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『……?』
嫌な空気
邪悪な雰囲気
変な胸騒ぎ
あの時と同じ
『まさかっ、』
「どうしたんですか?黒梛さん」
『あっ、ううんなんでもないよ』
『私、帰ろうかな』
「はい、さようなら〜」
『またね』
一応高専の外の様子を見に行った
『はあっ、……』
驚きで腰がぬける
『げ、夏油』
「〇〇じゃないか、新宿には行かなかったんだね」
『う…ん』
負ける、ここで夏油と戦ったら絶対に。むしろ死ぬかもしれない
さらに私の術式は呪霊にしか適していない
もうこの時点で負けている
周りを見た、敷地がぐちゃぐちゃに
『もしかして……!』
丸くくり抜かれた穴
少々の綿
壊れた呪具
『なんで気づかなかったんだよ……私のバカ!』
「さあ、〇〇どうする? 」
『近戦攻撃は私の得意分野』
『でも夏油にはいつもギリギリで負ける 』
『今日こそ決着をつけよう、夏油』
「そうくるか。いいだろう」
「呪具指定はあるかい?」
『なんでもいい』
「ははは、そうかい 」
『決まった?』
『じゃあ、よーい』
ドン!
鳴り響く金属音
『笑、やっぱ強いわ』
「〇〇の力が衰えたんじゃないかな?」
『失礼な』
「〇〇、私が高専に戻れると言ったら?」
『……え』
『嬉しい、けど……』
『戻ってきてくれ、、』
『ゔっ』
隙を突かれた
「油断は禁物、いいかい〇〇」
「情で戦ってはいけないよ」
やられた
意識が朦朧としてきた
そこから何があったのかは覚えてない
目が覚めたら全てが終わっていた
『……』
「!〇〇さん」
『真希ちゃん、』
『真希ちゃん達は大丈夫?』
「はい、みんな元気です」
「それより憂太が」
『乙骨君?』
『あ、、』
横たわる乙骨君
脈はある
目が覚めるまでみんなで待った
「憂太!」
「高菜」
「しっかりしろ、憂太!」
「…あ、しっかりした」
「みんな、」
「パンダくん!腕治ってない!!!」
「落ち着け全員今の憂太より元気だ」
「よかった〜、 」
「しゃけ」
[憂太ァ”]
『っ!びっくりしたぁ、』
そこには“リカちゃん”っていう子がいた
「ごめんね、今行くよ」
「?どこ行くんだ」
「ええっと〜、力を貸してもらう代わりに里香ちゃんと同じところに逝くと約束をですね……」
「はあっ!?」
「お前それ死ぬってことじゃねぇか!」
「おかか!!」
リカちゃんという子は里香ちゃんという少女に。
「おめでとう、解呪達成だね」
「「「だれ」」」
「グッドルッキングガイ五条悟先生ダヨ〜
「以前憂太が立てた仮説面白いと思ってね」
『カセツ?』
「家系の調査を依頼した」
「里香の方は随分前に終了してたけど」
「憂太のほうはザルもいいとこだったからね」
「それで判明したんだけど、」
「君、菅原道真の子孫だった!」
「超遠縁だけど僕の親戚!」
「「「スガッ!?」」」
「え、だれ?」
「日本三大怨霊の1人」
「超大物呪術師だ」
「ツナ」
『うわ可哀想』
「酷いって……」
「うゔん、憂太が正しかった」
「里香が君に呪いをかけたんじゃない」
「君が里香に呪いをかけたんだ」
「呪いをかけた側が主従制約を破棄したんだ」
「かけられた側が罰を望んでいないのであれば解呪は完了だ」
「まあその姿を見れば分かりきったことだよね」
[憂太、ありがとう]
[時間もくれてずっと側においてくれて]
[里香はこの6年が生きてる時より幸せだったよ]
[バイバイ、元気でね]
[あんまり早くこっちに来ちゃダメだよ]
[またね ]
1年後
『宿儺の器!?』
…… ᴛᴏ ʙᴇ ᴄᴏɴᴛɪɴᴜᴇᴅ