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画面に映し出された検索結果を確認して、俺はやっぱり思いっきり頭を打ちつけた。今回は予めクッションを用意していたため物理ダメージはゼロだ。
「…グロい…」
詳しく方法を読み進めていくうちに気分が急下降していくのが分かる。頭のいいもふくんの事だから、同性同士のエッチの方法なんて既に調べてて、グロいことや大変なことなんて分かってるのかも。字面でもグロいのに、これが映像になったらどうなっちゃうんだ、自分でも分からん。
「そっかーだから全然進展しないんだー…そりゃこんな面倒でグロい事、想像しただけで萎えちゃいそーだもんなー…」
あはは、と乾いた笑いが部屋に響いた。落ち込みまくって何だかもう何も考えたくない。クッションに顔を埋めてそっと目を閉じた。
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「……?」
優しく髪を撫でる感覚に、意識が浮上してくる。
「あ、起きた」
今さっきまでずっと考えてた大好きな人の声がして思いっきり顔を上げた。そこには予想通りの人物がいて俺を見て笑っている。
「も、もふくん…!」
「おはよう。机で寝ちゃ駄目でしょー、首痛めるよ」
「あ、う、うん…」
「さて、」
もふくんは温度のない顔で笑って、指を指した。その方向にはさっきまで俺が使ってたPCのモニターが検索結果をそのまま映し出していたのだ。
「どぬくさん、これは何ですか?」