「放馬過來(ファンマーグォライ)…。
遠慮はいらねぇ、さあ…かかってきな」
突如現れた謎の男。
顔色の悪い不気味なその人物は、
相手を挑発るすように、ひらひらと手招いた。
(この人…俺やのじこを守ってくれるのか?)
累の中で不安と期待が膨らむ中、
少年達の目の色に怯えが広がる。
「な、なんなんだよ…あんた!」
「おいおい、見てわかんねーのか?
正義の味方に決まってんだろーが…」
「はあっ?だったら、相手は俺達じゃねぇだろ!」
混乱を追い払うように少年は叫ぶ。
謎の男はそれをはらうように肩をすくめた。
「…やれやれ、救いようのないガキだな。悪人は、おめーらだっつーの」
「ちょ、おっさん!そいつのこと知らねーの?殺人鬼の息子なんだぞ!」
「だから?こいつは、こいつだ。違うか?
それとも…こいつらが、なんかしたのか?」
「そ、それは…」
正論すぎる正論。
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