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触れたくて、触れられなくて

8 - 距離が縮まる瞬間

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2025年05月14日

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第八話:距離が縮まる瞬間







陽翔は朝目を覚ますと、真白が隣で寝ているのを感じた。

昨日からずっと心が温かく、安心感に包まれている。

真白とこうして一緒にいる時間が、どんどん特別なものになっていくのがわかる。


「先輩、起きてる?」


陽翔は声をかけるが、真白は眠そうに目をこすりながらも、陽翔に微笑んだ。


「ん、まだ寝ぼけてるけど…お前、そんなに俺と一緒にいたいのか?」


陽翔は恥ずかしくなりながらも、真白の腕に軽く触れた。


「うん、先輩といると落ち着くから、ずっと一緒にいたいなって」


その言葉に、真白は目を開け、陽翔の顔をじっと見つめる。

陽翔はドキドキして、目を逸らしそうになったが、真白が優しく陽翔の顔を引き寄せて、額にキスをした。


「お前、ほんとに可愛いな」


そのキスで、陽翔の胸は高鳴り、真白との距離がまた一歩縮まった気がした。



昼過ぎ、ふたりは買い物に出かけることにした。

陽翔は、真白と歩くたびに心が弾むのを感じていた。

でも、心の中にはちょっとした不安もあった。自分が真白に頼りすぎてしまっているんじゃないかという気持ち。


「先輩、今日は何を買いに行くの?」


「ん?特に決めてないけど、お前が欲しい物があれば付き合うよ」


陽翔は少し考えて、真白を見上げた。


「実は…先輩と一緒にいられれば、何でもいいんだ」


その言葉に、真白は少し驚き、そして微笑んだ。


「お前、ほんとに素直だな。でも、俺もお前と一緒にいると楽しいから、何でもいい」


その言葉に陽翔は照れ笑いを浮かべながらも、ふたりは並んで歩きながら過ごす時間を楽しんだ。

陽翔は真白といると、時間があっという間に過ぎていくように感じていた。



帰宅後、ふたりはリビングのソファに座りながら映画を観ていた。

陽翔は、真白の隣に座っていることが心地よくて、何も考えずに映画に集中しようとしたが、やはりどこかで真白の存在を意識してしまっていた。


映画が終わり、静かな時間が流れる中、真白がふと陽翔に向かって話しかけた。


「お前、今、なんか考えてるだろ?」


陽翔は驚いたように真白を見つめ、少し恥ずかしそうに答えた。


「えっと…少し、先輩と一緒にいることが嬉しくて、なんか気持ちが溢れてきちゃって…」


その言葉に、真白は少し考え込みながら、陽翔を見つめた。


「お前、そうやって素直に気持ちを伝えるの、俺にはすごく嬉しいよ」


その言葉に、陽翔は胸が熱くなり、思わず真白を見つめ返した。


「でも、先輩は、僕がこうやって甘えてるの、迷惑じゃない?」


「迷惑なんて思ってないよ。お前が甘えてくれるの、嫌いじゃないから」


その言葉に、陽翔は少し安心し、そして少しだけ勇気を出して、真白の手を取った。


「じゃあ、もっと甘えてもいい?」


真白は驚いたように陽翔を見つめ、その後、ふっと笑った。


「お前、ほんとに可愛いな。でも、無理に甘えなくてもいいんだぞ。お前のペースでいいから」


その優しい言葉に、陽翔はますます胸がいっぱいになり、真白の手を握りしめた。



夜、ふたりは一緒にベッドで横になっていた。

陽翔は、真白に寄り添って、静かな時間を楽しんでいた。

心地よい温もりが広がる中、陽翔は思い切って真白に言った。


「先輩、僕、もっと先輩と近くなりたい」


その言葉に、真白は少し驚き、そして陽翔をじっと見つめた。


「お前、もっとって…どういうこと?」


陽翔は少しだけ恥ずかしそうに目をそらしながらも、真白にしっかりと答えた。


「もっと…一緒にいる時間を増やして、もっと先輩に甘えて、もっと先輩のことを知りたい」


その言葉を聞いた真白はしばらく黙っていたが、次第に優しく笑顔を浮かべて、陽翔の顔にキスをした。


「俺もお前ともっと一緒にいたいよ」


その言葉が、陽翔の胸に温かく響いた。

お互いの気持ちが、もっと強く繋がっていることを感じながら、ふたりは静かな眠りに落ちていった。

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