シオドール殿下は嫌がり、わたしの胸を押す。
わたしは床に倒れる。
なんて力なの……野獣化してるから?
幸い胸の骨は折れていない。
だけどもう一度抱き締めにいき、
もっと強い力で押されたら今度こそ胸の骨が折れてしまうかも……。
「うあ……」
シオドール殿下が苦しみ出し、ふさふさの長い尾が生えていく。
弱気になっている場合じゃない!
自分の体のことなんかもうどうなったっていい!!
わたしは尾が完全に生え苦しんでいるシオドール殿下をもう一度必死に強く抱き締めにいった。
「シオドール殿下っ……、落ち着いて下さい!」
「大丈夫です……!」
「わたしを抱き締めて!!」
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