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テラーノベル(Teller Novel)
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⚠︎文スト・鬼滅のクロスオーバー、文が下手でもokな人向け

口調迷子です。地雷な人回れ右


「はぁ、はぁ、、」

月明かりが綺麗な夜、俺は、善逸、伊之助そして箱に入った禰󠄀豆子を背負って山の中を駆けていた。

数時間前

いつものように任務を終えた帰り道で、鎹鴉から伝言を受けた。なんでも、隊士が20人送られたが帰って来ないんだそう。善逸は嫌がっていたが、俺はとても心配だった。すぐに伝えられた山へ向かうことにした。そんな俺に伊之助は「俺は親分だからな!」

などといいながら、善逸は嫌がりながらもしぶしぶついてきてくれた。

そして今に至る…

「「「あっ」」」

4つ、道が分かれていた。

先に口を開けたのは善逸だった。

「やだよ?俺は。おい、炭治郎、お前4人で別れて鬼を倒しに行くなんて恐ろしい発想してないだろうな??というか禰󠄀豆子ちゃんを1人にしようとするな!!」

まだ何も言ってないのに…

口には出さなかった。

「だぁぁぁあ!!うるっせーな!紋逸!!文句があんなら置いてくぞ!!」

まだ決まったわけじゃないのに…

まぁいいや。

諦めた炭治郎。

「まぁまぁ。善逸は強いから大丈夫だよ。この前も俺は善逸のおかげで鬼を倒すことができたんだ。大丈夫、大丈夫!」

取り敢えず褒めた。

「んもうっ!そんなに褒めて俺の機嫌が良くなると思うなよ!!!」

(あっ、よかった。機嫌が直ったみたいだ。)

そんなこんなでそれぞれ一人で鬼を倒しに行くことになった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「……!!」

んん…?なんだか外が騒がしい。

「……くん!!」

なんだ…?なにがあったんだ?確か僕は…さっき迄…

「…しくん!!」

ポートマフィアと共闘で…

「敦くん!!」

「ハッ!!」

「やっと起きたか。敦。少し手伝え。」

(???国木田さんと…太宰さん?というか、此処はどこだ…?)

さっき迄沢山のビルに囲まれていたはずなのに、其処は、沢山の木々に囲まれていた。

それに、少し前までは武装探偵社の仲間達がいたはずなのにいない。敵であるポートマフィアでさえいなかった。

この謎な現象に僕が呆然としていると、太宰さんが口を開いた。

「どうやら此処は、

ヨコハマではないようだ。」

「「えっ?/なにっ!?」」

僕が1番欲しかった答えが返ってきた。

僕が呆然とした顔で座り込んでいると太宰さんは言った。

「さて、敦くん、どうやらこの世界では、のんびりしている暇はないようだよ。」

僕が頭の上にハテナを浮かべるより速く、ガサッという大きな音が聞こえてきた。

「!!」

僕はその音に反応し、直ぐに立ち上がった。

その森の中から現れたのは、

人の形をした、”なにか”が3人だった。

「久しぶりの美味そうな人間だ!!」

「ひゃっはー!!」

そう言った瞬間、一方の”それ”は太宰さんの方に、もう一方は国木田さんに、もうもう一方は、僕に飛び掛かってきた。

「太宰さん!!国木田さん!!

ーーー異能力 月下獣ーーー」

僕は異能で手足を虎に変化させ、”なにか”の首を虎の爪で切った。案外すんなりと切れて僕は少しびっくりした。

ハッとして、太宰さんのほうを見ると、”なにか”からの攻撃をするすると避けていた。

国木田さんは武術で倒していた。

僕は2人の”なにか”の首も切り落とした。

その瞬間、さっき首を切り落としたはずの、”なにか”が首が治った状態で背後に立っていた。

「?!」

僕は理解が出来なかった。すると、”なにか”が口を開けた。

「なんなんだよそれ!お前、人間じゃないのか?!なぜ『血気術』がつかえる?!」

聞き覚えの無い言葉に、僕は理解が追いつかなかった。

「…『血気術』…って?」

その瞬間、聞き覚えの無い声が聞こえてきた。

「水の呼吸 壱ノ型 水面切り!!」

ーーーザンッ

(なんだ…?これ。というか、)

「…切れてる。」

目の前に立っていた”なにか”も、太宰さんや国木田さんと戦っていた”なにか”も、首から灰のようにハラハラと、跡形もなく消えていった。

「あの、あなた方は、一体…」

「!!」

声のする方を見ると、僕より少し歳が低い、刀を持った、少年だった。

「私たちかい?私たちは、武装探偵社の1社員。そして、私の名は太宰。

ーーー太宰治だ。」

「僕も同じく、武装探偵社の中島敦です!」

「俺の名は、国木田独歩。同じく、武装探偵社だ。」

「君は?」

「俺は、鬼殺隊 癸の、竈門炭治郎です!」

「…鬼殺隊?なんだ?それは。聞いたことが無い。それに、さっき迄いた奴は何なのだ?」

「少年、君なら、知っているのだろう?」

「教えてくれないかい?」

「は、はい…」

「えっと…さっき俺が切ったものは、”鬼”と呼ばれる、人を襲い、食べてしまいまうものです。そして、そんな鬼から人を守るべく作られた組織が”鬼殺隊”という、…まぁ、いわゆる、鬼狩り…ですね。そして、血気術とは、異能の鬼と呼ばれている鬼が使う、特殊な術のことです。」

