話は続いておりません。別の話として見てください。
出てくる人↓
青井らだお
ハクナツメ
ウェスカー
※今回ナツメさんは警察をやめアンブレラに入っています。
↓こっから私が決めた話の内容。
そして話の内容は捏造なので本来はこんなことないと思います。
でもこんな事があったらということで書きました。
らだお「またあんたに会えなかった、」
俺はずっと探してる。
警察をやめた彼を。
彼は何も言わずにいなくなった。
入ったのは餡ブレラだと聞いた。
俺は許せなかった。
あれだけ俺を止めていたのに。
彼が警察をやめて入って行った。
何も言わずにいなくなった彼への苛立ちともう一緒に仕事をできないという悲しい感情を持ち俺は探していた。
誰よりも早く事件現場に行き彼に会える日を待っていた。
でも会えない。
何日も何日も会えずに時間だけがたっていく。
俺の思いも日に日に増えていく。
ある日大型がおこった。
その大型は餡ブレラがやっていると俺は聞く。
俺は向かう。
貴方がいると信じて。
ピピッ
「大型終わったから解散〜」
そう無線が入った。
俺はまた会えなかった。
ヘリのサーマルで餡ブレラが逃げていないか見ているとひとつのみ光が見えた。
俺は捕まえるためそこに行った。
ナツメ「らだおくんじゃないか、笑」
ナツメ「あはは笑、こんなとこで会うなんてね笑」
そこには貴方がいた。
久しぶりに聞く声。
らだおくんと俺を呼ぶ声。
聞いただけでも感情が湧き出る。
苛立ちと悲しみ、それと同時にやっと会えたという思い。
彼は怪我をして座っていた。
もう動けないほどだった。
らだお「なんで何も言わずやめたんですか」
俺は問う。
ナツメ「らだお君達に言っても止めると思ったから、僕をやめさせないようにするでしょ」
らだお「そうですね、そうだったかもしれませんね、」
らだお「俺を置いて入ったのは餡ブレラですか、俺が勧誘された時やめるなと止めた癖に、自分が入ってるじゃないですか」
俺は積もりに積もった感情で話をした。
ナツメ「はは笑そうだね、そんなこと言ったね、」
らだお「それだけですか、言うことはそれだけなんですか、」
短い返しに俺はいらついた。
そして俺は銃を取り出す。
ナツメ「僕を殺すの?」
ナツメ「君は僕のこと殺せないでしょ?」
ナツメ「そうでしょ」
彼はそう言った。
それは多分本当のことだ。
だって銃を持つ手が震えている。
らだお「俺は俺を許せない、今震えてることも全部、貴方がギャングに入ったのが俺のせいかもしれないことも、こんな気持ちになってんのも全部全部全部、許せない。」
気持ちが高まる。
ナツメ「らだお君のせいじゃないよ、僕が選んだことだ、そして自分を許せ、僕を許すな 」
ナツメ「もう一度言う、君は僕を殺せない」
らだお「…」
カチャッ
俺は銃を構える。
らだお「最後に言い残すことは」
ナツメ「あは笑、らだお君らしいね、」
俺の名前を呼ばないで。
その声で。
その姿で。
ナツメ「そうだな、」
ナツメ「僕の事好きなんでしょ?」
らだお「ッ?!」
意外な発言に俺は驚く。
ナツメ「気づいてたよずっと」
ナツメ「僕も好きだよ、ずっと前から、ずっと好きだよ」
ナツメ「…そんだけ」
ナツメ「君は?君は僕のことどう思ってた? 」
らだお(知ってるくせに、わかってるくせに、…ずるいよ、)
らだお「…大っ嫌いですッ、」
俺は必死に本当の気持ちを抑える。
苦しいよ、苦しい。
涙を抑え感情を抑え俺は言った。
ナツメ「はは笑…君に殺されるなら本望だ、 」
バァンッ
俺は引き金を引いた。
ナツメ「…」
息はもう止まっていた。
彼の最後の顔はあまりにも綺麗だった。
俺は彼を放っておいたままそこから離れる。
俺は歩く。
ゆっくりと歩く。
