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ゆんしょ
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のんびり、ぼんやり過ごしていた、たまに大介に踊りを教えて
翔太 何時までもここにいてもな
そんな事を考えていると何やら騒がしい
大介 翔太さん!!大変だっ!!
大介が慌てて駆け込んて来る
翔太 なんだよ騒がしいな
大介 あの人が!!涼太さんがっ!!
翔太 涼太?涼太に何があった!!
大介に連れられて屋敷の玄関へ行くと
翔太 涼太!!
そこには顔に布を巻かれた涼太が横たわっていた
翔太 なにが…あった…
深澤 コイツ、アレからも遊郭に来てたんだよ
お前を探して
翔太 だからって何故こんな…
深澤 今日家の…親が連れ戻しに来てな、大喧嘩をしたんだよ
翔太 あの親父さんとか?
深澤 夢の事、お前の事話したら親父さん激怒してな…無理矢理連れ帰ろうとしたら火箸で…
岩本 自分で!?
深澤 ああ…夢を…お前を諦めるくらいならって
自分に押し当てた…
翔太 そんな…なんでそんな馬鹿な事を…
大介 それで…親父さんはどうしたの?こんな息子をほおって行ったの?
深澤 ああ…歌舞伎者は顔が命だ…もう知らんと
大介 そんな…
深澤 親が帰ったら気が抜けたんだろうな、その場で倒れたんだよ
蓮 そりゃこんな火傷すればそうだろ
翔太 馬鹿野郎…ほんとに馬鹿だ…
横たわる涼太を抱き締め涙が溢れた
俺が借りてる部屋に涼太を運んでもらい医者に
診てもらった
額から目尻までの火傷の跡
「残念ですが、跡が残るでしょう」
そう聞いて俺は愕然とした
涼太の綺麗な顔に傷が残るなんて…
涼太の手を握り涙が出てくる
翔太 馬鹿野郎…俺なんて諦めればいいんだよ
涼太 馬鹿って…酷いよ
俺の手を握り返した涼太
翔太 気が付いたのか!?
涼太 翔太…会いたかったよ
痛々しく微笑む涼太
翔太 なんでこんな事したんだよ!!
涼太 お前を諦めさせる為に…親が縁談を持ってきたんだ
翔太 お前の幸せの為だろ!
涼太 好きでもない人を嫁には出来ない…その女性にも失礼だよ
誠実な涼太らしい思い
翔太 でも…だからって…こんな…
涼太 親に諦めさせるにはこれしか無かったんだ
翔太 それでもっ…お前の綺麗な顔が…
涼太 料理人と踊りだけなら出来るさ
翔太 そこまでして叶えたい夢なのか?
涼太 ああ…翔太と一緒にね
翔太 お前の親の夢は?家の血筋は?
涼太 親の夢…それは俺を跡取りにする事だけど
俺は自分の夢を取りたいし、跡取りは妹にお願いしてきた、親父の弟子と恋仲だし
翔太 俺はお前から逃げたのに…
涼太 でも絶対見つけるって決めてた
翔太 ホント馬鹿だな…
涼太 うん、俺翔太の事になると馬鹿になるんだよ、だからもう俺から逃げないで
翔太 次逃げたら死にそうだな
涼太 そうかもね、翔太…俺とずっと一緒にいて
翔太 ずっとって…嫁にでもするつもりかよ
涼太 うん、俺のお嫁さんになって
前の俺なら男が嫁になんてなれるか!!って
思ったんだけどな…
大介や深澤を見てたらそれもいいかと思える
翔太 俺を嫁にすると面倒くさいぞ
涼太 知ってるよ
翔太 なんだよそれ、酷えな
二人で笑いあう
涼太 ね、なってくれる?今は無一文で苦労させるかもしれないけど
涼太 お前はぼんやりして目が離せねえからな
仕方無い、なってやるよ
涼太 ありがとう、翔太
俺の頬に手を寄せる
その手に自分の手を合わせる
そして俺は涼太に口付けた
コメント
3件
好きぃ〜💘
涼太のあまりに真っ直ぐな覚悟に、胸がぎゅっと締め付けられました……自分の顔を傷つけるなんて、それだけ翔太への想いが本物だったんだなって。翔太が「逃げたら死にそうだ」と笑いながら受け入れる場面、泣き笑いが込み上げました。最後の口付けで、ようやく二人がひとつになれたんだなと感じられて、とても温かい気持ちになりました。