「おい…オレは、お前のために暴力をふるってやってんだぜ?
それがなんだ?クソッたれだと?
ったく、近頃のガキは…ほんと、しつけがなってねーな」
顔色の悪い男は、ピアスをじゃらつかせた少年の胸倉から手を離し、
ゆっくりとした動作で、累(るい)と体を向き合わせた。
すると、くすんだ窓から注ぎ込む僅かな光が、
男の影を床に映し出した。
それは、悪魔を思わせる醜悪な形に見えた。
(こいつが来て助かったって思った…。
でも、助かっちゃいない! なにも!)
累は淡い希望が瞬時に陰るのを感じながら、
顔色の悪い男を真っすぐ睨みつけた。
「もう一度聞くぜ?
オレは、このサイテーなガキ共と一緒ってか?」
迫力に飲まれ言葉が喉に引っかかる。
「…くっ。」
そんな累を、のじこが不安そうに見つめていた。
「お、お兄ちゃん…」
「おい、答えろ。オレがこの混蛋(フンダン)…。
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