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俺は福井 結翔。
高校2年生、みんなは俺のことを素直だなんて思っているかもしれないけどそんなんじゃない。
俺は人のことを信じられない、俺を虐待から助けてくれたコーチだってまた、裏切られるんじゃないかなんてことを思っている。自分から助けてを言ったくせに酷いだろ?俺はそんな人間だ。
裏切られたくない。嫌われたくない。
だからずっと笑顔でいなきゃ、ずっと明るく、俺の取り柄は身長だけ。だからみんなより頑張らなくちゃダメ。
結翔「鈍感か、結構抜けてる人なんだな!」
隼人「うひゃひゃwwwwやばいめっちゃ面白い!
結翔「はぁー?なんでだ!!!!????」
隼人「wwwwwまぁいいや、」
隼人「なぁ結翔、」
結翔「?」
隼人「お前は誰かを好きになったことねぇの?」
結翔「……ないよ、そんな事((ニコ」
隼人「そっか、」
好きそんなもの俺はわからない。わからないくせに、、多分きっと、
俺は愛が欲しい
結翔「ないけど、欲しいと思ったことはあるよ。抱きしめてもらいたいって思ったことはある」
隼人「….」
なんで、なんでそんな顔するんだよ、そんな悲しい顔。
結翔「まぁでも!俺お前のこと応援する!」
隼人「あ、あぁ。」
応援、か、、、
家到着
結翔「……」
まさやま「おい、ただいまぐらい言え!」
結翔「うぇ!?コーチ早くないですか?」
まさやま「何言ってんだ?お前が遅いだけだ」
結翔「は、はい」
まさやま「、、ただいまは?」
結翔「た、ただいま、」
まさやま「ん、おかえり」
「おかえり」言われたの初めてだ。こんな感じなんだな、変な感じ笑
まさやま「ちっと待ってろ、夜は俺が作る。」
結翔「ぁ、はい!」
ご飯中
まさやま「なぁ、」
結翔「はい?」
まさやま「お前、なんかトラウマ、とかあんのか?」
結翔「トラウマ?」
まさやま「なんか、これがたまらなく怖いとか、そういう、」
結翔「あぁ、特にはないですよ。あれが普通だったんで笑」
まさやま「ほんとか?別に遠慮しなくていいぞなんでも聞いてやる 」
なんでも?そんなこと本気で思ってるのか?俺は人を信じられない。コーチのことだって信じていない、話せるわけがない。
まさやま「、、お願いだ。もう、何も気づいてやれないのは嫌なんだ」
結翔「、、、」
話すなんて、怖くて無理だ。裏切られるのが、嫌われるのが、とてつもなく怖いから。たまらなく怖いから。
まさやま((頭を撫でる
結翔「ぇ、?」
まさやま「震えてる、大丈夫。あん時みたいに話してくれればいい。」
結翔「でも、俺あの時!なんか口が勝手に動いちゃって、なにがなんだか。」
俺にはあの時自分がなにをしたかったのかわからない。ただ勝手に何かが込み上げてきて、声をかけてしまったんだ。
まさやま「お前は、今何を思っている、何を欲している?それだけでいいから」
欲しいもの?愛が欲しい。なんでもいい。抱きしめてくれればいい。この冷たさをなくしてくれればいい。それだけで、けど、そんなのダメだ、俺はコーチのこと信じきれていない。相手のことを信用していないのにそんな事頼むのダメだ!ダメだダメだダメだ!
まさやま「すまん、飯の時に話す話題じゃねぇな」
結翔「ぇ、」
まさやま「、また後で話そう。」
結翔「はい。」
そうだよ、ダメなんだ。信用してない人なんかに愛が欲しいなんて言うのは、でも、なんで信用できないのかなぁ、コーチはきっと裏切ったりする人じゃないはずなのに、俺のこと助けてくれたはずなのに、俺は最低だな。
まさやま「なぁ、さっきのことなんだが、、」
結翔「はい、」
結翔「、、、トラウマって言ったらおかしいかもしれないけど、」
え?俺何言って、、違う!言っちゃダメ、!
結翔「人のこと信用するの怖いんです。助けてくれたコーチでも、」
ダメだってば、!なんでよ、、俺は俺は、!
助けて欲しいんだよね?
え?
抱きしめて欲しいんだよね?
けど、!それはダメ!!俺はそんなことされていい人間じゃ、
でも、そんなの俺、もう辛いよ、苦しいよ、もう自分を追い込まないでよ、
そんなことっ、!
お願いだから、一度でいいから話させてよ、お願い。
結翔「コーチ、俺『愛が欲しいです』
結翔「なんでもいい、この冷たさをなくしてくれればいい。」
ダメだってば!!
まさやま「そうか、ありがとうな。言ってくれて」
え?
まさやま「なぁ、やっぱ子供ってそんなもんだよなぁ」((抱きしめ
まさやま「俺、信用してもらえるようにがんばるから。」
結翔「いいの、?泣俺、コーチのこと信用してないんだよ?怒らないの?嫌わないの?」
まさやま「怒らないし、きらわねぇ、そんなの当然のことだ。」
あぁ、あったかい。
俺は、自分を追い詰めてしまっていたのだろう、俺は、傷ついてボロボロな自分を見て見ぬふりしたのだろう、言うだけでよかったのに。
ごめん、俺。
朝
まさやま「んぁ、朝か、」
まさやま「ん?」
結翔がまさやまに抱きついている状態
まさやま「カァ/////////!」
まさやま「おい!結翔起きろ!/」
結翔「んぁ?どぉーしたの、 コーチ」
まさやま「ぁ、いや//抱きつきすぎだ」
結翔「あぁ、ダメですか?((潤」
まさやま「っ!/////」
やばい可愛いッ!!
まさやま「って何思ってんだ俺!!!!」
結翔「コーチ?」
まさやま「あぁ、すまん。」
まさやま「と、とりあえず遅れないように準備!」
結翔「はい!」
準備終わり
朝練開始
コーチ「〜~ーーーー〜~ーーーーー〜」
部員「~ーー!」
休憩時間
結翔「コーチ!」
まさやま「おぉ、どーした?」
結翔「こう言う場合の時ってどう攻めるのが正解ですか?」
まさやま「そう言う展開だと、こうだな、」
結翔「なるほど!ありがとうございます!((ニカァ」
なんだろう、なんかこいつの笑顔前より純粋さ増してねぇか?//言うて可愛いッ!
って言うか俺何教え子にこんなこと、けど、、
結翔「コーチ!((ニカァ」
結翔「コーチ💢」
結翔「コーチ!!(((笑顔」
やっぱ、可愛い笑
隼人「なぁ、結翔」
結翔「んー?」
隼人「お前なんか、変わった?」
結翔「え?」
隼人「いや、なんか、吹っ切れたなぁーって」
結翔「あぁー、嫌なこともう全部どうでも良くなったんだ!((ニカッ」
隼人「っ!///」
やば好き、//
試合中
やばい、たのしい!笑なんかバスケ楽しい!
これ、この感覚忘れてた。俺はバスケが好きだったんだ!楽しくて楽しくて笑うの辛いどころか自然に笑っちゃうな笑
結翔「たーのしぃー((ニカァ」
まさやま「っ!」
隼人「っ!」
多分きっとその時全員が思ったと思う。