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授業がおわり、飲食店でのバイトも終わり、家に帰ってきた。金属はまだあった。相変わらず永遠の輝きを放っていた。
翌日も同じ。朝一番に輝くブツが便器の中に放出された。においも何もない。形だけがアレそのものだった。
翌々日も同じ。これで結構な量の金属が溜まった。
馬鹿馬鹿しいが、これが本当に純金だったらどうしよう?大金持ちになれるのじゃないか?そう思ってニヤニヤしているとき、通学路にある店がふと頭に浮かんだ。
「ブランド品 買います!貴金属 高価買取いたします!」
質屋というのか、何屋というのかわからないが、そういう店が確かにあった。
こんなイビツな形をした金属を持ち込むのも恥ずかしいが、鑑定は無料のはず。よし、明日持っていってみよう。どうせ元手はただなんだから。