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夢現(br×shk)
軍パロです。
ちょっぴり死ネタ要素あり
最終的に二人は幸せなハグをして終了します。
br side
爆撃によって崩壊した建物。
その瓦礫に身を潜めスナイパーを構える。
敵に居場所がバレないように匍匐で移動する。
僕が所属するWT国はR国という国と絶賛戦争中。
今の戦況はWT国が優勢でそろそろ向こうは降伏するだろうって段階までなった。
長引かせないためにも敵兵を葬ろう。
いつもなら続かない集中力を最大限に上げて照準を合わせて撃つ。
[R国軍が撤退を始めた。我々も引き下がるぞ。]
[了解]
司令部からの連絡にほっとする。
「終わったぁ~」
よし、僕達も戻る準備をっと、
「broooock!!!!」
「え」ドン
バン
ものすごい力に押され地面に倒れる。
それと同時に銃声が響き渡った。
「なっなに……え」
起き上がり周りを見渡すとそこには
「シャ、シャークん…?」
血で濡れた僕の相棒が倒れていた
「シャークん」
彼に近づき体を揺さぶっても返事がない
「ね、ねぇ」
ただ頭から鮮血が広がるだけ
カチャ
「あ」
バンッ
「っ!……。」
頭に鋭い痛みが走ったあと、僕はベットの上で目を覚ました。
医務室じゃない…自分の部屋のベットで。
空は黒く染まっていて、時計は夜中の1時を指していた。
敵から撃たれたはずの頭は傷一つなくて…さっきまでの出来事はもしかして
「ゆ…ゆめ?なの?」
脳みそが考えることを放り投げてて夢なのかわからない
あ
「…!そうだ、シャークんは」
戦争真っ只中の軍内は夜でも騒がしいけど今は全然そんなことはなかった。
僕も普通に寝巻だしホントに夢なんだって思うけど。
どうしても彼を見ないと落ち着かない
「部屋かなぁ」
コンコン
「はーい」
「…!シャークん!」ガチャ
「どしt」ギュッ「えっなに?なに?」
寝てると思ってたシャークんは起きていて思い切り抱きしめる。
「broooock?」
小柄な体から温かいぬくもりを生み出していて心地がいい
「おい」
「…寝ぼけてる?」
「ははっw違うよぉ」
素っ頓狂なツッコミをする彼に思わず笑いがこみあがってくる。
この際だと思って夢の話でもしようかな
「さっき君が死んじゃう夢見てさ、心配で来ちゃった」
「触れたら冷たくて、怖かった」
「…そうなのか。」
「僕たちが軍人なのは分かってるけど、そんな別れ方はしたくない。」
「だよな。俺もやだよ」
「…おいていかないでね」
「うん」
静かに相槌するシャークんのおかげで少しずつ眠気と安心感が出てきた。
「…ごめん今日だけ抱き枕にしていい?」
「えぇ…まあいっか、休暇だし」
「やった~」
シャークんのベッドを借りて抱きしめながら横になる
「おやすみ」
「ん、おやすみ」
また夢を見ないように深く眠りに落ちる