「そうか。ありがとう。ところで、少年。今は何年だい?」

「…?今は、大正ですが…」

「「!?」」

「なるほど…厄介なことになったなぁ…」

「…あの。あなた方は?武装探偵社とは、なんですか?それに、あの身のこなし、常人には、出来ることじゃないですよ!…それに、鬼に襲われていると思って助けましたが、敦さんは、血気術のようなものを使っていました!本当、なんなんですか??」

「私たちは、未来の横浜から来たんだ。」

「???」

「未来の世界では、”異能力者”と呼ばれる、超人的な能力をもった人間が現れる。それこそ、君が言った、血気術が使えるのが、鬼だけではなく、人間も使えるようになったんだ。だか、その鬼は、大分昔に消滅し、今となっては、言い伝えもなく、誰もが鬼の存在を忘れるようになってしまった。という訳だ。」

「???では、なぜ未来から過去へ…?」

「そこなのだよ!まぁ、そんな事は単純で、さっきも言ったように、なんでもありな異能力を持った人間がいる訳だ。その力を、悪いように使うか、いいように使うかなんて自分で考えれる。私たち、武装探偵社は、日本の為に敵異能力者と戦っている。今日もそうだった。だが、その敵異能者が厄介でねぇ。何でも、その異能が、『別の場所に飛んでしまう』というものなのだよ。最後まで追い詰めたけど、ピンチと判断した異能者は、自分の異能を制御出来なくなり、『別の世界に飛んでしまう』異能と化した訳だ。」

「「なるほど。/そういう事だったのだな。」」

「…?そうですか…。」

「まぁ、詳しい事は計りませんが、教えていただき、ありがとうございました。他にも、俺の仲間が居るので、合流したいのですが、良いですか?」

「「「勿論。/あぁ。/大丈夫です。」」」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「…弱者は死ね。死んで他者に道を譲れ。」

「エリスちゃん。優しく撫でてあげなさい。」

「うははははははははは!!!」

ドンッ!ドカァン!!などという爆発音が鳴り響く中、善逸は草陰からひっそりと見ていた。(2人の黒服と、なんか…ゴーグル?をつけてる奴…というか、何奴も此奴も物騒!!!怖っ)

「ックソ!!なんだ此奴!!」

「切っても切っても再生するねえ。」

「粉々になっても、駄目ですね」

「手前ら、何なんだよ!!!鬼でもねぇのに血気術が使えるなんて!!!」

(襲われてる…事は違いないみたいだな…)

「ーーシイィィィィィイーーー

雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃!!! 」

ーーザンッ

「「「?!」」」

「…君は…」

「一寸!!話しかけないでくださる?!血気術使ってる人間とか、怖すぎなんだけど?!襲われてたから助けたけどさぁ!!」

「…?」

「愚者め。誰に向かって指図している?」

「五月蝿い五月蝿い!!!俺はあんたみたいなイケメン、嫌いなんだよ!!」

「たあぁぁあんじろおぉぉお!!

いのすけえぇぇえ!!!」

「五月蝿い。」

ガサッ

「「「「!!」」」」

「この音…炭治郎だ!!」

「たあぁぁあんじろおぉぉぉお!!」

「善逸!!」

「ハッ!!! 太宰さん!!…と、人虎…」

「うげっ、芥川…露骨に嫌がるなよ…」

「う〜わ、森さん…」

「太宰君…それは、一寸酷いよ…」

「リンタロウ。ダザイが正解よ。」

「そんな。酷いよ!エリスちゃん!!」

「お前は…あの、爆弾魔!!与謝野先生から聞いているぞ!!!」

「おや、覚えているなんて嬉しいなぁ。あなたの死は、何色かな?」

((この人たち…五月蝿いな…))

そんなこんなで。

「成程。この世界には、そんなものが…」

「参りましたねぇ。」

「それにしては、中也さんが見当たらないが。」

「あ、他にも、仲間がいるので、そこにいるかと。」

「じゃあ、向かおうか。」

「え〜あの蛞蝓探しに行くの?ほっといていいでしょ」

「だめだよ。幹部なんだから。紅葉君も、探しに行かなきゃ。」

「チェッ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「はぁ〜…なんだいこれは。」

「重症患者がいっぱい転んでいるじゃないか。」

ガサッ

「「「「「!!!」」」」」

「”なにか”来ましたよ!!!」

「妾は此奴らの治療しとくから、食い止めといて!!」

「乱歩。状況整理は、頼んだぞ。」

「解ってるって!!社長!

