『』
「それってどういう…?」
みどり君は知らないからねと言いそのまま横になってしまった。
「いやね俺も驚いてるんだよね~。 これ見て」
コンちゃんの手を見るとチャポチャポと揺らしている瓶と目があった
「これは君の現在の血液だよ」
「まぁ徐々に元の色に戻るけどね」
それを見て一瞬で察した
脳内にあの事が過った
古くからの言い伝え
嘘だろ?そんな事ありえるのか?
混乱する自分にみどり君が寄り掛かる気を 紛らわしてくれているんだろうか
「あの日、この館の庭にある花触ったらしいね?」
持っていたボードを胸に抱き寄せて話しを続ける。
「あの花には勿論触っただけで死ぬ猛毒がある。だけどもう1つある性質があるんだよ」
「もう1つの性質?」
みどり君が横でブツブツと何か話す
「それはね活性化させる性質。 普通は猛毒を速く体に回すためにあるんだ」
「君はその性質によって青鬼が出てきちゃったんじゃないかな」
頭が追いつかない。
もしかしてあの呪いも関係あるのか?
「関係アルカもね」
みどり君がポツリと呟く
「え?」
みどり君は緑色の宝石のような目で見つめる
「ソノ呪い」
今、口に出して言ってたか?
「言ってナイヨ」
は?んじゃどうやって…
みどり君はベットから降り自分の目の前まで来る。そして全身を見るようにと促された。
全身と言っても緑の魔女帽子、白い服
そして…
みどり君の下半身には足が無くまるで幽霊みたいに浮いている。
「え!?」
全身に鳥肌が立つのが分かる。
「みどり君、言っちゃうの~?」
「コンチャンダッテ言ったデショ」
みどり君はコンちゃんの横に立ちそう言った
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