彼に俺の声が聞こえなくなるぐらいまで離れる。
俺はストンとまるで急に足の力が抜けたみたいに座り込む。
らだお「ウグッ、グスッ…ッ」
らだお「ぅ゛ぅッあ゛ぁぁぁぁ゛ッ」
俺は号哭した。
さっきまで我慢していたものが俺の意識とは別にどんどん出ていく。
らだお「大っ嫌いッ、ぅ゛ッ大っ嫌いッ…嫌いッ、嫌い…ぅ゛ぅあ゛ッ」
俺は彼に向かった反対の言葉を口にする。
好きに決まってんじゃん。
大好きに決まってるよ、大好きだよずっと。
もう一緒に働けない彼に。
敵になってしまった彼に。
俺は心の中で叫ぶ。
大好きだと。
大好きだったと。
もう伝えられない彼に。
俺と貴方の話はここで終わった。
end…
そしてここからはもうひとつのお話。
僕は君に殺された。
殺されたというか何というか、まぁそう表現するのが適切だろう。
君は僕を置いていった。
僕はすぐに来た仲間に拾われアジトへ帰ることが出来た。
ウェスカー「どうしたナツメ?なにかあったか?」
アジトへ帰るとボスにそう聞かれた。
僕は嘘をつく必要もないと思い話す。
ナツメ「まぁ、はい、久しぶりに後輩に会いました。」
ウェスカー「そう、」
ウェスカー(らだおくんか…)
僕は淡々と喋った。
ナツメ「久しぶりに会った彼はもう僕のことをナツメさんと呼ばなかったんです、ただ僕のことを”貴方”とだけ言っていた。」
ナツメ「もう彼の言葉から声からその名前を聞くことはないと確信しました。」
ウェスカー「ナツメも彼のこと名前で呼ばないんだね」
ボスは気をきかせて名前を出さなかった。
ナツメ「はい、彼がそうしていたので」
ウェスカー「そっか、」
僕の言葉にボスはただ一言だけ言った。
僕は話を続ける。
ナツメ「ほんとは久しぶりに会って僕は嬉しかったのかもしれません。でも僕はもう警察ではない、仲間ではない、敵であることを彼を目の前にして実感しました。」
ナツメ「そして僕は警察に戻る気はないし今まで仲良くしてきた警察官でも僕は銃の引き金を引きます。」
ナツメ「あんな顔、初めて見ました」
ナツメ「あんな、とてつもなく心苦しくて痛く寂しい顔、見た瞬間、あぁそんな顔できるんだって思いました。」
ナツメ「心が無いと言われてきた彼にはちゃんと心があるってことがわかりました。」
僕はただただ話した。
彼との出来事について。
ウェスカー「…後悔してるか、ギャングになったこと」
ボスは少し時間を置いて僕に聞いた。
ナツメ「後悔、ですか、…してるかもしれません、」
ナツメ「それでも、僕が選んだ結果です、楽しいこともありましたし、後悔しない結果にしていきたいです」
ウェスカー「いい心構えだ、」
僕はアジトを出る。
慣れ親しんだ街。
これから僕はギャングとして生きていく。
その選択は変わらない。
僕は彼と最後に話した内容をボスに言わなかった。
僕と君だけの話にしたかったから。
君と話した最後の言葉は大っ嫌いだった。
僕はわかっていた。
君が僕のことを好きだと言うこと。
僕が好きだと言っても それでも君は大嫌いと言った。
少しの安堵と哀が僕を襲った。
僕だけがまだ君のことを思ってる。
end
ありがとうございました〜!!
書きたくて書いた話ですが書いていて心苦しかったです…
みなさんもおつかれさまです
ここまで読んでくれてありがとうございました
これからの作品ですがナツメさんは餡ブレラとしても警察としても書かせて頂きたいと思っています。
ただいつも最初に書いてあるとおり話は続いていないので他の話だと今回のは無になっていると思います。
ひとつの物語として見ていただければ幸いです。
では次のお話で↓
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