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日記
今日は、紅魔館へ行ってきた。
レミリアさんは、妹のフランさんを本当に大事にしているらしい。
レミリアさんは、泣いていた。
今日は散々な目にあった。
紅魔館で急にレミリアさんに襲われるし、お空が怪我をしたり……本当にいろんなことがあった。
「お!お姉ちゃんおかえり~」
こいしが私に意気よいよく飛びついてきた。
あまりの強さに少しよろめいたが、なんとか倒れずに済んだ。
お燐がお空を抱えて後ろから来た。
「お空、怪我は大丈夫かい?」
お燐が心配そうな顔をして、お空の顔を覗き込む。
幸いお空は軽症で済んだようだ。
「捻挫しただけみたいね。大きな怪我じゃなくてよかったわ。」
「そうですね〜あのレミリアって人とっても強そうでした。さとり様じゃないと相手にできませんでしたね!」
お燐は誇らしげに言った。
私は、レミリアさんとの弾幕ごっこでとても疲れてしまった。
「私、もう寝るわ、ごめんお空、お燐。いつもほったらかしにしてしまって……フアァ〜」
「はい!おやすみなさいませ!さとり様!」
…………
翌朝
「ふあぁ〜朝?」
ドアがコンコンと叩かれる。
ガチャリと扉があいて、お空が現れた。
「おはようございまーす!さとり様!お食事を持ってまいりました!」
今日も美味しそうだ。
私はご飯を食べながらお空を見た。
「もぐっ…怪我は治ったみたいね。軽いけがで良かった。」
「えへへ、心配していただいてありがとうございます〜!」
お空は照れくさそうに頬をかいた。
私に心配されたのがよほど嬉しかったようだ。
「そういえば、次の異変の目星はついているのか?」
お空が首を傾げて聞いてくる。
「う〜ん。目星はついていないけど…この新聞を見て。」
私はお空に新聞を見せた。
「え〜と…冥界で魂たちが大暴走!次々と魂たちを殺戮していく……な、なかなか過激なないようですね……」
お空が顔を曇らせながら新聞の内容を読み上げる。
殺戮って…怖……
「冥界へ行ってみましょう。正直行きたくないけど。」
殺戮が起きている冥界に自分から行くなんてどうかしている。が、こちらも異変解決をしないといけなし………
「冥界は私一人で行くわ。お空達は冥界でお留守番していて。」
「で、でも!私達がさとり様を助けないと!」
お空が反論してくる。
「十分助けられているわ。あなた達を困らせたくないの。だからお願い、お留守番してて。」
私はできるだけ心配させないように笑顔で言った。
お空は反論できずに口ごもった。
お空は、私の手をギュッと握った。
「無事に…無事に帰ってきてください!」
「ありがとう。私、今から行ってくる。」
私は急いで地霊殿を出た。
お空にはお燐たちにもお留守番しててと伝えるように行った。
冥界へ行く途中になにか落ちていた。
それは、とてもキレイな宝石だった。青色でとても美しい。
「わぁ…キレイ。」
私はその宝石を大切にポケットにしまい込んだ。
冥界までは、以外と距離があった。
珍しく人とも会わなかった。
きっと冥界の噂を聞いて近づこうとしないのね。
「はぁ…はぁ!着いた……」
冥界は、いつもそこら中に魂がただよっているのだが、今回は全然居ない。
「誰ですか?!」
長い階段の上から声が聞こえた。
それは魂魄妖夢の声だった。
「あなたは……最近異変解決をしてるっていう古明地さとり!冥界を助けに来てくれたんですね!」
妖夢が目をキラキラと輝かせながら私の前に現れた。
「……冥界は、今どんな状況ですか?魂たちが魂同士で殺戮しているって…」
「くわしくは……一つの魂が大量の魂を殺戮しています。その魂は、幽々子様でも止められないんです。なんとか持ちこたえてはいますが……」
妖夢さんは泣きそうになりながら冥界の奥を見つめた。
「行きましょう。絶対に止めてみせます。安心して。」
妖夢はさんは安心したように息を吐き出した。
でも、顔はこわばっている。
私達は、冥界の奥へと進んだ。まさかあんな恐ろしいことになるなんて………