにせず、ソ連の行動を真正面から受け止めていた。
「いいだろう…日本。お前のその『抵抗』が、いつまで続くか。俺が、その『素っ気ない』仮面を剥がしてやる。」
「んぇ…、仮面って、、例えば何したら帰ってくれるんですか?」
日本の困惑と、ほんのわずかな諦めが混じったような、しかし依然として冷静な問いかけに、ソ連の冷たい表情が、ふっと崩れた。彼の口元に、冷たい笑みが浮かび上がる。それは、日本の内側から、わずかでも感情が漏れ出したことへの、彼自身の勝利宣言のようだった。
「そうだな。お前のような小僧には、理解できんだろう。」
ソ連の声には、日本の軽蔑を意に介さない、むしろそれを楽しんでいるかのような響きがあった。彼の目的は、日本の心を揺さぶること。その第一歩を踏み出したことに、満足しているかのようだった。
「…見たい表情、か。」
ソ連は、日本の顔を包んでいた手をゆっくりと離し、日本の顎に指先をそっと触れた。その冷たい指が、日本の喉仏を優しく、しかし確かな力でなぞる。
「そうだ。お前のその**『素っ気ない仮面』**の下に隠された、本当の顔だ。」
「本当の顔?」
ソ連の声は、静かで、しかし日本の心の奥底にまで響き渡るような、重みを持っていた。
「例えば…」
ソ連は日本の耳元に顔を近づけ、低い声で囁いた。
「俺に怯え、震える顔。あるいは、堪えきれないほどの屈辱に、歪ませる顔。そして…何よりも俺に、心の底から助けを乞う、絶望に満ちた顔だ。」
(…いや気持ち悪)
彼の言葉は、日本の肌を粟立たせるほど、冷酷で、そして魅惑的だった。ソ連の瞳は、日本の顔のあらゆる微細な変化を見逃すまいと、じっと見つめている。日本の顔には、一瞬、困惑と、そして微かな嫌悪の影がよぎったように見えた。
「お前は、俺に反抗を続けるだろう。それがお前の矜持、というものか。だが…その矜持が、いつまで保てるか、見ものだな、日本。」
「…ぁー、そういうの羞恥な顔が見たいんですね。そんな変態だったんですか?笑」
日本の言葉に、ソ連の冷たい表情がピクリと動いた。嘲笑、そしてわずかに侮蔑の混じった日本の声に、ソ連の瞳の奥で、それまでとは違う、より深い感情が揺らめく。
「変態…だと?」
ソ連の声は、低く、まるで氷が砕けるような響きを帯びていた。日本の口から出た、彼の意図を歪曲するかのような言葉と、その場にそぐわない軽やかな笑いが、ソ連のプライドを強く刺激する。しかし、それは彼にとって、日本の「仮面」が少しずつ剥がれつつある証拠でもあった。
ソ連は、日本の顔を真正面から見据える。その冷たい視線には、一切の揺らぎがない。
「いいだろう、日本。そのように理解したのなら、それでも構わん。だが、俺はお前のその「羞恥」とやらを、この目で確かめたいだけだ。」
彼は日本の顔に、ゆっくりと、しかし確実に近づく。日本の瞳に、ソ連の巨大な影が深く落ちる。その吐息が、日本の肌にかかるほどの距離だ。
「そして…お前が、その『変態』の手で、どれほどの表情を見せるのか。それが、俺の最大の興味だ。」
「…いや、そういうのは…私、興味ないんで…」
日本はそう言って、ソ連から一歩、また一歩と後ずさった。その表情には、露骨な嫌悪と、そしてこの状況から逃れたいという明確な意思が滲んでいる。彼の普段の冷静な仮面が、ソ連の執拗な追及によって、わずかにひび割れ始めているかのようだ。
ソ連の冷たい灰色の瞳が、日本の後ずさりを見逃さなかった。日本の「興味ない」という言葉、そしてその態度に、ソ連は笑みを浮かべる。
「 興味がない…?」
ソ連の声は、日本の後ずさりを嘲笑うかのように、低く響く。彼は日本の動きに合わせて、一歩、また一歩と、執拗に距離を詰めていく。日本の逃げようとする意思が、彼にとっては獲物を追い詰める快感に繋がっているかのようだ。
「残念だな、日本。俺は、お前が『興味ない』と言えば言うほど、お前のその本性を奪いたくなる。」
ソ連の大きな手が、日本の逃げ道を塞ぐかのように、壁にドンと音を立てて置かれた。日本の背中は壁にぶつかり、それ以上後ずさりすることはできない。ソ連の巨大な体が、日本の小さな体を完全に覆い隠す。
「…お前が本当に『興味ない』のかどうか、俺が確かめてやる。」
「勝手にそう考えて勝手にプライドで私でなんか…しないでくれません…??あ、ロシアさんだってあんまり顔変えないじゃないですか」
日本の必死な、しかしどこか冷静さを失わない反論に、ソ連の瞳に、それまでとは違う、鋭い光が宿った。自分の行動が「プライド」から来ていると指摘され、さらにロシアの名を引き合いに出されたことに、ソ連の心は複雑に揺れ動く。特に、ロシアが「顔を変えない」という日本の言葉は、彼の奥底にある琴線に触れたようだった。
ソ連の表情は、一瞬にして冷酷さを増した。日本の頬を包み込んでいた手は、日本の顎を掴み、その視線を無理やり自分に固定させる。
「ほう…プライド、だと? そしてロシアが、顔を変えない…?」
(あーそっか、一緒にいることあんま無いのか。あとソ連さんもしかしてロシア地雷なの??)
ソ連の目は、日本の瞳の奥にある、感情の揺らぎを逃すまいと、ギラギラと輝いていた。
「俺が、貴様に興味を持ったのは、お前が他の誰とも違うからだ、日本。お前のその冷めきった瞳、そして俺に怯えもせず、反抗するその態度…それが、俺の**『プライド』**を刺激したのだ。悪いか?」
彼は日本の顎を掴む手に、さらに力を込める。日本の顔が、ソ連の圧力によってわずかに歪む。日本の眉間には、不快と、そしてわずかな痛みが走ったかのような表情が浮かんだ。ソ連は日本のそんな表情を見逃さず、口角をわずかに釣り上げた。
「そして…ロシアと俺を比べるか。奴は、お前と同じように、感情を表に出さぬことをよしとする。だが、お前は違う。お前は…もっと面白い。」
ソ連の言葉は、まるで日本の心の中に深い鉤爪を突き立てるかのように響いた。彼の目は、日本の瞳の奥にある、まだ見ぬ感情を炙り出そうと、静かに燃えている。
「いいだろう、日本。お前のその『プライド』とやらが、俺の前でどれほどのものか…俺がじっくりと試してやる。」
「…なるほど…。何となく分かりますその感情()。もう(ヤバいやつとして)怯えてるのでそろそろ帰ってください」
日本の、困惑と、ほんのわずかな諦めが混じったような、しかし依然として冷静な問いかけに、ソ連の冷たい表情が、ふっと崩れた。彼の口元に、どこか満足気な笑みが浮かび上がる。それは、日本の内側から、わずかでも感情が漏れ出したことへの、彼自身の勝利宣言のようだった。
おしまい!日本のツッコミで怖い雰囲気を少し面白めにしてみたぞ
続きあるからいいねよろぴくみん
ばぁい