今日も学校に1人で行った。
学校に着くと上履きが片方だけなかった。あれ?昨日まであったのに。
あー。あやめ達のせいか。どこにあるんだろ。
なんか紙が入ってる。何だろ。
その紙を開けると、(ばーか、あーほ、くーず、ぶーす お前の席なんかねーよ)
とかいてあった。
はあ、幼児だなあー。こんなことに付き合ってる暇はない。
冷静に考えて時間の無駄。
あっ、そうだった上履きがないんだった。
「もーどこだよ」
探している時、あやめがくすくす笑っているのが見えた。
いつのまにかチャイムが鳴っていて急いで教室に行った。
結局、上履きはなかった。
「遅刻だぞー遅れないように家を出ないとだめだろ。てかお前上履きが片方
しかないじゃないか。早く履いてこい。 」
あーー!もう何でこうなる?私が悪いの?あやめの方に目をやると笑いをこらえていた。
なんか前にも増していじめ酷くなってない?
おとはと友達になって自分の感情がわかるようになってきた。
おとはの席を見ると、そこにおとははいなかった。
今日は休みなんだ。いざとなると寂しいな。大丈夫かな?昨日まであんなに元気だったのに。
「おい聞いてんのか?早く履いてこいって。」
先生までうざくなる。ここから逃げ出したい。
苦しいから逃げるんじゃなくて逃げるから苦しい。から逃げない。
あと、上履きなんかのことで逃げ出すとか単純にダサい。
ちゃんと先生の目を見ていう。
「上履きがなかったんです。」
「なにいってんだ?昨日まで履いてたじゃないか」
「だから、ないんです。昨日までちゃんとありました。ちゃんとしまいました。」
「だったらあるはずだろ?探してこい」
「ずっと探してたんです!今日は八時前に来てずっと探したんですよ? あやめ達が
隠したんです!」
「おい、どういうことだ、あやめ」
「は?私じゃない。証拠もないのに何で私のせいなの?」
「じゃあ、この紙なに?!ここに証拠はある。確実にあやめの字。」
「何だこれは」
教室中に先生の声が響き渡る。
「それは、ここみが書いたんです!」
「私やってない。いじめてるのは、あやめだけ。 」
「は?」
え?ここみも他5人私をいじめてた。
「私、全部録音してある」
もかがいった。