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なんで。
「れいな?」
返事がない。
とても悲しくて、とても嬉しい。
気持ちがこみ上げる。
青白くなった唇に人差し指をおいた。
「いまじゃ、ないよね…好き同士でしたいもん。」
横たわるれいなをハグしながら私も寝転ぶ。
冷たい。
ちがう。こんなの、れいなじゃない。私が好きだったれいなじゃない。
誰?
手をはなすと心細いけどれいなじゃない人とはいられない。
「れいな、好きだよ。」
「そうだね、光。あたしたち、大親友だね!」
ちがう。そうじゃなくて。
付き合おう。
なんでその一言が出ないんだろう。