TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

さとりとこいしの幻想日記

一覧ページ

「さとりとこいしの幻想日記」のメインビジュアル

さとりとこいしの幻想日記

10 - 第二章 第三話冥界

♥

150

2022年03月14日

シェアするシェアする
報告する

日記

今日は、紅魔館へ行ってきた。

レミリアさんは、妹のフランさんを本当に大事にしているらしい。

レミリアさんは、泣いていた。



今日は散々な目にあった。

紅魔館で急にレミリアさんに襲われるし、お空が怪我をしたり……本当にいろんなことがあった。

「お!お姉ちゃんおかえり~」

こいしが私に意気よいよく飛びついてきた。

あまりの強さに少しよろめいたが、なんとか倒れずに済んだ。

お燐がお空を抱えて後ろから来た。

「お空、怪我は大丈夫かい?」

お燐が心配そうな顔をして、お空の顔を覗き込む。

幸いお空は軽症で済んだようだ。

「捻挫しただけみたいね。大きな怪我じゃなくてよかったわ。」

「そうですね〜あのレミリアって人とっても強そうでした。さとり様じゃないと相手にできませんでしたね!」

お燐は誇らしげに言った。

私は、レミリアさんとの弾幕ごっこでとても疲れてしまった。

「私、もう寝るわ、ごめんお空、お燐。いつもほったらかしにしてしまって……フアァ〜」

「はい!おやすみなさいませ!さとり様!」

…………

翌朝

「ふあぁ〜朝?」

ドアがコンコンと叩かれる。

ガチャリと扉があいて、お空が現れた。

「おはようございまーす!さとり様!お食事を持ってまいりました!」

今日も美味しそうだ。

私はご飯を食べながらお空を見た。

「もぐっ…怪我は治ったみたいね。軽いけがで良かった。」

「えへへ、心配していただいてありがとうございます〜!」

お空は照れくさそうに頬をかいた。

私に心配されたのがよほど嬉しかったようだ。

「そういえば、次の異変の目星はついているのか?」

お空が首を傾げて聞いてくる。

「う〜ん。目星はついていないけど…この新聞を見て。」

私はお空に新聞を見せた。

「え〜と…冥界で魂たちが大暴走!次々と魂たちを殺戮していく……な、なかなか過激なないようですね……」

お空が顔を曇らせながら新聞の内容を読み上げる。

殺戮って…怖……

「冥界へ行ってみましょう。正直行きたくないけど。」

殺戮が起きている冥界に自分から行くなんてどうかしている。が、こちらも異変解決をしないといけなし………

「冥界は私一人で行くわ。お空達は冥界でお留守番していて。」

「で、でも!私達がさとり様を助けないと!」

お空が反論してくる。

「十分助けられているわ。あなた達を困らせたくないの。だからお願い、お留守番してて。」

私はできるだけ心配させないように笑顔で言った。

お空は反論できずに口ごもった。

お空は、私の手をギュッと握った。

「無事に…無事に帰ってきてください!」

「ありがとう。私、今から行ってくる。」

私は急いで地霊殿を出た。

お空にはお燐たちにもお留守番しててと伝えるように行った。

冥界へ行く途中になにか落ちていた。

それは、とてもキレイな宝石だった。青色でとても美しい。

「わぁ…キレイ。」

私はその宝石を大切にポケットにしまい込んだ。

冥界までは、以外と距離があった。

珍しく人とも会わなかった。

きっと冥界の噂を聞いて近づこうとしないのね。

「はぁ…はぁ!着いた……」

冥界は、いつもそこら中に魂がただよっているのだが、今回は全然居ない。

「誰ですか?!」

長い階段の上から声が聞こえた。

それは魂魄妖夢の声だった。

「あなたは……最近異変解決をしてるっていう古明地さとり!冥界を助けに来てくれたんですね!」

妖夢が目をキラキラと輝かせながら私の前に現れた。

「……冥界は、今どんな状況ですか?魂たちが魂同士で殺戮しているって…」

「くわしくは……一つの魂が大量の魂を殺戮しています。その魂は、幽々子様でも止められないんです。なんとか持ちこたえてはいますが……」

妖夢さんは泣きそうになりながら冥界の奥を見つめた。

「行きましょう。絶対に止めてみせます。安心して。」

妖夢はさんは安心したように息を吐き出した。

でも、顔はこわばっている。


私達は、冥界の奥へと進んだ。まさかあんな恐ろしいことになるなんて………

さとりとこいしの幻想日記

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

150

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