テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
第四話「酔った君と、本音トーク」
シェアハウス生活、四日目。
今日は特別企画。
“本音トークナイト”
リビング中央にカメラが設置され、
テーブルにはお酒とおつまみ。
🧡「よっしゃー!今日は語るでぇ!」
💛「康二、飲みすぎるなよ」
💜「お前酔うと静かになるからな」
💗「それw一番つまらんやつ!」
🧡「なんでや!俺はいつでもおもろいやん!」
⸻
開始30分後。
🧡「……」
静か。
やたら静か。
🤍「ほら来た」
💚「急に大人しくなるw」
💜「有名だよな、“向井康二、酒入ると面白くなくなる説”」
🧡「……えーー?」
❤️「いつもより声が半分だね」
💙「むしろ落ち着きすぎ」
🧡「……ちゃんとみんなの話聞きたいねん」
頬が少し赤い。
目がとろんとしている。
🖤「ちょっと待って、その顔ずるい」
❤「さっきまで騒いでた人は何処へ…」
⸻
トークテーマは
“この四日間どうだった?”
💜「いや、正直、楽しいよ」
💛「思ったより快適」
💙「料理うまいしな」
🧡「……だてさんのおかげや」
❤️「いやいや、こうじのおかげだよ」
🧡「俺は手伝っただけやし」
静かなトーン。
💚(なんで酔うとこんな素直なんだ)
🤍「康二は?リーダーとしてどう?」
🧡「……俺?」
少し考える。
🧡「ちゃんとできてるか、不安やけど」
🧡「みんながいてくれるから、安心して進められる…」
目がまっすぐ。
酔っているのに、やけに真剣。
⸻
そのとき。
目黒がぽつり。
🖤「……正直さ」
🖤「俺、ちょっと焦ってる」
💚「何が?」
🖤「この1週間終わったら、どうなるんだろって」
🖤「……離れたくないって思ってる自分がいる」
カメラは回っている。
でも誰も止めない。
🧡「……ん?みんなと?」
向井はきょとんとしている。
💜「それは、企画が楽しいって意味?」
🖤「……まぁ、そう」
視線が、無意識に向井へ向く。
💙(それだけじゃないだろ)
💛(おい、言うなよ)
🩷(康二気づくなよ)
でも——
向井はグラスを見つめながら言う。
🧡「終わらんやろ」
🧡「1週間終わっても、俺らは俺らや」
にこっと笑う。
🧡「形が変わるだけやん」
🖤「……」
⸻
空気を変えるように、佐久間が立ち上がる。
🩷「じゃあさ!康二に聞きたい!」
🧡「なに?」
🩷「この中で一番好きなのだーれ?」
全員「!?」
🧡「へ?」
🩷「リーダーとして答えて?」
💚(やめてええ)
💜(心の準備が…!!)
💛(佐久間はいつも唐突すぎるだろ)
🧡「……え〜……んーー…」
真剣に考える。
全員、息を止める。
🧡「……いや、選べへんやろ!」
安堵と落胆が混ざる。
🧡「みんなに決まってるやろ!」
嘘偽りのない笑顔。
メンバー全員萌死。
⸻
夜も更けて。
少し酔いが回った向井がソファにもたれる。
🧡「なんかさ、ほんまに…」
みんなを見る。
🧡「みんなのこと…だいっすきや…」
酔っているからか、少し照れくさそう。
💚(あぁ……反則)
💜(こんなの好きになるなって無理だ)
💛(もうごまかせない)
💙(伝えたい、この気持ち)
❤️(一生そばにいてくれ)
🖤(…絶対俺のものにさせる)
🤍(ちゅーしたい)
🧡「……なんで黙るん?」
🩷「いや……」
🩷「その……お、重いわ!!!」
爆笑が起きる。
空気が戻る。
でも。
それぞれの胸の奥に、
確かに火が灯った。
当の本人は——
🧡「……眠い」
そのまま寝落ち。
💙「康二〜…」
ほっぺをつんつんするが起きる気配はない。
カメラは静かに回り続けている。
つづく。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!