ーーー異能力 超推理ーーー」

「はっはっはあー!美味そうな人間だ!!」

「お腹が空いているんですか?でしたら、今度、牛丼を食べに行きましょう!!僕もお腹が空きました!!」

「賢治くん!!そんなこと言ってる場合じゃないよ!!」

ザンッ

「取り敢えず、首は切ったが…」

「再生してる!!!」

「そんなんじゃ俺は倒せないぜ!!」

「社長!其処の転がっている人たちの刀で切って!!」

「なに?」

「良いから!!」

「猪突猛進!猪突猛進!!!」

「獣の呼吸 参ノ牙 喰い裂き」

ザンッ

「「「「「!!」」」」」

「あ、ありがとう。」

「君は?」

「あ?俺の名は嘴平伊之助だ。」

「さっきのは…何だかよく分からないけど、ありがとう。」

「…べ、別に…大した事ねぇし。」

ほわほわ

「凄いですね!!!」

「そ、そうか?よし、じゃあ、お前は、俺の子分にしてやる!!俺は親分だからな!何でも言えよ!」

「わぁ!ありがとうございます!!!」

「僕は、宮沢賢治といいます!武装探偵社の一社員です」

「僕は、谷崎潤一郎です。同じく、武装探偵社の一社員です。」

「私は、武装探偵社で、社長を務めている。福沢諭吉だ。」

「僕は江戸川乱歩だよ〜!僕は世界一の名探偵!!よ〜く覚えときなよ!!」

「妾は与謝野晶子だよ。武装探偵社の専属医さ。」

「ゔぅ…」

「おや。患者を先に優先しなきゃね。」

「あ?もう助からないだろ。」

「「「「まぁまぁ。」」」」

「皆ンな瀕死だね?

ーーー異能力 君死給勿ーーー」


「…治ってる…」

「治ってるぞ!!」

「す、凄い!!!」

わあぁぁぁあい!!

ガサッ

「あ、伊之助!」

「権八郎!紋逸!」

「敦さん!」

「国木田さん!」

「太宰。」

「…ポートマフィアまで…」

「まぁまぁ。さっき迄共闘していた訳だし、此処は仲良くいきましょう。」

「…そうですな。」

((増えた…))

ー説明を受けるー

「…此方の世界も…大変だな。」

「ま、僕には解ってたけどね〜」

「流石乱歩さんです!」

「後は、此方は禰󠄀豆子だけですが…」

「私達は中也君と紅葉君だけだね。」

「僕達も鏡花ちゃんだけです。」

「探しに行きましょう。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ザンッ

ザンッ

「切っても切っても…再生する。」

「これじゃあキリがないのぉ。」

「姐さん。鏡花。下がっててくれ。

ーー異能力 汚れつちまつた悲しみにーー」

ズンッ

「「?!」」

「…ッでも、こんなんで俺たちは倒せないぜ?」

「というか、なんで人間なのに、血気術が…使えるんだ?」

「?血気術?変な事云うな…」

ザッ

「んー!んー!」

「?なんだ?此奴。」

「鏡花と同じくらいの歳かの?」

「竹を咥えてる…不思議。」

「んん…?んーんん!」

「何言ってんだ?此奴。」

「でも、協力的。敵ではない。」

「そうみたいだな。」

ガサッ

「禰󠄀豆子!!」

「ねずこちゅわ〜ん!!無事だった??」

「取り敢えずこの鬼の首を…」

ザンッ

「うわ、最悪。蛞蝓なんて鬼にやられて死んでれば良かったのに。」

「あぁ?!んだと?!青鯖!」

「はいはい。今日も私の狗はキャンキャンと…元気だネェ」

「俺は狗じゃねぇ!!」


「あっちはいつも通りみたいだね。」

「鴎外殿。無事でしたか。」

「あぁ。あの子達のお陰でねぇ。」


「敦。」

「鏡花ちゃん!大丈夫?怪我はない?」

コクッ(鏡花)

「そっか。良かった。」


「怪我人は無しかい。つまんないねェ。」

「与謝野さん。怖いこと言わないでください…」

「何なら僕が爆弾で…」

「やめろ。」

ー説明ー

「ふーん。そういうことだったのか。」

「中々大変じゃの。」

「でも、帰る方法は?」

「それが、よく解っていないのだよ。」

「困りましたね…」


「カアァァァア!カアァァァア!」

全員「??!!」

「其処にいる者どもを産屋敷に連れて来い!!全員、連れて来い!カアァァァア!」

「鎹鴉からの伝言だ。」

「産屋敷に??一体何故…」



次回 産屋敷へGO!!

好評だったら頑張ります。

next→♡100

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