「鷹巣(たかす)が…“クソガキどもを抹殺するHP”の管理人?」
「そう、小雀(こがら)やそれにまつわる事件を記事にしたのも私ってこと」
自分が少年銀行強盗になるきっかけを作ったサイトの作成者が、
目の前にいる少女だった。
予想外すぎるあとりの正体を受け、累は眩暈すら覚えていた。
「嘘…だよな?」
「…真実よ。小雀の事件に関係するキミのお父さんのことや、
少年銀行強盗のこともぜんぶ…。そう、ぜんぶ記事にして公開した。
でも、まさか…こんな風に出逢うなんて夢にも思わなかった」
花の香りを乗せた春風が、累とあとりの間を吹き抜ける。
桜の蕾を荒々しく揺らすその風は、
残酷な事実を運び累の心をかき乱した。
だが、緊迫した空気を雲雀(ひばり)の無邪気な笑いが引き裂いた。
「あはっ、すごいなぁ!まさかこんな場所で、
有名人と会えるなんて思いもしなかったよ!」
「…私が有名人*****************
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